谷口浩司の妻です。
乳癌を患って治療中なので皆様に直接対応が出来ないことを最初にお詫び申し上げます。
病気を患うまでは仕事をしていましたが、今は自宅から出たり出られなかったり体調次第の生活です。癌の療養のため主人は職場に近くに部屋を借り、二人の時間を多く取ることを優先してくれていました。
出来る仕事は自宅でするようにしていたため、仕事のミーティングもマンションにあるラウンジで行っており、私も仕事関係のことを直接見聞きする機会が多くありました。
そのため今回の逮捕・起訴には大変驚いています。
報道と私が知っていることがあまりにもかけ離れているため、様々な疑問が残されたまま谷口と佐野さんが起訴され、川端さんが逮捕されました。
事件の真相が知りたい、というのが私の率直な気持ちです。
そのための第一歩として自分から声をあげるためにホームページを開設しました。
写真追加しました 6.原子誠一と渡辺克也・総務省総務審議官
起訴された者(以下は私が直接知っている人だけに限定しています)
谷口浩司:羽田雄一郎政策顧問
佐野太 :文部科学省前科学技術・学術政策局長
臼井正彦:東京医科大学前理事長
逮捕された者:川端和明前国際統括官
事情聴取をされた者
A氏:羽田雄一郎政策顧問(肩書が谷口と同じですが主席顧問と呼んでました)
B氏:元衆議院議員
お問い合わせ先:mail@kojitaniguchi.com
疑問の前提
報道では、谷口は2015年頃に川端さんに宇宙飛行士の斡旋を頼み、2016年11月に宇宙飛行士の古川聡さんが東京医科大創立100周年記念で講演しています。翌年2017年5月10日には谷口、佐野太、臼井正彦の三者による密談があり、私立大学研究ブランディング事業が11月に採択され、2018年3月には裏口入学となっています。
2015年から2018年まで3年間、谷口は東京医科大学のために不正な仕事を続けたことになりますが、谷口個人、関連する会社、組織のいずれも東京医科大学やその関係者から1円のお金ももらっていません。また、契約書や覚書等も作成されていません。
これは特捜の捜査でもはっきりしていることです。
事件が本当にあったならば、誰がお金をもらっているのですか?
1.吉田統彦衆議院議員の存在:20180723
報道では、谷口浩司が佐野太局長と臼井理事長を事件のために紹介したとなっていますが、実際の紹介者は立憲民主党の吉田統彦代議士です。
吉田代議士が谷口、佐野太、臼井正彦の三人引き合わせたのは2014年6月24日であり、それ以降定期的に食事会をしているため、2017年5月10日の会食だけが特別視されて受託収賄事件の現場とされるのは非常に不自然なことだと思っています。
2017年10月20日の衆議院選挙以降は、吉田代議士の当選直後ということもあり食事会は頻繁にあったそうで、私立大学研究ブランディング事業採択時期とも重っています。
吉田代議士も「この事件が本当にあるのならば自分が中心的な役割をしたと勘繰られるだろうな」と言っていました。
吉田代議士と谷口とは親友関係であり、2014年選挙、2017年選挙ともに選挙参謀的な役割を担っています。そして、吉田代議士は谷口の無罪を固く信じて応援してくれています。
A氏は「この事件に吉田先生の関与が無いのであれば、事件そのものが存在しない」と主張したそうですが、特捜には無視されたとのことです。
その後、谷口浩司、佐野太、臼井正彦の三人の関係による事件として起訴されました。
また、谷口は羽田雄一郎先生の秘書として活動してきたにも関わらず、「民間の悪徳ブローカー」としか報道されていません。政治関係者だと特捜にとってマイナスになるのでしょうか。
2.羽田雄一郎先生と佐野さんの逮捕直前ミーティング:20180724
2018年6月下旬、羽田雄一郎先生、佐野太氏、谷口浩司、A氏の四人が赤坂の焼肉屋で会食し、2017年10月から続いていた特捜の捜査について佐野さんから説明を受けました。
谷口への捜査は2017年10月26日から始まっています。担当は特捜の田淵検事で、最初から「佐野太」について聞きたいと言われていましたが事件については語らなかったそうです。
事情聴取後、谷口から羽田先生に報告を上げ、佐野さんにも事情説明を求めています。
また、民進党代表選挙の時期に特捜の事情聴取が重なったことについてA氏が特捜に厳重な抗議をしたそうです。代表選直前まで羽田先生が代表となる方向だったそうですが、特捜捜査を懸念して辞退することになったみたいだと谷口が申し訳なさそうにしていました。
その後、佐野さんから納得できる報告が無く、それでも特捜による周辺捜査が続いていたため、羽田先生やA氏、谷口が佐野さんに何度も抗議をしたということです。
2018年5月中頃、佐野さんから特捜の捜査が終結したという報告が急にありました。
「松野博一前文科大臣に呼ばれ特捜の捜査が終わったと告げられました。スパコン開発の補助金詐欺容疑で逮捕されている齊藤元章被告の事件について文科省幹部の関与を調べていたらしいのですが、斎藤被告が起訴されたので特捜の調査は全て終わったということです。」
羽田先生は、「松野さんが事情を知っているなら直接話しを聞きたいので、会えるようセッティングをして下さい」と佐野さんが同席した上で説明を受けられるように求めました。
しかし、佐野さんから「次官への就任が近いので、どうか松野前大臣への問い合わせは止めてもらえないか。自分が再度詳細に説明をすることで許してほしい。」と泣きつかれたことから、2018年6月下旬の会食となったのです。
A氏は事情聴取で上記のいきさつを詳しく説明し「文科省汚職事件に谷口は関係無い」と強く主張したそうですが、特捜は無視しているとのことです。(会食の日時、店名等の情報を特捜に提供済です)
羽田先生は谷口の逮捕後、「僕の代わりに行ってくれ」と7月7日公演『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』のチケットをくれました。
私は谷口の無実を信じ、途中で倒れても良いと思いながら宝塚まで行ってきました。
宝塚は羽田先生と私にとって特別な存在です。
3.佐野君の受験戦績(7戦6勝):20180725
佐野家と谷口は私も含め家族ぐるみの付き合いをしています。現在も緊密に連絡を取り合い励ましあっています。羽田家、佐野家、谷口家が参加するバーベキュー大会も去年の今頃、羽田先生の誕生会を兼ねてやっています。この事実は羽田先生も神宮花火大会の時に佐野さんと一緒でしたと報道で認めています。
谷口は貴憲君の高校時代から進学相談を受けていました。貴憲君は高校野球で活躍していましたが、谷口もラグビー選手だったため、スポーツ選手としての進学アドバイスは役立ったようです。
報道では、裏口入学があったとされてますが、貴憲君の医学部受験の一次試験戦績は7戦6勝です。東京医科大学と同じ偏差値レベルの医学部は全て合格しています。
難関クラスの慈恵医大も一次試験合格しています。第一志望の昭和大学医学部だけは落ちました。
以下に受験結果を公表させてもらいます。この結果が真実かどうかは特捜でしたら容易に確認出来たことだと思います。(特捜へ情報提供済)
1次試験合格校(受験日順/学校名/偏差値:医学部予備校プロメディウス参考)
1月25日 帝京大学 医学部(65)
1月28日 北里大学 医学部(68.5)
1月31日 東邦大学 医学部(69)
2月 2日 東海大学 医学部(68.5)
2月 3日 東京医科大学 (69)
2月 5日 東京慈恵医科大 (74)
2次試験合格
東京医科大学 二次試験合格
東海大学 医学部 二次試験合格
帝京大学 医学部 二次試験合格
※ 事件後数日で佐野貴憲君の顔写真や経歴がインターネットで拡散されてしまったので、あえて本名で書かせていただきました。自分なり簡単な大学から難しい大学に向けて受験日程を組み、難関校への合格を目指していたことが受験生の方なら分かると思います。
貴徳君が東京医科大学に進学を決めた理由は、硬式野球部のある大学に行きたかったからです。
4. 5月10日の録音データ:20180726
5月10日録音データは、谷口浩司が記録や議事録のために仕事中はずっと録音していたものです。
谷口は拘留期間中に録音を何度も聞かされ、間違いなく自分が録音したものであることを確認していたと弁護士から聞きました。
この録音データは検察に任意提出されたと弁護士から聞きましたが、提出者は谷口の実兄又は実兄が勤めるアイシン共聴開発株式会社だと私は考えています。
また、この録音データを谷口元に渡したのは私です。
谷口浩司の録音データは私が毎回チェックをして、チェックの終わったデータから谷口元に渡していました。私の体調が悪化した時には谷口が直接実兄に渡していたこともあります。
そのため、全てのデータ管理は谷口元がしています。
谷口は、「なぜこの録音で逮捕されるのか分からない」と弁護士に伝えていました。
録音データが何者かによってアップされたとニュースでやっていましたが、この録音データを持っているのは、私が知っている限り実兄の谷口元(はじめ)、アイシン共聴開発株式会社、東京特捜の3者だけです。
5.お金を出したのはアイシン共聴開発株式会社 日高正人社長:20180726
NHK報道で、「前局長は、谷口元役員と家族ぐるみのつきあいがあり、飲食の接待のほか、ゴルフバッグの提供を受けたこともあったということです。」とありましたが、飲食費の接待等がもし本当にあったとしたら、その支払いは全てアイシン共聴開発株式会社によるものです。
私たちのマンションもアイシン共聴開発株式会社で契約しました。社長の日高正人氏も同じマンションに住んでいました。
アイシン共聴開発株式会社での役割分担は、顧問の立場で谷口浩司が新規事業開発を担当し、実務担当として実兄である谷口元が専務取締役に就任しました。
ゴルフバックは、日高正人社長が佐野太氏に誕生日プレゼントとして贈ったものであり、個人的なプレゼントになるので特に問題は無いだろうと谷口が言っていました。
日高正人社長と谷口と同じく顧問であった日体大OBの安河内氏はともに一般社団法人スポーツコンプライアンス教育振興機構の社員を兼ねてます。この団体は、NHKが懸命に取材している団体ですが、馳浩元文科大臣のブログ(2016年6月27日)にあるように、羽田事務所の谷口として大臣室に相談に行っており、全て適正な手続きを経て設立した団体です。
川端和明さんが逮捕された事件でも、「2015年8月~17年3月、コンサルタント会社の業務などで便宜を受けたいなどの趣旨であることを知りながら、谷口元役員から複数回にわたり、東京都内の飲食店などで計約140万円相当の接待を受けた」とされていますが、もしこれが本当であるならば、やはり全ての飲食等の費用はアイシン共聴開発株式会社で支払われていると思います。多くの場合、日高正人社長が同行をしていたからです。
日高社長も同じマンションに住んでいたため平日は谷口と一緒にいることが多かったです。
※アイシン共聴開発株式会社は、NHKアイテックから資本と役員が入っているNHKの関連企業です。
6.原子誠一と渡辺克也総務省総務審議官:20180727(更新0730)
アイシン共聴開発株式会社の顧問には、原子誠一氏がいて月額50万円をもらっています。原子さんの連れてきた有園さんという方も50万円もらっているので、原子さんには合計月額100万円が渡されています。原子誠一さんは渡辺博道衆議院議員の私設秘書をしています。
原子誠一さんは、2011年6月にソフトウエア興行の脱税事件で特捜に逮捕されたことがあり、それ以来は特捜への情報提供者として太いラインがあると自慢をしていました。
原子誠一さんは日高社長と銀座によく飲みに行くのですが、原子さんが総務省総務審議官の渡辺克也氏と懇意にしていた関係から、渡辺さんが同行することも多いと谷口が話していました。谷口も渡辺さんの席には何度か一緒したことがあるそうです。また、渡辺さんに頼まれて、美酒塾にて羽田先生との会食をセッティングしています。谷口も一緒でした。
原子誠一さんは渡辺さんが電波部長の時にDOCOMOを紹介してもらい、そのDOCOMOからの紹介で株式会社ミライト、株式会社協和エクシオ、日本コムシス株式会社に営業に行っていました。うち数社とアイシン共聴開発株式会社は契約していると聞いています。
どのようなことでも特捜が違法と言えば違法になりそうなので、上記の取引が特捜からみて違法か合法かは分かりません。
渡辺審議官も電波部長に違法な紹介はしないでしょう。(特捜に情報提供済)
渡辺克也さんと川端和明さん。同じお店の同じ席ですが別々の日に会食しています。
渡辺克也さんと川端和明さんの二人が同席する会食もあったと聞きました。
川端さんと銀座にご一緒する時はチャーリー渡辺さんになるそうです。
総務省 渡辺克也さん + 原子誠一 = 逮捕されない
文科省 川端和明さん + 谷口浩司 = 二人とも逮捕されました
谷口浩司 + 原子誠一 + 渡辺克也 + 川端和明 = 4人の会食
全員逮捕ですか?
7.一番、家族ぐるみで付き合った官僚:20180728
報道では、佐野さんとも川端さんとも谷口が家族ぐるみで付き合い、その関係に付け込んで今度の事件を起こしたように書かれていますが、私の記憶では家族ぐるみで一番仲良く付き合っていた官僚は、経済産業省の伊藤政道さんです。資料が押収されてしまったので詳しくは分かりませんが、明治大学に教えに行っている伊藤政道さんです。
会食の回数は2年ほどで100回をゆうに越えており、金額も140万円を越えているのは私も一緒に会食していることと、毎週のようにマンションのラウンジで食事をしたので確かなことです。また赤ちゃんの出産時にベビーカー等もプレゼントしています。
伊藤政道さんの奥さんである「伊藤きわ」さんが、原子誠一さんを紹介してくれました。
伊藤きわさんは(旧姓 熊谷)、野田佳彦元総理の秘書をしていました。野田佳彦氏に大樹総研の矢島義也会長を紹介したのも、きわさんが紹介したのだと本人が言ってました。また、20年くらい前に矢島さんとも付き合っていた時代があったとのことですが真偽は分かりません。
原子誠一さんのソフトウエア興行事件のことも良く知っており、原子さんは拘留中に証言を一切拒んだので、野田佳彦は原子さんのおかげで総理になることが出来たようなものだと、原子さんのことをとても有能だと自慢していました。
8.読売新聞の社説(7月27日)を読んで:20180729
読売の社説には「佐野被告も、谷口被告から接待を受けていた。特捜部には、癒着の全容解明を求めたい。文科省も、科学技術行政などに影響がなかったか、調査を尽くすべきだ」とありました。読売新聞は掲載されていた写真を見て「佐野被告も、読売新聞から接待を受けていた。特捜部には、癒着の全容解明を求めたい。読売新聞も、取材や報道に影響がなかったか、調査を尽くすべきだ」と自社のことを書けるのでしょうか。
写真は2017年11月9日のものです。私立大学研究ブランディング事業採択日の2日後のことです。
取材活動ですか?
不正な癒着ですか?
記者と官僚の飲食は珍しくないのですが、疑惑にしようと思えばすぐ疑惑になってしまいます。
9.日高正人社長の重要性:20180730
川端さんが逮捕された26日夜「5.お金を出したのはアイシン共聴開発株式会社」を公開しました。
その後、「電気通信工事会社が関与」等、アイシン共聴開発株式会社を連想させる報道が急に出始めました。
27日までは「コンサルタント会社に便宜を図るなどした見返りに」谷口浩司容疑者が接待をしていた、というのが定型句で、それ以外の企業の存在は全く書かれていません。
<文科省汚職>受注希望業者も同席 前統括官に便宜依頼か
7月29日(日) 2時0分-社会(毎日新聞)
「関係者によると、この業者は西東京市に本社があり、無線設備や火災報知機の取り付けなどの業務を扱っている。同社には以前、谷口元役員の兄が在籍しており、元役員とも密接な関係があったという。特捜部は、この業者からも任意で事情聴取している模様だ。」
特捜部は、この業者からも任意で事情聴取している模様だ、と報道されたのが特に不自然です。
「アイシン共聴開発株式会社」の任意事情聴取が今頃はじまる理由が分かりません。
当ホームページで公表したから特捜に社名が知られたわけではないからです。
これまでは隠す必要があった、と思っています。
そうでなければ、谷口と佐野さんが逮捕された時に、日高正人社長への家宅早々と事情聴取が始まっていたはずです。
次章は、私がそう思う理由です。
10.日高社長はいつも主役級:20180730
佐野さんのゴルフにも、川端さんの会食にも、議員のクラブ活動にも日高社長が同行します。
日高社長は、大物政治家との飲み会に行っても、酔うと中央席に陣取るため席次にうるさい政治家の前には出せない、と谷口が困っていました。
特捜は以下の写真と同様のものを多数押収しています。
酔うとオラオラになる日高正人社長(2015年7月)
少し酔っているだけなら控えめです。
酔ってなければ中央席は先生に譲ります
ペアルックでディズニーランド(2016年8月)
2017年5月28日
2017年6月18日
2017年7月16日
これらのゴルフは接待でなく、休日のスポーツ活動であると特捜にも理解されています。佐野さんのプレー代はもちろん自己負担です。
しかし、谷口、佐野さん、臼井さんの密談があったとされる5月10日以降、毎月この4人でゴルフに出かけていることも事実です。
谷口の関係者の多くが家宅捜査や事情聴取を受けていますが、日高正人社長にはありませんでした。
7月29日(日) 2時0分-社会(毎日新聞)の報道にあるように、このホームページに社名を掲載された後に任意聴取が始まっています。
報道の皆様に聞きたいです。
なぜですか?
これまでの活動(応援してくれている先生たちの写真をアップしていきます)
長年、政治家の秘書や政策顧問として活動してきており、政治ブローカーや霞が関ブローカーではないことを知ってもらおうと先生方の協力を得てアップしました。「谷口が民間人で官僚の間を跋扈するブローカーでないと公判は無理なのだろう」と報道を見て分析している人もいます。
応援してくれる先生がどんどん増えています。
ありがとうございます。
写真は一時休載させて頂きます。