17Live(イチナナ)は、誰でもライブ配信が楽しめる人気アプリです。
2018/7/28現在のアプリの評価が星4.5(レビュー総数5730件)。
ただ話題になっているだけというわけではなく、満足度も高いアプリだということがわかります。
17Live(イチナナ)では、誰もがリアルタイムに動画を全世界に配信することができ、また、配信を見るのも(課金要素はありますが)基本的に無料でいくらでも視聴できます。
実は、このようなアプリは、他にも
- ツイキャス
- Youtubeライブ
- ニコニコ生放送
- Periscope
などなど、数多くあるのですが、このイチナナは、台湾で最初にリリースされたということもあり、
台湾人ユーザーが非常に多いサービスである
というのがひとつの大きな特徴になっています。
いま現在何人の台湾人がライブ配信してるのかな・・・と調べると、何十人もの配信者がドカっと出てきます。
ぼく自身、普段Periscopeという配信アプリで英語学習などについてたまに語っているのですが、このPeriscopeでは台湾人のライブ配信はほとんどゼロといってもいいくらいの数です。
17Live(イチナナ)の台湾での普及率はすごいですね。
で、本題ですが、この台湾人のライブ配信が中国語学習にめちゃくちゃ使えるんです。
今回は、17Live(イチナナ)を中国語学習に活用するメリットや具体的な方法を書いていこうと思います。
イチナナを中国語学習に活用するメリット
リアルな中国語が聞き放題
イチナナで中国語を勉強する最も大きなメリットは、
リアルな中国語がいくらでも聞ける
ということです。
中国語学習者の方は、普段市販のテキストなどを使って勉強していると思いますが、普通に売っているテキストに付いているCD音声は、プロのナレーターが標準中国語でキレイに話して録音したものがほとんどです。
もちろん、市販の教材を使って学習することも大事ですが、実際にネイティブが話している中国語のスピードや使っている言葉と比べると、教材の中国語はリアルさに欠けます。
そこで、ここを補うためのサブツールとしてイチナナが使えるわけです。
イチナナで台湾人のライブ配信を視聴すれば、リアルなスピード、リアルな語彙の中国語がほぼ無限に聞けます。
これって、か~なり貴重なんですよ。
ライブ配信ほどリアルな表現が聞ける教材って他にはほぼありません。
一応『街なかの中国語』という現地録音の教材があり、これが個人的にはかなりおすすめなんですが、いままさにネイティブの間で流行している言葉は反映できませんし、量的にも限りがあるんです。
そうなると、あとは留学するくらいしかリアルな中国語を聞く方法はないですね。
でも留学したとしても、語学学校の先生が話す中国語はキレイな"教材中国語"の可能性が高いです。少なくとも地元の友達に話すような中国語では話さないでしょう。
頑張って配信している方にはこんな言い方をしてちょっと申し訳ないんですが、ライブ配信は日本人の中国語学習者にとって、本当に貴重な"教材"なんです。
無料で視聴できる
さきほどもちょろっと書きましたが、ただ見るだけなら完全に無料で使えます。
一応課金要素はあるんですが、好きなライブ配信者にプレゼントを贈ったりするときに使うもので、まぁ、課金しませんよねw(もちろん、したければしてもいいですけど)
ちなみに、これらのプレゼントを配信者側は換金でき、それで生計を立てている強者もいるそうです。いわゆる投げ銭みたいなものですね。
台湾人の配信を見るための設定方法
アプリストアで「17」と検索してダウンロード、あとはアプリを開けばこのサービスは使えるんですが、台湾人のライブ配信を見たい場合はちょっとした設定が必要になります。
そのまま使うと、設定が日本設定になっているんです。
このままでも台湾人の配信は見れますが、台湾設定にすることでよりライブ配信を探しやすくなります。
以下、その手順です。
(1)右下のマイページをタップ後、下の方にある「設定」をタップ
(2)下の方にある「リージョンを選択」をタップ
(そのままだと「日本」になっていると思います。)
(3)「台湾」を選択
(4)一度アプリを閉じてから、再び起動(要するに再起動です)
この手順で地域を「台湾」に設定できます。
すると、台湾人用モードになり、ライブのおすすめなども台湾人のものがたくさん出てくるようになります。
ライブ配信活用のコツ
中国語上達のためにライブ配信を活用するには、いくつかコツがあります。
ぼく自身が使ってみて発見したことを書いていこうと思います。
BGMがない人を選ぼう
配信で何をやるかはルールに反していない限り自由。みんな本当に色んなことをしています。
よく見るのが基本的には音楽をかけて、たま~に話すとか、それに合わせて歌ったりしている人です。
こういう人に関しては避けましょう。
我々の目的はあくまでリアルな中国語を聞きまくることです。
ずっと話している人を選ぼう
出先から配信している人などは、それはそれで面白いんですが、あまり話してくれないので避けるべきです。
おすすめなのはずっとペラペラ話している人です。家から配信している人にそういう人は多いですね。
コメントを送ってみよう
イチナナでは、配信者に対してメッセージが送れます。
自分の中国語に自信がない人もいるかもしれませんが、何事も経験です。慣れです。送ってみましょう。
ただ、空気の読めないメッセージはNGです。
たとえば、
「自分中国語勉強してるので教えてください」
みたいなのはたぶん結構ウザいのでやめたほうがいいですね。
自然と他の台湾人ネイティブ視聴者にうまく溶け込んでいるのがベストです。
スポンサーリンク
初心者でも大丈夫!?
「ネイティブの中国語なんてわかるわけない。自分のレベルではイチナナは早すぎるかな・・・。」
と思っている初心者の方もいるかもしれませんが、
そこまで真面目に取り組むものでもないんで、気軽に聞いてみてくださいw
いや、勉強なので真面目にやるんですけど、毎日時間を決めてきっちりきっちり継続してやる、というよりは、
普段の勉強に疲れたので、気分転換がてらネイティブの中国語を聞いてみる
くらいの気持ちでやるのがおすすめです。
初心者でも、ひとことふたこと聞きとれたら御の字、くらいで適当にやってください。
それでも十分効果はあります。
まとめ:ハマりすぎには注意
ひとつ前でも書きましたが、イチナナはメインの学習ツールとして活用するものではなく、サブツールとして活用すべきです。大事なのでここは強調しておきます。
やはり大切なのはテキストを使った机の上での勉強です。
ただ、それだけではリアルな中国語に触れる機会がなくなってしまうので、イチナナを使って補う、そういったスタンスで活用するのがベストでしょう。
最悪なのが、ハマりすぎてテキストでの"真面目な"勉強をしなくなることです。
バランスよくほどほどに学習していくのがコツですね。
それでは!
このブログでは、中国語学習に関する記事を多数書いています。
興味のある方はぜひ下記のリンクから記事の一覧をご覧ください。