近所の大好きなお寿司屋が道路拡張工事のため閉店。名残惜しい
3年半前、大好きなお寿司を一度握ってみたい、寿司屋になるのが夢だったんです!と近所のお寿司屋さんに飛び込んだ。
そこには初対面の井坂さんこと大将がいて、「いいよ、夢叶えなよ」とお寿司を握らせてくれた。 そんな大事な思い出のあるお寿司屋さんが、事情により閉店することになってしまった。嫌だ、悲しい。せめてこのお店最後の寿司は私に食べさせて欲しい! ※2013年2月に掲載された記事の写真画像を大きくし再編集した記事です。
東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好物は酸っぱいもの全般とイクラ。ペットは犬2匹と睡魔。土日で40時間寝てしまったりするので日々の目標は「あまり寝過ぎない」
前の記事:「富山市には市民が100%薦めてくる公園がある~地元の人頼りの旅in富山市~」 人気記事:「「コーラと同じ量の砂糖が入った水は飲めたもんじゃない」は本当か」 > 個人サイト twitter 思い出今や色々な所でみかける丼丸チェーン店。基本的には海鮮の丼ものを持ち帰りで、525円という安価で提供している。
しかしこちらのお店は店内でも食べる事ができ、握りも出せる、チェーンの中では珍しい方のお店だった。ちなみにお店毎に仕入れ先は違うそうだ。 私の心模様が反映しているのか、最終日の天気は雨。
3年半前、「子供の頃の夢を叶える」という企画でブログを書こうと思い、初対面の大将に寿司を握らせてください!といきなりお願いしに行った。元々お店に買いには来ていたのだが、カウンターに入るのは初めてで、もちろん断られる可能性が高い、ダメ元の訪問だった。
しかし大将は「夢叶えなよ!」と粋な返答をくれ、後日大事な休憩の1時間を使ってお寿司を握らせてくれた。 手にシャリがついて大変だった。幼馴染み夫妻がお客。(その時の様子はこちら)
ある時夏バテに良いよと出してくれたオマケ
私は良い事があった時や悪い事があった時、いや何でもない時でも事ある毎によく食べに行った。気兼ねしない値段、美味しい寿司が出る安心感。そして大将とのちょっとした会話を楽しんだ。
ある時顔に疲れが出ていたか、マグロの乗った小鉢をおまけしてくれたりもした。他にも、私が大好きなイクラは気のせいかいつも多めに見えたりした。気遣いが凄く嬉しい。 PM 5:00 様子を見に行く最後なので集合写真を。大将をサポートしてきた方達と
レジのおばちゃんとも天気の話など、些細だけれども会話をしていた。いつも元気な対応が、これから寿司を食べる嬉しさと相まって私のテンションを高くしていた。
閉店日の金曜17時、会社を早めに切り上げまずは様子見と店にやってきた。いつもはサポートは一人だけなのに今日は3人揃っている。最後なので手伝いに来たそうだ。 PM 6:00 大忙し絶え間なくオーダーが入る!
17時の時点ではまだネタはあるとの事だし、邪魔になるのもなと一度出直して18時にまたやってきた。カウンターにも外にもお客がひっきりなしにやってきて凄く忙しそうだ。私は一緒に食べようと声をかけていた幼馴染と母が来るのを待ちながら、ネタが尽きやしないかソワソワし始めた。
すると「エンガワ無くなりましたー!」と大将の声。ええっ! PM 6:20 急いで注文無くなったら困ると急いで注文。ネギトロ軍艦の大きさにはいつもビックリする。上の8貫が525円、下の12貫が785円。安い!
大将のその一言に動揺し、二人が来る前に急いで注文した。エンガワはまだあった。どうやらエンガワを多く使う「エンガワ丼」を作る程の分量は無くなったという意味だったらしい。
お任せ握り4貫を追加
寿司は私を簡単に幸せにしてくれる。
3年半ぶりに店に来た幼馴染みと、私の母。満足そうだ
味噌汁はもう無いと言われショック中
3年半前に私の握った寿司を食べて貰った幼馴染みが「最初から大将の握ったのを食べてたら俺も通ってたのに」と文句を言ってきた。あの時は私の手際の悪いニチャニチャ寿司を食べさせていたため店の印象が良くなかったようだ、双方に悪い事をしてしまった。
|
|
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |