『三国志スリーキングダム 第44話』曹沖が西門で曹操を待った理由

曹操は、南郡から許都へ帰ろうとしますが、多くの諸将が南門で曹操を待っていました。所が、なぜか曹沖だけが西門で待って、父の曹操にその聡明さを賞賛されたので、曹沖が西門で待っていた理由について詳しく紹介しましょう。

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『第44話 曹操、華北に帰る』のキャスト

曹操が許都へ戻ろうとする中で、許都で静かに後継者争いが起きようとする『第44話 曹操、華北に帰る』に登場する人物と声優さんたちは以下の通りです。

  • 曹操(魏)/南郡と許都を気にかける丞相(声:樋浦勉)
  • 程昱(魏)/曹操を心配する軍師(声:小野健一)
  • 司馬懿(魏)/曹操に従う文官(声:佐々木勝彦)
  • 曹仁(魏)/南郡の守備に着く将軍(声:手塚秀彰)
  • 曹洪(魏)/曹仁と共に出立する将軍(声:高山春夫)
  • 曹丕(魏)/邪な気持ちを持つ曹操の長男(声:前野智昭)
  • 曹彰(魏)/曹操の息子にして剛の者(声:小林かつのり)
  • 曹植(魏)/曹操の行動に戸惑う子息(声:鈴木一敦)
  • 曹沖(魏)/曹一族の天才児(声:小松三夏)
  • 許褚(魏)/曹操に従う猛将(声:宝亀克寿)

『第44話 曹操、華北に帰る』のストーリー

司馬懿は、曹操に「以前の丞相は連戦連勝でしたが、今の状況であれば、自分でも重く用いられると思いました」と、居眠りをするふりをした理由を説明します。それに曹操は「何と傲慢な奴だ」と、その一風変わった考え方をする司馬懿にますます興味を持っていく事になるのです。

司馬懿に曹沖を託す丞相(起)

司馬懿は傲慢と言われますが「丞相の配下には傲慢な者もいれば、悪辣な者もいます。それを使いこなすのは、丞相は賢明であらせられるからです」と褒め称えます。曹操は「やはり司馬懿だな」と本人である事をさらに確認しました。

しかし、曹操は意外にも、司馬懿に「自分の子息の曹沖を補佐してくれぬか」と頼み込みます。曹沖と言えば、曹操の子息と言えども、わずか10歳。それに戸惑う司馬懿ですが、曹操は「天下統一は10年では足りんのだ。そう考えたら、2代、3代になってようやく天下を取れる。そうなれば、お前には曹沖を補佐してもらわねばならんのだ」と説明。

曹操は、数多くいる子供の中でも、特に優れている曹沖という天才児に期待していたので、これに司馬懿は納得して引き受ける事にしました。

曹操の容体が悪化(承)

曹操は許都へ戻る前に曹仁や曹洪たちに「私が援軍を送るまで南郡を死守せよ」と命令。そこへ程昱が「荀彧殿から急ぎの報告が来ました」と駆けつけてきます。それに青ざめる諸将でしたが、曹操は「人騒がせなやつよ、妻の出産が近いと。これしきの事、わざわざ早馬で知らせてきた」と笑います。それに諸将は安心して「おめでとうございます」と言って、曹仁と曹洪は出立しました。

所が、その後に曹操は倒れ込んでしまったので、程昱と許褚は「丞相!丞相!」と呼びけたら、何と曹操は「馬騰と韓遂が西涼軍8万で許都へ向かっているというのだ、頭が痛い」とうめきだしました。これに許褚は「何と」と驚いて、程昱は「我らが赤壁で大敗したので、虚をつこうとしているのです」と敵の動向を分析します。

曹操は「南郡の将兵に知られたら士気が下がって、さらに状況が悪くなる」と言って、今度の動向について、程昱や許褚に命令して馬車に乗り許都へ戻る事になりました。

荀彧の策謀(転)

荀彧は、部下から西涼軍が二手に分かれて、街道を通ってこない事を知らされます。これに荀彧は「そうか、街道を通らぬという事は丞相を恐れておるのだ」と笑います。そこで、荀彧は「敵の間諜はすでに許都へ来ているはずだ、城の守りを固めたら、6000しか兵数がいない事が発覚する恐れがあるので、今まで通りの守れ」と命令。

さらに、荀彧は「丞相が9日に許都へ到着する事を知って、南門で多くの者たちを並ばせて、丞相を出迎えるのだ」と言いつけます。その頃、曹丕は近習と共に夜道を歩いていたら、近くに蛇が出て来て、近習は「最近になって荀彧殿の馬が死んでしまったのですが、それは間違いなく毒ヘビの仕業なので、ご用心を」と教えてくれます。

その頃、荀彧は「丞相が許都へ戻るのは、実は9日よりも遅いので、大軍がすぐに戻ってくるかのように西涼軍に思わせるために、9日から南門で盛大に出迎えるのだ」と部下に命令して、その通り動き出します。

曹沖が西門に曹操が来る事を予測した理由(結)

曹操は行軍が止まっている時に、司馬懿に「なぜ足の裏は白いと思う?」と聞いて「分かりません」と答えられたら「それは常に隠れているからだ」と笑い出します。許都では何日も南門で曹丕や荀彧たちが盛大に出迎えようと待ち続けていて、ついに曹操の馬車が到着します。所が刺客が待ち伏せをしていて襲撃されてしまいました。

所が、馬車に乗っていたのは曹操の影武者で、曹操は西門を通る事を知らされて、曹丕は安堵します。所が、その西門では曹沖が待ち続けていて、曹操は「なぜワシが西門を通る事が分かった?」と尋ねます。曹沖は「南門で何日も配下が待っていたら、刺客は南門で待ち伏せをするので、南門を避けると思っていました」と答えます。

曹操は「それなら、北門または東門かもしれんぞ」と聞いたら「南門が最も守りが弱いので、そこをあえて通られると思いましたら。さらに南門の守りもじかに確認したかったのではないですか」と答えて、曹操や司馬懿はその聡明さに感服しました。はたして、数多くいる息子たちがいる中で、後継者選びはどうなっていくのでしょうか?

『第44話 曹操、華北に帰る』の感想

わずか10歳ながら天才すぎる曹沖が登場する『第44話 曹操、華北に帰る』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『第44話 曹操、華北に帰る』の残念な所

曹丕は、狡猾な男だったので、部下には「出迎える事は策略なので、荀彧殿の命令で出迎える必要がありませんと伝えるのだ」と命令しておきながら、自分だけは出迎える事にしたのです。これで、後継者選びに有利に立てるとほくそ笑む曹丕ですが、わずか10歳の曹沖に遅れを取ってしまいます。

そのため、西門で曹操は曹沖に「兄たちが南門で待ちぼうけしている間に、お前は賢いなぁ」と笑いかけていて、それを見たら「曹丕ださいなぁ」と思ってしまいました。兄亡き後の嫡男なのに、これでは後継者選びが難航する訳だなと納得してしまいましたね。

『第44話 曹操、華北に帰る』の見所

第44話の最大の見所は何と言っても、曹沖の聡明さですね。西門を通る理由を喋っている時は、関西人でもない私でも「ホンマかいな」と思ってしまいました。実際に、曹沖が聡明であるという逸話はいくつもあって、像の重さを測れる方法や、部下の命を救った逸話などがあります。

ただし、曹沖は文学を愛して性格の優しい人物だったので、仮に魏王になったとしても帝に禅譲を迫る事ができたのか?そこはすごく興味深い所ではありましたね。さらに、曹操が司馬懿に、足の裏が白い理由を聞きますが、これは後に大きなうねりとなって、魏や曹一族の命運を大きく変える事になるのです。

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