どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年7月30日(月)新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 ネギ塩ダレカルビ味焼そば」の実食レビューです。
実は私の周りでもコアなファンが多い定番品「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」なんですけれども、今回その変わり種で、オリジナルの「塩カルビ味焼そば」と食べ比べを行う予定だったのですが‥
塩カルビ味焼そばから変化球!!
なんとビックリ‥どの店舗に寄っても「塩カルビ味焼そば」が売ってないんです!え、廃盤‥?などと思ってメーカーの公式ホームページやネット通販サイトを確認してみたんですけど、いやいや余裕で絶賛発売中じゃないですか‥なんてこったい。とはいえ手に入らなかったものは仕方がないので、鮮度の下がらないうちに新作の「ネギ塩ダレカルビ味焼そば」を誠意レビューさせていただきます。
定番「塩カルビ味焼そば」の亜種と思われるカップ麺で、ネギ塩ダレという何とも魅惑的な響き。現行の塩カルビ味は切り胡麻をアクセントに瀬戸内産レモン果汁(レモン果汁のうち瀬戸内産レモン果汁30%使用)がオイル感の強いソースの味を引き締めてくれる構成で、「カルビ焼肉」をヒントに “焼肉屋さんに行って〆に食べたくなるような塩味系焼そば” を目指したレギュラーサイズのカップ焼そばとなっているのですが、ネギ塩からはレモン果汁や切り胡麻の気配が感じられません。
そういえば長い間「塩カルビ味焼そば」を食べていないので、ちょっと正確な比較はできないのですが、それだけに先入観なくレビューできるかなと。パッケージには「ネギの旨味」もポイントと記載されているので、そういった部分にも探りを入れながらビーフの指標にも注目しつつ、食べてみた感想をお伝えします。
「サッポロ一番」シリーズ新アイテム。
夏に食べたくなる“焼肉”をテーマにしたカップ焼そば。(「食@新製品」より引用)
めん
表面に張りがあり、適度なコシとしなやかさが特徴の、たれがよく絡み、食べ飽きのしない、ちぢれ細めんです。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
丸刃でカットされている少し平べったい形状の中細サイズで、適度に縮れた油揚げ麺です。食感はソフトで歯切れのいいタイプだったので、食べ応えのある麺ではありませんが、スナック的なチープさが伝統的とも言えますよね。おそらく平均売価は100円前後、高くてもコンビニでなければ購入価格は税込130円以内で済むはずなので、まぁこんなもんだろうと納得できると思います。
ただ、今回の味付けは地味に塩気が強かったので、少し麺がタレに押されているような印象を受けました。夏の暑い日に汗で塩分を失っている状態であれば適切な濃度になるかもしれませんが、デスクワークからの冷房が効いた部屋で喫食されると少し塩っぱいかもしれません。
たれ
ビーフエキスをベースに香味野菜を加え、香辛料で味を調え、ネギの香り豊かな、味わい深い塩味に仕上げました。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
たしかに葱油のような独特の芳ばしい香りが鼻を抜けますが、味覚に強く訴えてくる要素は食塩が優勢で、ビーフの主張は思っていたより大人しいですね。もっとこう、カルビらしく牛脂がガッツーンと攻め込んでくるヘッヴィィなテイストを想像していたのですが、ビーフの指標は脂ではなく肉の旨味に絞られているような雰囲気で、思っていたよりもシャープな印象を受けました。
塩気がキリッ、香辛料がピリッ‥と、夏に嬉しいキレを感じる反面、カルビらしい溶けるような重たさを望んでいると「塩ダレ主体 >> ネギの香り > カルビ?(ビーフ)」というバランスにギャップを感じてしまうかもしれません。
もし今回のテイストで牛脂が強烈だったら食べ終わる頃合いに軽く後悔しそうな仕上がりとも言えるのですが、含有量のわりにビーフエキスの効き方に起伏がなかったので、夏に食べたくなる “焼肉” をテーマにしたのであれば、もう少し荒々しくてもよかったかも‥などと思いました。いや、結果的なバランスとしてはコレくらいが食べやすかったんですけどねw
かやく
具材の牛肉のうまみとキャベツのシャキシャキとした歯応えの食感が相性抜群です。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
「ネギ塩カルビ味」というタイトルですが、あくまでも “特製調味だれ” の中にネギの風味が添加されているのであって、具材にネギは入っていません。パッケージにはカルビの上に刻んだ白葱が美味しそうに写っていたので、汎用性の低い微塵切りの白葱を入れてくれとは言いませんが、せめて何の気なしに入っている汎用の青葱くらいは入れてほしかったです。
で、先日に紹介した「日清のどん兵衛 肉そば」でも触れましたが‥
最近の新作カップ麺では “本物の” 牛肉が少し珍しくなりつつあるので、なんだか嬉しいですね。おそらく定番の「塩カルビ味焼そば」に使われている牛肉と同じ肉具材だと思います。でもって部位はカルビ‥かどうか不明なんですけど、言われてみれば脂身が多くてカルビっぽい‥かな?いや、雰囲気って大切なんですよ。ただですね‥
少ないわぁーーーッ!!w
いや、分かってますよ、お肉が高いことくらい。私だって子どもじゃありません。ですが、「カルビ味」と豪語するのであれば、もうちょっと気合を入れていただk‥あ、カルビ “味” ね。失礼しました(※「○○風」の法則を適用してください)。まぁでも拾って食べたらジューシーで、ちょっと幸せでした。キャベツも少なめでしたが、肉のコストを思えば納得せざるを得ませんね。でも、キャベツの甘味が塩気の強い味付けの中でオアシス的で、ある意味ちょっと牛肉より存在価値ありました。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
うーん、無難です。たしかに特製調味だれからは葱油っぽい香味を感じましたが、肝心のカルビは言うほど目立っておらず、ビーフの旨味もハイカロリーなカルビを想起させるにはサッパリしすぎてるんじゃないかなぁ‥って。もちろん夏に食べやすいテイストとしては結果的に後味のキレが嬉しかったんですけど、「ネギ塩カルビ味」なんて言われたら “それなりの覚悟” で手に取りますよね?
「塩ダレ」バッチリです。「ネギ塩」も分かります。「カルビ味」は‥うーん、私のカルビに対するイメージのハードルが高かったのかもしれませんが、まだ「ネギ塩ダレ牛ロース味焼そば」とか(別のハードルがスタンバってますけど)、「ネギ塩ダレ牛タン味焼そば」とか(そしたらレモンが欲しくなりますけど)のほうが納得できるかもしれません。そもそもカルビ(肋骨周辺の肉)って脂っこいイメージなので、豚脂ではなく牛脂を使ったほうが記憶に残ったと思います。
などと個人的には不完全燃焼に思えてしまったのですが、およそ平均売価は100円前後だろうと考慮して及第点としました。定番の「塩カルビ味焼そば」との差別化は明白なので、気分転換に食べ比べてみるのも一興かもしれません。
© Posted by taka :a
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