【7月28日 時事通信社】国際協力機構（JICA）の中米グアテマラ事務所によると、同国南部アンティグア近郊で24日夜、バイクで事務所から帰宅途中の現地職員多田淳一さん（44）が後方から来た路線バスにひかれて全身を強く打ち、死亡した。

　下り坂でバスがコントロールを失い、多田さんに追突したという。運転手は逃走を図ったが、間もなく逮捕された。

　多田さんは2007年から経理や調達の仕事に従事。アンティグアの自宅から首都グアテマラシティーの事務所に通っていた。富安誠司所長は「責任感のある方で、誠実だった。明るく周囲から慕われていた。心に穴が開いたようだ」と語った。(c)時事通信社