2018-07-30
超満員のお話:映画『カメラを止めるな!』
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音楽・映画 | |
くそバカの麻生太郎の家にほど近い(笑)松濤の『マニュエル』はオープンして10年以上経ってますけど、安くて美味しいのでいつも満員続き、以前は予約するのが大変でした。久しぶりに行った、この日もカップルからパーティまで様々な顔ぶれで満席でした。
仕事で関わっている友達から、首都圏のエネルギー需要を巡る東京ガスと東京電力の暗闘の話を聞いてたんだけど、ワインで酔っぱらって忘れてしまいました(笑)。東京電力は仮に原発が動かせなくても生きていけるように懸命に手を打っているようですよ。東電ですら、そうなんだから、なんでこの国は脱原発にためらっているのでしょう(笑)?
●順に干しタラのコロッケやタコのサラダなどの前菜、豚肉と浅利をワインとパクチーで煮たもの、プリン2種(焼いたものとアイスクリームにしたもの)。家庭料理ですがどれも相変わらず美味しかった。
さて、先週金曜日の『#0727杉田水脈の議員辞職を求める自民党本部前抗議』は行って良かった、とつくづく思いました。本当に多種多様な人が集まって、同じ思いをぶつけた抗議でしたから。ダイヴァーシティ(多様性)って勇気をもらえることだったんですね。
反響も大きかったようです。メインの時間帯のニュースではどうだか知りませんが、翌日のTVニュースや新聞でもそれなりに大きく扱われました。自民党前から議員会館までの歩道が人で埋まる超満員の状態に『革命が始まった』、『日本のストーンウォールではないか』(60年代末、NYのバーで警官がゲイを弾圧したことで起きた暴動。ゲイが社会的な運動を始める契機になった)のような声もLGBTQの当事者からは挙がっています。
杉田水脈議員の「差別発言」に抗議するデモに、なぜ5000人も集まったのか
従来 彼らの多くが政治的なことを避けてきたのは理解できます。差別をするなという当たり前のことに右だの左だの路線の違いなんか意味がありません。今回の抗議に加わった東京レインボープライド(GWに行われるLGBTQの祭典)には稲田朋美ですら参加しています。しかし今の自民党の連中にはそもそも基本的な人権を認めない連中が多数います。その判りやすい例が杉田水脈だったということに過ぎません。
●本来は自民党もこういう考え方が主流だったわけです。今は人間以下のレベルまで劣化している。
ボクは安易に『今が戦争前に似ている』と言いたくありません。自分が戦争を体験していないので、本当にそうか判らないからです。しかし危機的な状況ではあるかもしれません。いくら安倍晋三がバカでも、かってのような軍国主義が復活するとは思わないけれど(もっと陰険な形のものが出てくると思います)、政治家や国民の劣化で個人を押しつぶしていく風潮はどんどん高まっている。
金曜日は印象的なスピーチが多かったのですが、中でも大学で教鞭を取っているという林さんのスピーチは印象に残りました。
彼は今まで周囲の目が恐ろしくて、自分がゲイであることをカミング・アウトしていないそうです。でも今の状況だと『黙っているより、もっと恐ろしいことが起きる。』
そのあと、力強い口調で彼はこう言いました。
『私は、ゲイだ! それが、どうした!!私たちはここにいる!THIS IS PRIDE!!』、
『私は大学の教壇でずっと学生たちに「政治を諦めるな」って言ってるんです。「諦めたくなるような政治」はどうか終わりにして下さい。』
●感動的な全文をぜひ、ご覧ください。0727 THIS IS PRIDE!! ?林夏生さん(LGBT法連合会共同代表)のスピーチ全文掲載 - レインボーフラッグは誰のもの
●毎日新聞のビデオ、5分24秒過ぎから林さんのスピーチを聞くことが出来ます。
抗議:杉田議員辞職を 自民党前、LGBTなど4000人 - 毎日新聞
ゲイでもストレートでも、男でも女でも、右でも左でも、何でもいいと思うんですが、今はもう、そんなことを言っていられる場合ではない、と思います。政治というより、日本という社会の中で自分自身の存在をどう定義するか、という問題になってしまった。深刻な状況ではありますけど、そこにはまた、チャンスがある。レゾン・デートルなんて言葉は使う気ないですが、今問われているのは、自分自身の存在をどうするかという問題ですから。
●札幌での抗議(7/27)、大阪での抗議(7/28)
渋谷で映画『カメラを止めるな!』映画『カメラを止めるな!』公式サイト
廃墟で自主映画の撮影クルーがゾンビ映画の撮影を行っていた。37分1カットの長回しという無謀な作品だ。リアルさを求める監督の要求はエスカレートし、出演者や撮影クルーは疲労を隠せない。やがて彼らは本物のゾンビの襲撃を受ける、そんな映画を撮ろうとした人たちの物語(笑)
監督・俳優養成の専門学校が制作した自主製作映画。総予算300万円という低予算映画にも拘わらず、『面白い』との口コミが広まり、連日超満員が続いています。南海キャンディーズの山里亮太がラジオで『券が手に入らない』と嘆いていましたが、実際 ボクも朝10時に劇場へ行って午後2時の回が買えなくて見るのを一回 断念しました。公開以来 全72回連続満席だった、とのこと。公開劇場がやや大きい渋谷ユーロスペースになって、やっと見に行くことが出来た次第。そちらでも満席が続き、8月からは全国一斉公開。日比谷の東宝シネマで舞台挨拶がある回、約500席はたった3分で売り切れたそうです。ちなみに同時期に日比谷でやっている「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は『カメラを止めるな!』の製作費では2秒しか撮れない(笑)。監督・脚本・編集はこれが長編第1作の上田慎一郎、俳優は無名の俳優ばかりです。
●6/23封切りは定員80人の新宿K'Sシネマ→7/14から定員約150人の渋谷ユーロスペース→8月3日からTOHOシネマズ日比谷や新宿という大メジャー劇場で公開。こんなことは前代未聞です
新人監督のデビュー作が、連日満席の大ヒット!『カメラを止めるな!』が“感染拡大”する理由(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース
●全国の公開館リスト。しょうもない大作を見るより、はるかに面白いです。ゲラゲラ笑えて、心が温かくなります。
映画はゾンビ映画の撮影風景から始まります。正確にはゾンビ映画を撮影しているかに見えて、実際のゾンビ映画になっていきます。それが冒頭の37分間。その映画の出来も良くないし、何よりボクはホラーは嫌いなので、あんまりおもしろくない。
●冒頭の37分間はしょうもないゾンビ映画の撮影風景です。うまくいかない撮影に監督一人がぶちぎれています(1枚目中央)。この人 名演だと思いました。
ところが、37分が過ぎてからが、この映画の始まりです。ここからが圧倒的に面白い。ネタばれになってしまうので書けませんが、ゾンビ映画に見せかけた、映画製作物語でもあり、笑ってほろりとさせるホームコメディでもあります。無名な俳優さんばかりですが個性的な登場人物が揃っています。そして出演者 誰にも見せ場がある優しい視線を持っている映画でもあります。
●なぜ、こんなしょうもない撮影をやっているのか、徐々に種明かしが行われます。
日本映画は予算が少ないからダメ、とは良く言われます。でも、漫画やTV番組の映画化じゃなくても、タイアップもスポンサーもなくても、スターが出ていなくても、お金がなくても、良く練った脚本と俳優さんの演技があれば、充分完成度が高い映画が撮れる、ということをこの作品が証明しています。ホントにハリウッドに負けないくらい良くできている。
●出演者も無名の役者さんばかりですが、実に適役ぞろい。設定がいかにもあるある、です。例えば吉本から衛星テレビに出向しているプロデューサー(右)とかエーベックス出身のディレクター(中央)とかのキャラを容易に想像出来ちゃいます。。
●監督の娘
●ヒロイン役のこの娘もいい味出してました。
立ち見が出ている客席はずっと笑いの渦でした。下手な大作をみるより遥かに面白いです。ゲラゲラ笑って、謎解きの快感に浸り、最後はほろりとさせられる。機会がありましたら是非。今年のベスト10に必ず入ってくるであろう傑作です。ネタバレに成っちゃうから、それくらいしか感想書けません(笑)。
- 27日は普段集会に来ない人ばかりが集まったのが良かったです。予定調和になりようがなく、ただ個人が自分の存在を主張したからです。林さん、あの場で初めてカミングアウトしたなんて、なんて素敵なことと思います。
- 「諦めたくなるような政治」がどんどん強まり、そうさせてしまう世の中の空気に絶望的になりかけていたけど、27日の現場の熱さを知り、素晴らしいスピーチを聞き、またちょっと希望が持てました。諦めないぞ!
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- 2018-07-30 M14の追憶 3/57 5%
「政治家をセンセーと呼ばずに「僕」と呼ぶ運動」。
言葉の力を信じて、地元から始めます。
主権がどこにあるのかを確認する戦争です。
その話には後日談があったのを先週本で読んだばかりです。天皇は山本の手紙を受け取り、なおかつ下村のそういう発言があった直ぐ、自ら栃木の田中正造の記念館に出かけ、当時 田中が直訴しようとした天皇宛の手紙を読んだそうです(鈴木邦男と白井聡の対談)。下村に対するアンチもいいところです。ボクは天皇制は支持しませんが、人間のレベルがこんなにも違うものなのか、と思わせる話でした。
ボクがこの映画を見たのは2週間前なのですが、先週末くらいからこの映画のことをワイドショーで取り上げ始めたのを見て、早く記事をアップしないと鮮度切れになる、と思った次第です(笑)。世の中の情報の流れはTVニュースの速報→新聞・ネット→雑誌→TVのワイドショーになってますので、早く載せないとやばい、と(笑)
この映画はゾンビ映画じゃなく、ゾンビ映画を作る人たちのコメディでした。家族の物語でもあり、組織の中で人間がどう生きていくのか、という話でもありました。最初の37分間のゾンビ映画以降はサイコーですので、もし機会がありましたらお勧めいたします。
代議士と話すような機会はめったにありませんが、連中を『先生』と呼ばない運動は良いですね。というか、おかしいですよね。なんで代議士を先生と呼ぶのか(笑)。医者や教師、会計士、弁護士などもそうですが、先生と呼ぶ価値があるような人の方が少ないですよね。で、たいていの人は内心ではそれを判っている。
確かに安倍晋三の日本語は空虚ですけど、国民の使っている言葉も案外空虚なものかもしれませんね。