ヘキサの旅 r81 紅色に染まる頃
からくれなゐに水くくる@名張市中知山
今回も奈良県に向かう越県県道を走ります。ここはこれからのシーズンに訪れるのがお勧め。柱状節理の岩壁と紅葉のコントラストが○です。前回のr80も名張を出て川沿いを走りましたが、今回はひと味違った景色をお楽しみください。それでは起点からドゾー。
旅の始まりは近鉄名張駅前から。左右方向に横切るのはr57。名張駅前なんぞにこんな大きな魚民があるなんて、鈴鹿市民としては敗北感を感じる(笑)。
上本町サンロード、まさかの2週連続登場(笑)。50m程の一瞬だけr80と重複。
本当に直進で良かったのだろうか?と不安になる。
名張川に架かる鍛冶町橋は車がすれ違うにはちょっと狭い。突き当たりを左折。
近鉄大阪線の線路の下を潜る。名張川の対岸にはr80。川の両岸を県道が走るというのは割とレアなシチュエーションではあるが、どっちも道路自体はショボいんだよね。
R165との十字路を迎えたのだが、信号機がない!右から左へと流れる車線はノロノロ運転状態の中、反対車線の挙動も見ながら中央突破するのはかなり骨が折れた。
この光景を見ると、さっきの十字路を直進するというのは普通じゃない事なんだということがよくわかる。
ようやくまともな道になった。ここからは名張川の支流である青蓮寺川に沿って走っていく。
住宅の姿は消え、木々に囲まれる中を上り坂が続く。
登り切ったところにあるのが青蓮寺ダム。1964年から5年半かけて造られた治水ダムで、水資源開発公団(現:水資源機構)が最初から手掛けたダム第1号なんだって。しかも、全国に2例しかない「中央越流型非対称放物線不等厚アーチダム」(完全にコピペした)ということでダムヲタにはお勧め。
赤い橋は弁天橋。青蓮寺ダムのダム湖である青蓮寺湖を渡る。ここからは香落渓(こおちだに/かおちだに)という渓谷に入っていく。
(Reverse Angle)
香落渓トンネルは復旧工事中につき片側交互通行。2年前に巨大な落石があって長らく通行止という時期があった。ええ、そうとは知らず2年前の秋に訪れたことがありますとも(笑)。
大規模なロックシェッドもこの地域には必要だということ。
ここは新道への付け替えが行われている。右奥のガードレールで封鎖されているのが旧道。
青蓮寺川を挟んで。左が新道、右が旧道。クオリティの差は歴然。そして前方には岩壁がそびえ立つ。ちょっと旧道を徒歩で探索してみよう。
なんか落ちてるよ~
柱状節理の造形美と軟弱な道路。この辺りの岩壁は天狗柱岩と名付けられている。
そんな区間を抜けると間もなく奈良県に入る。
(Reverse Angle)
振り返ってこちらは三重県側。三重交通のバスが名張駅前に向かって走っていった。運転手は大変だ。
(Reverse Angle)
気を付けていくんだぞ~
奈良県内の区間はさらっと。青蓮寺川沿いに集落がポツリポツリと点在している。
曽爾(そに)村中心部を回り込むように立派なバイパスが整備されている。今回も三重と奈良との差を見せつけられるとは…
R369と出会ったところが終点。方位が併記されているのが奈良県の青看の特徴。これは他県も取り入れてほしいと思う。
捕獲成功
■三重県道・奈良県道81号 名張曽爾線
起点:名張市丸之内
終点:奈良県宇陀郡曽爾村掛
経由市町村:なし
走行難易度:★★~★★★★
トレース難易度:★★★★
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