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【大相撲】

稀勢・御嶽、土俵上がらず 夏巡業始まる

2018年7月30日 紙面から

朝稽古を見守る稀勢の里(左)と御嶽海

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 大相撲の夏巡業が29日、岐阜県大垣市総合体育館で始まり、8場所連続休場からの復活を期す横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=と名古屋場所で初優勝を果たした関脇御嶽海(25)=出羽海=の注目の2人は、いずれも朝稽古の土俵に上がらず、スローペースの滑り出しとなった。

 昨年の秋巡業以来、初日から巡業に参加した稀勢の里は、四股や付け人相手の立ち合いの確認などに終始。八角理事長(元横綱北勝海)からは「とにかく夏巡業で番数をこなして自信をつけることが大事。土俵を占領するくらいの気持ちでね」と復活へ、猛稽古の必要性を指摘されていた。

 鶴竜との横綱対決となった取組では、得意の左四つから寄り切る完勝。それでも、硬い表情で終始無言のまま、移動のバスに乗り込んだ。

 一方、御嶽海は「上を狙うからと変える必要はない」と“オレ流”調整を強調した。大関とりとなる秋場所に向け、スタミナ強化を巡業のテーマに掲げ、まずは真夏の暑さ対策に乗り出した。支度部屋を脱出し、風通しの良い廊下に陣取って「早い者勝ちですから」とドヤ顔だった。 (志村拓)

 

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