ども!さとる(@satorism0321)です!
このイラスト、よく見ると「手と足」が揃っちゃってる。失敗したね!こんな風に走る人、あんまりいないね!いないよね?
それはさておき、これはぼくが15歳頃まで飼ってた犬との思い出を描いたものだ。愛犬のことについては、違う記事でまた書きたいと思う。
さて。
よく知られているように、世間には「犬派・猫派」という二大派閥があるらしい。
ぼく個人としては、どっちも可愛いから白黒つける必要はない!って思うんだけど、どっちか選べって言われたら、犬を飼ってる身でもあるしやっぱ犬かなぁ・・・と思う。
今回はそんな犬好き必見の映画をご紹介しちゃうぞ!!
大好きな飼い主に会いたい!
『僕のワンダフル・ライフ』(原題:"A Dog's Purpose") 2017年アメリカ
オススメ度:★★★★★
ラッセ・ハルストレム監督作品。
50年の間に何度も転生を繰り返し、大好きだった最初の飼い主の元へと帰っていくワンコの物語。
まぁそれだけの話っちゃそれまでなんだけど、いい映画なんだ。
動物を主役に据えてる時点で、
泣かせにくるズルい映画
だということは分かって頂けると思う。
んむ。
犬好きなら観てて楽しいだろうし、一度でも愛犬の死を看取ったことがある人ならばほぼ間違いなく泣く。
ぼくは最初の愛犬を失ったときのことを、この映画を観て思い出してしまった。
泣いた?
おまえの前では泣かんっ!!
ということでグッとこらえたけどね。
泣いてるところ見られたら笑われるもの(´⊙ω⊙`)
登場人物紹介
イーサン
本作の主人公であるワンコの飼い主であるイーサン。
左より、8歳をブライス・ガイザー、ココリコ田中10代をK.Jアパ、老年をデニス・クエイドがそれぞれ演じる。
デニス・クエイドだよ!!
ケヴィン・コスナー主演の映画『ワイアット・アープ』で演じた、ドク・ホリデイ役がめっちゃ好きだったんだよなぁ。
しかも吹替版の声優が大塚明夫さんで、もうめちゃくちゃカッコええんよ。これだけでも観た甲斐があった!!
ハンナ
左より、10代をブリット・ロバートソン、老年をペギー・リプトンが、イーサンが恋に落ちる女性ハンナを演じている。
10代ハンナの吹替版声優は、あの花澤香菜さんだぞーー!
演じたブリット・ロバートソン、わりと好み。ジョージ・クルーニーの『トゥモローランド』等に出ているらしい。今度見よう。
さとる的おすすめポイント
犬目線で物語は進む
この映画の主人公はあくまでも犬。
犬の感情が言葉として伝えられるので、それには賛否があるのかもしれない。
しかし、一度愛犬の死を看取ったぼくから言わせてもらえば、犬が「こういう風に思ってくれていたら嬉しいな」と感じたし、そうあってほしいと願わずにはいられなかった。
幸せな犬生(犬の一生という意味で)だったな、と思ってくれていたら救われる。
また、犬目線のカメラワークも見ていて楽しい。犬からは世界がこういう風に見えてるんだろうね。
ま、犬はモノクロに見えてるらしいけど・・・w
第1の犬生 / ベイリー
ゴールデン・レトリバーとして生を受ける。
正確には2回目の犬生になるんだけど、1回目は「転生すること」を観客に分からせるために開始早々輪廻をくぐることになるので、これを実質的に第1の犬生と呼んでもいいだろう。
ゴールデン・レトリバーという犬種については下記をどうぞ。
ゴールデン・レトリーバー(ゴールデン・レトリバーとも、Golden Retriever)は、イギリス原産の大型犬である。賢さ及び忠誠心を兼ね備え、穏和な性格の犬種であるためペットとして広く愛好されている。元来、水鳥猟でハンターが撃ち落とした獲物を陸地に持ち返る(=retrieve)役割を担う犬であり、合図に忠実に従い、俊敏に行動し、水草の生い茂る湖の中を遠くまで泳いで鳥を持ち返る猟犬として、何時間も猟場で活動することが可能な猟犬である。
引用元:Wikipedia
盲導犬としても活躍している犬種だね。
時代は1960年代で、キューバ危機の頃。ここで出会うのが、最愛の飼い主となるイーサンだ。
ベイリーを迎え入れる微笑ましいシーンにも関わらず、かつての自分と重ねて見えてしまって泣きそうになる(笑)
この後、イーサンが大学へ進学する頃にベイリーは他界するんだけど、ここがもう涙なしでは見られんのだよ(こらえたけど)。
昔飼ってた犬のこと思い出しちゃってもうね。
第2の犬生 / エリー
ジャーマン・シェパードとして生を受け、警察犬として活躍する犬生。警察官カルロスと共に行動する。時代背景は70年代頃だろうか。
転生した中では唯一のメスだけど、シェパードはやっぱりカッコいい犬だなぁ!
シェパードという犬種については下記をどうぞ。
ジャーマン・シェパード・ドッグ(ドイツ語: Deutscher Schäferhund 英: German Shepherd Dog)は、ドイツ原産の犬種。「ドイツの牧羊犬」という意味である。日本国内ではシェパードと呼称されることも多い。
この犬種は知的で忠誠心と服従心に富み、訓練を好む性格から種々な作業犬として訓練され、災害救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬など特殊訓練を必要とする作業犬として活用されている。また、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーと同様、介助犬または補助犬(盲導犬)としても活躍している。飼育下における平均寿命は10-12年。
引用元:Wikipedia
第3の犬生 / ティノ
ウェルシュ・コーギーとして生を受け、孤独を感じている女性マヤと共に過ごす。
ころっころしてる。超可愛い。短足なところが最高にイイ。
ウェルシュ・コーギー(英語:Welsh Corgi)は、犬の品種(犬種)。ウェルシュ・コルギーとも。
起源は曖昧な部分が多いが、数百年もの間、ウエールズの牧畜において関与してきた。「ヤード・ロング・ドッグ」という別称があり、体長がほぼ40インチ(ウェールズの1ヤードに相当)であることを意味する。
引用元:Wikipedia
あの短い足で牧羊してたかと思うと胸が熱い。ちょこまかと走っていたんだろうなぁ・・・
第4の犬生 / バディ
セント・バーナードかな?と思いきや、オーストラリアン・シェパードという犬種とのミックスだそうだ。
セント・バーナード(英: St. Bernard)は、スイス原産の犬種である。あらゆる犬種の中で最大級の体格を誇り、成犬は標準で体高が65~90cm、体重は50~91kgほどにもなる。過去最大の個体は、1970年にアメリカのミシガン州で誕生した「ベネディクティン・シュヴァルツヴァルト」号で、体高が99cm、体重は実に138kgに達したとされる。
引用元:Wikipedia
映画としては最後の犬生となる。3度の転生を繰り返し、ついに飼い主の元へと辿り着く。
セント・バーナードといえば、山岳救助犬としても有名。
人生という、大きな山を彷徨っていたイーサンを救うことになるので、セント・バーナードをチョイスしたことは実に感慨深い。
命の輪を巡る
輪廻なんてあるん?
「輪廻転生」とは、古代インドにおけるバラモン教(のちのヒンドゥー教)で考えられていた概念。
科学的に証明されてないから、または見たことがないからといった理由だけで、「存在しないも同然」と言い切ってしまうのは実に寂しい。
愛する者を失って心に傷を負ったものほど、「あって欲しい」と願うだろう。魂だけでも、ずっと寄り添ってて欲しいと思うのだ。
あるお医者さまの話がある。
多くの患者の死を見てきた彼にとって、「死」とは人生の終着点にすぎず、魂もあの世も全く信じておらず、バカにさえしていた。
しかし、ある日飼っていたペットが亡くなったときに、悲しみに暮れた彼は独り言で「天国でまた会おうな」と呟き、ハッとしたそうだ。
それが「ある」かどうかは誰も知らないし、そんなことは問題じゃない。
愛する者にとっては「あって欲しい」のだ。
愛するペットとの別れ
ぼくが15歳の頃まで飼っていた犬。そのことについては後日違う記事で書こうと思う。
犬であれ、他の動物であれ、家族として一緒にすごしてきたペットを失うことは本当に辛いことだ。
もっと遊んであげれば良かったとか、何かしら未練が残る。
ぼくに飼われて本当に幸せだっただろうか?
ちゃんと愛せていただろうか?
そうやって自問自答を繰り返すし、そもそも言葉が通じない以上は生きていたとしても知る術はない。
この映画では、そんな喪失感を経験した飼い主にとって救済ともなるものだと思う。
ベイリーの飼い主に対する愛情が言葉として紡がれ、あたかも自分が飼っていた犬が言っているかのようにダブって聞こえる。
ぼくがいずれあっちに行ったら、もう一度あいつに会いたい。
もう転生しちゃってたら悲しいけど。
最後に
ちょっと湿っぽくなっちゃったね!!
でも犬好きには是非とも見てもらいたい映画!
とにかくワンコが可愛いし、飼い主に会いたい一途な気持ちもまたいい。そしてホロりと泣ける。
展開としてはちょっと単調な部分はあるけど、いい映画でした!
最後に予告編をどうぞ!
楽しんで頂けたら幸いです!まったねーーー!!