文科省局長汚職事件:私立大学研究ブランディング事業と裏口入学、JAXA

谷口浩司の妻です。
乳癌を患って治療中なので皆様に直接対応が出来ないことを最初にお詫び申し上げます。
病気を患うまでは仕事をしていましたが、今は自宅から出たり出られなかったり体調次第の生活です。癌の療養のため主人は職場に近くに部屋を借り、二人の時間を多く取ることを優先してくれていました。
出来る仕事は自宅でするようにしているため、仕事のミーティングもマンションにあるラウンジで行っており、私も仕事関係のことを直接見聞きする機会が多くありました。
そのため今回の逮捕・起訴には大変驚いています。
報道と私が知っていることがあまりにもかけ離れているため、様々な疑問が残されたまま谷口と佐野さんが起訴され、川端さんが逮捕されました。
事件の真相が知りたい、というのが私の率直な気持ちです。
そのための第一歩として自分から声をあげるためにホームページを開設しました。

更新しました 8.読売新聞の社説(7月7月27日)を読んで
       前段 疑惑の前提となるもの

起訴された者(以下は私が直接知っている人だけに限定しています)
谷口浩司:羽田雄一郎政策顧問
佐野太 :文部科学省前科学技術・学術政策局長
臼井正彦:東京医科大学前理事長

逮捕された者:川端和明前国際統括官

事情聴取をされた者
A氏:羽田雄一郎政策顧問(肩書が谷口と同じですが主席顧問と呼んでました)
B氏:元衆議院議員

お問い合わせ先:mail@kojitaniguchi.com

疑問の前提になるもの

 報道では、谷口は2015年頃に川端さんに宇宙飛行士の斡旋を頼み、2016年11月に宇宙飛行士の古川聡さん(54)が東京医科大創立100周年記念で講演しています。翌年2017年5月10日には谷口、佐野太、臼井正彦の三者による密談があり、私立大学研究ブランディング事業が11月に採択され、2018年3月には裏口入学となっています。
 2015年から2018年まで3年間、谷口は東京医科大学のために不正な仕事を続けたことになりますが、谷口個人、関連する会社、組織のいずれも東京医科大学やその関係者から1円のお金ももらっていません。また、契約書や覚書等も作成されていません。
これは特捜の捜査でもはっきりしていることです。
私が谷口浩司を信じられる根拠の一つです。

1.吉田統彦衆議院議員の存在:20180723

報道では、谷口浩司が佐野太局長と臼井理事長を事件のために紹介したとなっていますが、実際の紹介者は立憲民主党の吉田統彦代議士です。吉田代議士は、佐野太、臼井正彦の両氏と民主党政権時代から懇意にしていました。また、眼科医としての交流はもっと古いそうです。
吉田代議士が谷口、佐野太、臼井正彦の三人引き合わせたのは2014年6月24日であり、それ以降定期的な食事会が吉田代議士を中心として開かれています。受託収賄事件の重要なポイントとされている2017年5月10日の会食だけが特別な会合として事件化されるのは非常に不自然なことです。
2017年10月20日衆議院選挙以降、吉田先生は当選直後ということで食事会も頻繁にあり、私立大学研究ブランディング事業採択時期とも重なります。
そのため吉田代議士も「この事件が本当にあるのならば、自分が中心的な役割をしたと普通は勘繰られるだろうな」と情報収集をしていました。吉田先生と谷口との関係は親友関係であり、2014年選挙、2017年選挙ともに選挙参謀としては中心的な役割を担っています。このように二人の関係が深いことから、吉田先生は谷口の無罪を強く信じて応援してくれています。
A氏は「この事件で吉田先生の関与が無いのであれば事件自体が存在しない」と、吉田先生までを含めて調べるように要請していますが、特捜には無視されています。
その後、谷口浩司、佐野太、臼井正彦の三人の関係だけによる事件として起訴されました。
また、谷口は羽田雄一郎先生の秘書として活動してきたにも関わらず、「民間の悪徳ブローカー」としか報道されていません。政治関係者だと特捜にとってマイナスになるのでしょうか。

2.羽田雄一郎先生と佐野さんの逮捕直前ミーティング:20180724

谷口の逮捕直前となる2018年6月下旬、羽田雄一郎先生、佐野太氏、谷口浩司、A氏の四人が赤坂の焼肉屋で会食し、2017年10月から続いていた特捜の捜査について佐野さんから説明を受けています。
谷口への捜査は2017年10月26日から始まりました。担当は特捜の田淵検事で、最初から「佐野太」について聞きたいと言われていましたが事件については語らなかったそうです。
事情聴取後、谷口から羽田先生に報告を上げ、佐野さんにも事情説明を求めています。
また、民進党代表選挙の時期に特捜の事情聴取が重なったことについてA氏が特捜に厳重な抗議をしたそうです。代表選直前まで羽田先生が代表となる方向だったそうですが、特捜捜査を懸念して辞退することになったみたいだと谷口が申し訳なさそうにしていました。
その後、佐野さんから納得できる報告が無く、それでも特捜による周辺捜査が続いていたため、羽田先生やA氏、谷口から佐野さんには何度も抗議をしていました。
2018年5月中頃に、佐野さんから特捜の捜査が終結したという報告が急にありました。
「松野博一前文科大臣に呼ばれ特捜の捜査が終わったと告げられました。スパコン開発の補助金詐欺容疑で逮捕されている齊藤元章被告の事件について文科省幹部の関与を調べていたらしいのですが、斎藤被告が起訴されたので特捜の調査は全て終わったということです。」
羽田先生は、「松野さんが事情を知っているなら直接話しを聞きたいので、会えるようセッティングをして下さい」と佐野さんが同席した上で説明を受けられるように求めました。
しかし、佐野さんから「次官への就任が近いので、どうか松野前大臣への問い合わせは止めてもらえないか。自分が再度詳細に説明をすることで許してほしい。」と泣きつかれたことから、2018年6月下旬の会食となったのです。
A氏は事情聴取で上記のいきさつを詳しく説明し「文科省汚職事件に谷口は関係無い」と強く主張したそうですが、このような説明も特捜は無視をしていると述べています。(会食の日時、店名等の情報を特捜に提供済です。マスコミの方に情報提供することも可能です)

羽田先生は谷口の逮捕後、「僕の代わりに行ってくれ」と7月7日公演『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』のチケットをくれました。
私は谷口の無実を信じ、途中で倒れても良いと思いながら宝塚まで行ってきました。
宝塚は羽田先生と私にとって、命にも代えがたい特別な存在です。

3.佐野君の受験戦績(7戦6勝):20180725

佐野家と谷口は私も含め家族ぐるみの付き合いをしています。現在も緊密に連絡を取り合い励ましあっています。羽田家、佐野家、谷口家が参加するバーベキュー大会も去年の今頃、羽田先生の誕生会を兼ねてやっています。
また、谷口は貴憲君の高校時代から進学相談を受けていました。貴憲君は高校野球で活躍していましたが、谷口もラグビー選手だったため、スポーツ選手の進学アドバイスは役立ったようです。

報道では、裏口入学があったとされてますが、貴憲君の医学部受験の一次試験戦績は7戦6勝です。東京医科大学と同じ偏差値レベルの医学部は全て合格しています。
難関クラスの慈恵医大も一次試験合格しています。第一志望の昭和大学医学部だけは落ちました。

以下に受験結果を公表させてもらいます。この結果が真実かどうかは特捜でしたら容易に確認出来たことだと思います。(特捜へ情報提供済)

1次試験合格校(受験日順/学校名/偏差値:医学部予備校プロメディウス参考)

1月25日 帝京大学 医学部(65)  
1月28日 北里大学 医学部(68.5)
1月31日 東邦大学 医学部(69)  
2月 2日 東海大学 医学部(68.5)
2月 3日 東京医科大学  (69)    
2月 5日 東京慈恵医科大 (74)   

2次試験合格

東京医科大学    二次試験合格
東海大学 医学部  二次試験合格
帝京大学 医学部  二次試験合格

※ 事件後数日で佐野貴憲君の顔写真や経歴がインターネットで拡散されてしまったので、あえて本名で書かせていただきました。自分なり簡単な大学から難しい大学に向けて受験日程を組み、難関校への合格を目指していたことが受験生の方なら分かると思います。

 

4. 5月10日の録音データ:20180726

5月10日録音データは、谷口浩司が記録や議事録のために仕事中はずっと録音していたものです。
谷口は拘留期間中に録音を何度も聞かされ、間違いなく自分が録音したものであることを確認していたと弁護士から聞きました。
この録音データは検察に任意提出されたと弁護士から聞きましたが、提出者は谷口の実兄又は実兄が勤めるアイシン共聴開発株式会社だと私は考えています。
また、この録音データを谷口元に渡したのは私です。
谷口浩司の録音データは私が毎回チェックをして、チェックの終わったデータから谷口元に渡していました。私の体調が悪化した時には谷口が直接実兄に渡していたこともあります。
そのため、全てのデータ管理は谷口元がしています。
谷口は、「なぜこの録音で逮捕されるのか分からない」と弁護士に伝えていました。
録音データが何者かによってアップされたとニュースでやっていましたが、この録音データを持っているのは、私が知っている限り実兄の谷口元(はじめ)、アイシン共聴開発株式会社、東京特捜の3者だけです。

5.お金を出したのはアイシン共聴開発株式会社 日高正人社長:20180726

NHK報道で、「前局長は、谷口元役員と家族ぐるみのつきあいがあり、飲食の接待のほか、ゴルフバッグの提供を受けたこともあったということです。」とありましたが、飲食費の接待等がもし本当にあったとしたら、その支払いは全てアイシン共聴開発株式会社によるものです。
私たちのマンションもアイシン共聴開発株式会社で契約しました。社長の日高正人氏も同じマンションに住んでいました。
アイシン共聴開発株式会社での役割分担は、顧問の立場で谷口浩司が新規事業開発を担当し、実務担当として実兄である谷口元が専務取締役に就任しました。
ゴルフバックは、日高正人社長が佐野太氏に誕生日プレゼントとして贈ったものであり、個人的なプレゼントになるので特に問題は無いだろうと谷口が言っていました。

日高正人社長と谷口と同じく顧問であった日体大OBの安河内氏はともに一般社団法人スポーツコンプライアンス教育振興機構の社員を兼ねてます。この団体は、NHKが懸命に取材している団体ですが、馳浩元文科大臣のブログ(2016年6月27日)にあるように、羽田事務所の谷口政策顧問として大臣室に相談に行っており、全て適正な手続きを経て設立した団体です。

川端和明さんが逮捕された事件でも、「2015年8月~17年3月、コンサルタント会社の業務などで便宜を受けたいなどの趣旨であることを知りながら、谷口元役員から複数回にわたり、東京都内の飲食店などで計約140万円相当の接待を受けた」とされていますが、もしこれが本当であるならば、やはり全ての飲食等の費用はアイシン共聴開発株式会社で支払われていると思います。多くの場合、日高正人社長が同行をしているからです。
同じマンションに住んでいたため、出かける時も帰ってくる時も一緒であることが多かったからです。

一度長い説明をアップしましたが、アイシン共聴開発株式会社は、NHKアイテックから資本と役員が入っているNHKの関連企業です。

6.原子誠一 渡辺博道衆議院秘書について:20180727

アイシン共聴開発株式会社には、別の顧問として原子誠一さんがおり月額50万円をもらっています。原子さんの連れてきた有園さんという方も50万円貰っているので、原子さんには合計月額100万円が渡されていることになります。原子誠一さんは衆議院議員 渡辺博道先生の秘書です。
原子誠一さんは、2011年6月にソフトウエア興行の脱税事件で特捜に逮捕されたことがあり、それ以来は特捜への情報提供者として太いラインがあると自慢をしていました。

原子誠一さんは日高社長とよく銀座に飲みに行っているのですが、原子さんが総務省総務審議官渡辺克也さんと懇意な関係であることから、よく渡辺さんも一緒すると谷口より聞いています。谷口も渡辺さんの関に同席したことが何度かあるそうです。

原子誠一さんは渡辺さんが電波部長の時にDOCOMOを紹介してもらい、そのDOCOMOからの紹介で株式会社ミライト、株式会社協和エクシオ、日本コムシス株式会社に日高正人社長や谷口元専務を連れて営業に行っていました。うち数社とは実際に契約に至っていると聞いています。
このことも特捜は把握していますし、谷口元専務の業務日報からも分かることなのですが、川端さんは逮捕され、渡辺さんは調べも無い、というのが今の状況です。
谷口元専務の業務日報は手元にあります。


7.一番、家族ぐるみで付き合った官僚:20180728

報道では、佐野さんとも川端さんとも谷口が家族ぐるみで付き合い、その関係に付け込んで今度の事件を起こしたように書かれていますが、私の記憶では家族ぐるみで一番仲良く付き合っていた官僚は、経済産業省の伊藤政道さんです。資料が押収されてしまったので詳しくは分かりませんが、明治大学に教えに行っている伊藤政道さんです。
会食の回数は2年ほどで100回をゆうに越えており、金額も140万円を越えているのは私も一緒に会食していることと、毎週のようにマンションのラウンジで食事をしたので確かなことです。また赤ちゃんの出産時にベビーカー等もプレゼントしています。

伊藤政道さんの奥さんである「伊藤きわ」さんが、原子誠一さんを紹介してくれました。
伊藤きわさんは(旧姓 熊谷)、野田佳彦元総理の秘書をしていました。野田佳彦氏に大樹総研の矢島義也会長を紹介したのも、きわさんが紹介したのだと本人が言ってました。また、20年くらい前に矢島さんとも付き合っていた時代があったとのことですが真偽は分かりません。
原子誠一さんのソフトウエア興行事件のことも良く知っており、原子さんは拘留中に証言を一切拒んだので、野田佳彦は原子さんのおかげで総理になることが出来たようなものだと、原子さんのことをとても誉めていました。

8.読売新聞の社説(7月27日)を読んで:20180729

資料を見ていたら下記の写真が出て来ました。女性は読売新聞の記者さんです。

読売の社説には「佐野被告も、谷口被告から接待を受けていた。特捜部には、癒着の全容解明を求めたい。文科省も、科学技術行政などに影響がなかったか、調査を尽くすべきだ」とありました。

読売新聞は下記の写真を見て「佐野被告も、読売新聞から接待を受けていた。特捜部には、癒着の全容解明を求めたい。読売新聞も、取材や報道に影響がなかったか、調査を尽くすべきだ」と自社のことでも書けるのでしょうか。

写真は2018年11月9日のものです。私立大学研究ブランディング事業採択日の2日後のことです。
取材活動ですか?不正な癒着ですか?
記者と官僚の飲食は珍しくありませんが、疑惑にしようと思えばすぐ疑惑になってしまいます。




これまでの活動(応援してくれている先生たちの写真をアップしていきます)

長年、政治家の秘書や政策顧問として活動してきており、政治ブローカーや霞が関ブローカーではないことを知ってもらおうと先生方の協力を得てアップしました。
「谷口が民間人で官僚の間を跋扈するブローカーでないと公判は無理なのだろう」と報道を見て分析している人もいます。
応援してくれる先生がどんどん増えています。
ありがとうございます。

2012年10月政務官室にて。文科省汚職事件報道後に一番に連絡してくれた風間先生です。



細野豪志先生と2014年4月頃。

JCサービスの件をリークしたのは谷口ではありません。共同通信の記者さんが、谷口逮捕の影にはJCサービスがあり報復的な事件ではないかと調べていたそうですが、それは単なる陰謀説で全く関係ないので疑わないで欲しい、とのことでした。
また、キャピタル東急501号室まで冷やかしに行ったのは悪かったと言っていました。