Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

英国はおいしい8 イギリスのショートケーキ!?「ビクトリアスポンジケーキ」レシピ 

ビクトリアサンドイッチケーキとも呼ばれる、ビクトリアスポンジケーキ。

フランスには日本のショートケーキに匹敵するものがありませんが、

まさに、イギリス版のそれと言えるのがこちら。

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メジャーな、そして、歴史のながーい伝統菓子なのです。

高貴な名前ですが、作り方は至ってシンプル。

2枚のスポンジに、ラズベリージャムをサンドするだけ。

要するに、日本のどら焼きではありませんか。(えっ、違う?全然違うって?)

自由が丘ナボナのビッグバージョン、とか。

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アフタヌーンティーのお供の筆頭にも上がるこのケーキ。とっても英国らしいですね。

夫君を亡くし、島の別荘に引きこもっていた悲しみのビクトリア女王に、

このケーキが贈られ、たいそうお気に召したそう。

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そういえば私kotorio、若かりし頃「スポンジケーキ台」(市販のもの)を買って、

ぱくぱく食べてました。1日一食一枚それだけ。別にダイエットではないですね。

むしろ、軽さとカロリーは比例します。

単純に、シフォンケーキのような、柔らかくて、軽くて、アゴを使わない単品が

(典型的なおばあちゃんっ子)好きだったみたいですね。

 導き出される公式 : 「柔らかさ×軽さ=小確幸

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ところが英国の「スポンジケーキ」は、全く違い、かなりずっしりと重ためで、

むしろパウンドケーキ的です。木べらでざっくり材料を混ぜて焼き上げます。

フランスでもそうなのですが、薄力粉の成分が異なる事から、

日本で作るものと、多少出来上がりに差が出てくることもあります。

イギリスの小麦粉はタンパク多めでグルテンが出やすく、重めの食感になります。

 

木べらで混ぜるレシピが殆どでしたが、今日は、ホイッパーを使用して、

日本人のお口にも合うよう、若干軽く仕上げるタイプの作り方をご紹介します。

それ以外は、基本の英国レシピなので本場の味を再現してくださいね。

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《材料》 (12cm丸型、もしくはセルクル型 2つ必要)

卵 1個 常温バター 60g グラニュー糖 60g 薄力粉 60g

ベーキングパウダー 小さじ2/3 いちごジャム 適量

《作り方》

1)ボウルにバターを入れて、ポマード状になるまでホイッパーで混ぜる。

2)グラニュー糖を3回に分けて加えホイッパーで混ぜる。

3)ほぐした卵を分離しないよう4回に分けて加えホイッパーで混ぜる。

4)小麦粉とベーキングパウダーを2回に分けて加え木べらで混ぜる

5)型に半量ずつ生地を入れ、170℃のオーブンで20分間焼く。
  焼きあがったら冷まし、いちごジャムを塗りもう一枚のスポンジをのせる。

粉糖を振って、2時間ほど置いてジャムがよく馴染んでから、カットします。

ジャムはラズベリー、いちごなどのベリー系から、お好みでマーマレード、レモン、

ショコラ、キャラメルなど、あらゆるアレンジがききそうです。

いちごジャムとクリームも王道ですし、ぜひあなただけのレシピ、見つけてください。

Classic Victoria sandwich recipe | BBC Good Food

【kotorioからのひとこと】

こんなかわいいプチタイプもかなりレシピでは出てきました。

ちょっとしたお手土産にも、最適ですね!

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ビクトリアスポンジケーキの専門店、なんてあったら、季節ごとに色々な

バリエーションが並び、話題沸騰ーーと思うのですが。

パリでは数年前、シフォンケーキの専門店ができ、瞬きの間に、閉店したので、

(パリジャンには受け入れられなかった)どなたか、このケーキを極められた方、

欧州の他の都市で、いかがどすえ?