31日、舞台「メサイア-悠久乃刻-」が初日を迎え、出演者の井澤勇貴、杉江大志、長江崚行、山沖勇輝、橋本真一、山本一慶による囲み取材が行われた。

本作は架空の組織「警察庁警備局特別公安5係」に所属するスパイたち（目指すべき死に様を表し、通称 “ サクラ ”と呼ばれる）が、唯一心を通わせる事を許された「メサイア」と呼ばれる絶対的なパートナーのみを頼りにし、死と隣り合わせの任務に身を投じるストーリー。
独特の美しい世界観、男性スパイ同士の究極の友情を描く物語、美しく激しいアクションなど様々な要素が入り混じり女性を中心に熱狂的な支持を得ているシリーズだ。

今回はサクラ候補生である有賀涼（井澤勇貴）と加々美いつき（杉江大志）に卒業ミッションが与えられるが、非常な運命が彼らを襲う事となる。

囲み取材において、井澤と杉江は共に「遂にこの日が来た」と感慨深げ。
そして「たぎらせ過ぎず、冷静に、静かに闘志を燃やして行けたら。最後まで全員で走れるように頑張りたい（杉江）」とこの後の公演に向けての想いを聞かせてくれた。

また2人の後輩にあたり、サクラ候補生として前回より加わった御池 万夜役の長江崚行は「先輩が駆け抜けてきた道や背中を追いたい」と語り、柚木小太郎役の山沖勇輝は「（井澤・杉江の）道しるべを僕たちで作っていきたい」と卒業ミッションに挑む井澤・杉江への想いを口にした。

なお今回の大変だったことや自身の役柄が劇中において成長した事について聞かれると「こんなに大変な作品だったけ…と思う位だった。でも今回の作品でやっと人間らしくなれた」と語った井澤。

そして杉江は「加々美が色々な苦しい想いをする中、杉江大志として受け止める事に苦労した。演出家の方とも色々話し合い、皆さんの力を借りながら、何とか初日まで来ることが出来た。色々な事を経て『ありがとう』と思える気持ちを持てるようになったが、それをどう表現していくのか、楽しみにいていて欲しい」と明かしてくれた。

最後に井澤は「自分、周りの役者の皆さん、スタッフの皆さんを信じて、何の心配もしていない。みんなで一丸となって頑張りたい」と語り、杉江は「僕たちで1つの世代が変わる。シリーズを応援してくださっている皆さんに、メサイアというシリーズを応援してもらえるように、次に繋がる作品に絶対したい。必ず次へとつなげて、素敵な作品をこれから作っていってくれる後輩たちに、しっかり自分たちの背中を見せていきたい。最後まで応援をお願いします。」と2人とも真摯な表情で、強い意気込みを見せてくれた。

舞台「メサイア-悠久乃刻-」本日より東京・銀河劇場（天王洲）にて公演中。
http://messiah-project.com/yukyu/index.html