DIY好き必見。構造変更申請が不要なキャンピングカー組み立てキット『Kトラハウス』

キャブコンやバンコンなど、市販車をベースに架装するキャンピングカーは、クルマのカスタムの延長で簡単にできそうな気もするのだが、いざ自分の手で実現しようと思うと、公道を走るためには構造変更申請という山のような書類との戦いが立ちふさがってくる。

しかし、『Kトラハウス』ならそんな煩わしさとは無縁でキャンピングカーのDIYを楽しめる。仕組みは単純で、プレハブ住宅のような作りのキャンピングシェルを組み立て、軽トラの荷台に積む形だ。ボルトオンではなく、チェーンやベルトで固定する形なので、あくまでキャンピングシェルは“積み荷”扱い。車体を改造しているわけではないので、構造変更申請はいらないのだ。サイズも高さ1.8m、幅2.2m、奥行き1.4mと大人2人でも十分にくつろげるスペースが確保されている。

キットの内容物には、木材やアルミ複合板からできている床ユニット、壁ユニット、屋根ユニットに、引き違い窓、固定窓、ドアにいたるまで、居住空間のカタチをつくるためのパーツが一通り揃っている。

正確に組み上げるためには木材同士を水平に組み合わせるための治具などが必要だが、インパクトドライバーやクランプ、金づちやのこぎりなど、家庭にもよくある工具で組み立て可能。固定に使うのも木ネジや両面テープ、コーキング剤程度で、ホームセンターで簡単に揃うモノばかりなのも嬉しい。

ユーザーが用途に応じて内装を仕上げられるよう、基本キットには内装用のパーツは付属していない。もちろん車中泊とキッチンカー向けの二種類のオプションは別途用意されているが、せっかくの手作りキットということで、内装をもっと自由に仕上げたいという創作意欲が湧いてくる人も多いはず。

こうなってくるとDIY好きの夢、自分の家を作っているといっても過言ではない。もちろんプラモデルのようにカンタンに作れるものではないが、販売価格が48万3840円からというリーズナブルさも魅力的だ。

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Kトラハウス