「言葉を眺める、言葉と歩く」展覧会とは?
〈太田市美術館・図書館〉で8月7日から詩・短歌とグラフィック・絵画・イラストレーションを横断した展覧会が開催される。
〈太田市美術館・図書館〉では、本と美術の架橋を目指した展覧会を行っており、8月7日から開催される「ことばをながめる、ことばとあるく──詩と歌のある風景」は、美術館と図書館の複合施設である同館の特色を存分に生かした企画だ。
テーマは詩と歌(短歌)。言語表現をいかに美術館の空間に展開するかをテーマとし、画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとの協働により、展示空間に展開される。
テーマは詩と歌(短歌)。言語表現をいかに美術館の空間に展開するかをテーマとし、画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとの協働により、展示空間に展開される。
最果タヒの詩を、これまで、最果の著書の装丁を手がけた佐々木俊、祖父江慎、そして雑誌『真夜中』誌面でアートディレクションを担った服部一成という3人のグラフィックデザイナーが、それぞれ異なる解釈とアプローチによりグラフィックで表現。詩人・管啓次郎と美術作家・佐々木愛のタッグによる、太田市の散策を経て制作された新作を含めた作品も展示される。さらに、ともに歌人であり、のちに生涯の伴侶となった大槻三好・松枝夫妻の仕事を、シンプルな線描と色彩で印象的な少女や風景を描き出すイラストレーター・惣田紗希の、太田の風景をモチーフにした描き下ろしの壁画とともに紹介する。
美術館という空間のなかで言葉を眺め、それらの言葉とともに歩き、さまざまな視覚表現とともに鑑賞できる「ことばをながめる、ことばとあるく──詩と歌のある風景」。本とは別の、新たな居場所を得た詩や歌は、どんなかたちで私たちの目の前に現れるのだろうか。
本と美術の展覧会vol.2「ことばをながめる、ことばとあるく ーー 詩と歌のある風景」
〈太田市美術館・図書館〉展示室1、2、3、スロープ
群馬県太田市東本町16-30 TEL 0276 55 3036。8月7日~10月21日。10時〜18時(入館は17時30分まで)。月休、9月17日、24日、10月8日は祝休日のため開館、翌火休。500円。