1.テーマ
大学図書館デジタルアーカイブの活用に向けて
2.趣旨
近年、国内でのデジタルアーカイブに関する動きが活発である。「知的財産推進計画 2015」に基づき、関係省庁等連絡会・実務者協議会において、各種コンテンツのデジタルアーカイブ構築と活用の円滑化に向けた関係機関の取り組みの方向性、さらに各アーカイブ機関が行うべきメタデータの取扱いや利用条件表示が議論された。その成果は、平成29年4月に報告書「我が国におけるデジタルアーカイブ推進の方向性」として公表された。 国立国会図書館では「ジャパンサーチ(仮称)」構想の検討が重ねられ、各種コンテンツのオープン化が一気に進もうとしている。
一方、大学図書館においては予算の縮減によって貴重資料の電子化が厳しくなり、既存のアーカイブも十分に活用されていない状況にある。デジタルアーカイブの動きを大きな枠組みで理解するとともに、今後の活用に向けて我々が今何をすべきか考える機会として本シンポジウムを開催する。
3.主催
主催 国立大学図書館協会
後援 大学図書館近畿イニシアティブ
デジタルアーカイブ学会
4.開催日時及び会場
(日時)平成30年10月19日(金) 13時 ~17時 (受付12時30分~)
(会場)神戸大学百年記念館(神大会館)六甲ホール
兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1
アクセス:https://lib.kobe-u.ac.jp/media/sites/2/Accessmap.pdf
5.対象
大学図書館関係者及びデジタルアーカイブに関心のある研究者・学生
定員200名
6.参加申込
参加希望者は、下記の申込専用サイトからお申込みください。
https://lib.kobe-u.ac.jp/h30_symposium/
※申込者にはメールで返信します。先着順で受け付け、定員に達した場合は、申込サイトを閉じることがあります。
※国立大学図書館協会加盟館からの参加を優先させていただく場合があります。
※シンポジウム終了後、希望者による情報交換会を開催します。定員は40名(先着順)、会費は3,000円(予定)です。当日情報交換会会場にてお支払い願います。
○参加申込期限
平成30年9月28日(金)17時
○問合せ先
神戸大学附属図書館(学術資料整備委員会デジタルアーカイブWG 井庭)
E-mail: kobelib-event1[at]lib.kobe-u.ac.jp (※[at]をアットマークに変更してください)
TEL: 078-803-5313
7.プログラム
12時30分 | 開場・受付 | |
13時00分 | 開会 | ■挨拶 森仁志 (名古屋大学附属図書館長、学術資料整備委員会委員長) ■趣旨説明 北村照夫 (神戸大学附属図書館事務部長) |
13時10分 | 講演1 | 「デジタルアーカイブ社会の実現に何が必要か?」 高野明彦 (国立情報学研究所教授、[内閣府知財戦略本部]デジタルアーカイブジャパン実務者検討委員会座長) |
講演2 | 「ジャパンサーチ(仮称)の目指すところ」 徳原直子 (国立国会図書館電子情報部電子情報企画課課長補佐) |
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講演3 | 「デジタルアーカイブの二次利用促進と著作権」 生貝直人 (東洋大学准教授、東京大学客員准教授) |
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14時40分 | 休憩 | |
15時00分 | 事例報告1 | 「研究における活用:KU-ORCASの現状と今後の展望」 内田慶市 (関西大学教授、同アジア・オープン・リサーチセンター「KU-ORCAS」センター長) |
事例報告2 | 「日本語の歴史的典籍のデジタル化とその公開」 松原恵 (国文学研究資料館) |
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事例報告3 | 「IIIF対応によるデジタルアーカイブの再構築」 青柳和仁 (島根大学附属図書館) |
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事例報告4 | 「京都大学貴重資料デジタルアーカイブの取り組み」 西岡千文 (京都大学附属図書館研究開発室助教) |
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16時05分 | 休憩 | |
16時15分 | パネルディスカッション | ■コーディネーター: 江上敏哲(国際日本文化研究センター) ■パネリスト: 高野明彦(国立情報学研究所) 徳原直子(国立国会図書館) 生貝直人(東洋大学) 内田慶市(関西大学) 青柳和仁(島根大学) |
17時00分 | 閉会 | ■挨拶 萩原泰治 (神戸大学附属図書館長) |
8.関連展示
当日、会場横のホワイエにて、デジタルアーカイブの電子化業務・システム構築・機器開発などを行う企業の展示ブースを設けます。シンポジウムの開始前(12時30分以降)、休憩時間にお立ち寄りください。
9.その他
1)参加費は無料ですが、参加に要する旅費等は、参加者の所属する大学等の負担となります。
2)当日連絡先
神戸大学附属図書館企画係
TEL: 078-803-7315