2018年05月05日
人間のかかえている不幸
今に満足できない生きかたをつづけていく限り、人は絶対に幸福になれない。
今に不満があって、未来にはこうなりたいなどと思っているなら、人は一生幸福にはなれない。
しごく簡単な理屈なのに、それに気づけない人が多いのだろう。
確実に現実に存在するのは今だけなのだから、その今が幸福だと思えないなら、一生涯、不幸の人生を送ることになるのだ。
自分に満足しない。環境に満足せず、目にうつり、耳に聞こえ、意識にのぼってきたもの見て、誰かを憎み、愚痴や文句をいう、人を羨み嫉妬して嫌味をいう、あるいは敵視して怒りをともなった攻撃をする、などなど……。
そういうことを一つでもしつづけていくなら、その人は一生、苦しみの中で生きていくしかない。
だから、祈って未来にこうなりたいなどという強い思いを持ち、――現状に不平不満を抱き――必死になることなど、不幸そのものということなのだ。
それは確実にある今に満足していない証拠だからだ。
思えば、こういうことに気づくのに、随分と時間がかかったものだ。
釈迦はそういうことも説き残してくれていたというのに。
信じることもまた執着。
自分の信仰すら棄て去れ。
(スッタニパータ)
自分の信仰を持つのではなく、自分を信仰の対象にする。
つまり、自分を信じることが仏教の極意なわけだ。
エマソンが正しい。
self rliancre――自己信頼こそがすべてなのだ。
自灯明――自分を拠り所にする以外に幸福を得る道はないのだ。
今に不満があって、未来にはこうなりたいなどと思っているなら、人は一生幸福にはなれない。
しごく簡単な理屈なのに、それに気づけない人が多いのだろう。
確実に現実に存在するのは今だけなのだから、その今が幸福だと思えないなら、一生涯、不幸の人生を送ることになるのだ。
自分に満足しない。環境に満足せず、目にうつり、耳に聞こえ、意識にのぼってきたもの見て、誰かを憎み、愚痴や文句をいう、人を羨み嫉妬して嫌味をいう、あるいは敵視して怒りをともなった攻撃をする、などなど……。
そういうことを一つでもしつづけていくなら、その人は一生、苦しみの中で生きていくしかない。
だから、祈って未来にこうなりたいなどという強い思いを持ち、――現状に不平不満を抱き――必死になることなど、不幸そのものということなのだ。
それは確実にある今に満足していない証拠だからだ。
思えば、こういうことに気づくのに、随分と時間がかかったものだ。
釈迦はそういうことも説き残してくれていたというのに。
信じることもまた執着。
自分の信仰すら棄て去れ。
(スッタニパータ)
自分の信仰を持つのではなく、自分を信仰の対象にする。
つまり、自分を信じることが仏教の極意なわけだ。
エマソンが正しい。
self rliancre――自己信頼こそがすべてなのだ。
自灯明――自分を拠り所にする以外に幸福を得る道はないのだ。
ipsilon at 08:31