そんな同作のEDテーマ「Home Sweet Home!」でアニソンデビューを果たしたのが、シンガーソングライター・三浦祐太朗。俳優・三浦友和と元歌手で女優の山口百恵の長男として生まれ、2008年からミュージシャンとして活動している彼。
実は、アニメ好きだといいバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ)ではオタクな一面をのぞかせ話題となった。そこで、インタビューを実施。EDテーマについてはもちろん、アニメ好きになったきっかけや理想の“嫁”の話などを聞いた。
[取材・構成=松本まゆげ]
■ハーレム系アニメの良さに気づいてしまった
――まずは「アニメ好き」の話から聞かせてください。そもそも、子どもの頃はどんな作品を観ていましたか?
三浦祐太朗(以下、三浦)
「週刊少年ジャンプ」を毎週買っていて、『ドラゴンボール』『幽☆遊☆白書』『スラムダンク』『忍空』といった90年代のジャンプアニメは全部観ていました。
ジャンプ以外だと、『蒼き伝説 シュート!』が好きですね。僕がサッカー部に入ったきっかけでもありました。
ただ、久保くん(久保嘉晴・ミッドフィルダー)が好きではじめたのに、任されたのはキーパーで「久保くん関係ないじゃん!」みたいな(笑)。
――(笑)。では、昔はスポーツものが好きだったと。
三浦
ですね! アツい感じが好きでした。で、一時期アニメから離れていたんですけど、2009年の『けいおん!』でまた徐々に観るようになって、「やっぱりアニメっていいなぁ~」と改めて思いはじめました。さらに『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』がきてドハマリした結果、今に至ります。
――『けいおん!』で戻ってきたのは、音楽アニメだからですか?
三浦
そうですね。Tom-H@ckさんが楽曲をしっかりこだわって作られているなと感じましたし、アニソンがクールだと改めて感じたのも『けいおん!』だったので。
――一方『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』はどこにハマったのでしょう?
三浦
ハーレム系アニメの良さに気づいてしまったんですよね! とくに、シャルロット・デュノアがめちゃくちゃかわいくて、いいなぁ~と。これ以降、ハーレム系アニメは主人公に感情移入して観るようになりました。あと、自分の嫁をワンクールごとに増やしていくようになったのも、この作品以降ですね。
――なぜ、いきなりここまで刺さったんですかね?
三浦
もちろん面白いというのが大前提ですけど、実はこのへんのタイミングで失恋していて。3次元の女の子が進行できなくなったんですよね!
――ぶっちゃけましたね!
三浦
ははは! でも、だから逃避できたんですよね。3次元だと、思い合っていたとしても何かの拍子に嫌われることもある。だけど、2次元は嫌われないんです。そこが良い。一方通行でいいんです。
■なるべく心穏やかにアニメを観たい
――好きなキャラの傾向ってありますか?
三浦
作品とキャラクターによってけっこう違います。『冴えない彼女の育てかた』だとステルス系ヒロインこと加藤恵にグッと来たんですけど、『ヒナまつり』だとアンズの健気なところにホロッとするし、ツンも放っておけないし……。周りからは好みのキャラが「バラバラだな」って言われることが多いです。
――ちなみに、「昔付き合っていた子に似ているから」と好きになることは?
三浦
いや、それはないですね! 2次元は逃避なので!
――そこがはっきりしているのは傾向かもしれませんね(笑)。じゃあ最近観るアニメはもっぱらハーレム系ですか?
三浦
もちろん、ハーレム系も大好きですが、ほかもいろいろ観ています。「〈物語〉シリーズ」のようにしっかりとドラマが描かれる作品や、『ゆるキャン△』『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』みたいなほのぼの日常系も好き。日常系は、本当にニヤニヤしながら観ています。
三浦
そうですね。なるべく心穏やかでいたいです。ソファの上で体育座りして、ウーロン茶飲みながら観るのが好きです(笑)。