MacBookProが仕事にも最適といえる4理由
クリエイティブ分野で活躍するだけではない
アップルはアメリカ時間7月12日、2018年モデルとなるMacBook Proを発表・発売した(参考記事:「MacBook Pro」が埋め込んだ"独自色"の中身)。
今回刷新されたのはノート型Macのうち、有機ELタッチディスプレーがキーボードに搭載された13インチモデルと15インチモデルのみで、それ以外のノート型モデルは2017年モデルが引き続き併売される。
MacBook Proは2016年に最新モデルとしてモデルチェンジが行われた。その際、USB-AポートやSDXCカードリーダーなど、側面のさまざまな拡張性が排除され、左右に2つずつ、合計4つのThunderbolt 3ポート(USB-Cポートと同じ形状)が用意されるのみとなった。
ポートはその高さの分だけ厚みが必要となる。より小さなThunderbolt 3ポートのみを採用することで、本体の薄型化に貢献できる一方で、ユーザーからは既存のケーブル類が使えなくなってしまうため不評だった。
しかしアップルはこれまでも、新しい規格のコネクタへと一気に移行する企業だったため、さほど驚きがあったわけでもなかった。
上位モデルのMacBook Proには2016年からTouch Barと呼ばれるアプリや状況によって変化するタッチスクリーンが装備された。ディスプレーの明るさや音量、Siriの起動といった一般的な操作とともに、アプリ機能へのショートカットや、スライダーを使った調整などに利用できる。
基本的なデザインや搭載されているデバイスは、2018年モデルでも大きな変更はない。しかし、新モデルはビジネスでの活用に際して、非常に重要な進化を遂げた。この4つの視点で、新モデルの魅力に迫っていこう。
パフォーマンスはビジネスユースでも重要
今回のMacBook Proは、ユーザーから大きな支持を得た。デザインに変化もなく、あまり代わり映えのしないマイナーチェンジながら、これまでとは異なる反応が見られたその理由は、大幅な処理性能の向上にある。
アップルによると、13インチMacBook Proはこれまでのモデルの2倍、15インチモデルは70%処理性能が向上したという。特に13インチモデルの速度向上が目立つのは、2018年モデルに採用されたIntel Core i5/i7プロセッサーが、デュアルコアからクアッドコアになったからだ。