ほぼ週刊吉田豪 僕がなぜこれをRTしたのか

はあちゅうさんの「吉田豪を恨んでます」発言についてキッチリ答えます|吉田豪

2018年07月28日 はあちゅう 吉田豪 恨んでます発言 肩書き

  • LINEで送る
  • ブックマークする
  • シェアする

haachuu.jpgニコニコ生放送より


 ここしばらくの、はあちゅう炎上案件については、ロマン優光がかなりキッチリと書いてくれてるので、そちら参照ということで。

http://bucchinews.com/subcul/6325.html

 とりあえず、ボクは7/26放送のヨッピー&中川淳一郎&はあちゅうのニコ生で批判されまくった当事者として自分なりにコメントしてみます。

 はあちゅうさん、「私けっこうまだ誰かに認められたいっていうか、認められてないですし、それこそ吉田豪ですよ! 私は恨んでますよ!」と突然スイッチが入るぐらい、2017年春の肩書騒動きっかけでボクのことをいまでも相当恨んでいる模様。

「私がライターのまとめの中に入っていたので、『私はライターじゃなくてブロガー・作家って言ってます』って書いたら、『はあちゅうさんはライター枠ですよ』ってツイッターで吉田豪さんが書いたんですね。吉田豪さんが突っつくと、やっぱりドッとそういうのを好きな人たちが集まってきて、『お前、作家のつもりか』『はあちゅう作家先生はどんな代表作があるんですか』って、けっこうな大炎上で」(はあちゅう)

 ちなみにこれ、ディテールが微妙に違うので当時のまとめ(https://togetter.com/li/1094859)を参照して欲しいんですが、このやりとりによってボクは、はあちゅうさんから「吉田豪を私は共演NGにしてますよ。なんか一昨日ぐらいも、あるテレビ局から炎上を振り返るみたいなので吉田豪さんとって依頼書が来てたんですけど、『あ、吉田豪さんNGです』って」「(「一回ご飯とか食べに行ったら?」と聞かれて)絶対に嫌!」「私、いじめられた人に会いたくないもん!」「気持ち悪い!」と言われるぐらいに嫌われちゃったというわけです。

 まあ、そこまではいいとして、問題はここから。

「私、すごい炎上してるイメージあると思いますし、だから嫌われてもしょうがないんですけど、私、単体で誰かを刺しに行ったことは絶対にないんです。たとえば童貞ってこうだよねとか、男の人ってこうだよねとか言うけど、たとえばヨッピーがこうだとか、中川(淳一郎)さんがこうだとか言わないし、会った人には嫌だなと思っても絶対に攻撃もしないし書かないです。それが人間としての筋だと思うから。だから、吉田豪さんとかが共演したこともあるのに、そのときに言葉とかも交わしてるのにいきなりピョーンときたなと思って、すごいビックリして。そこで燃えて、はあちゅう恥ずかしいみたいになって、私も毎回『肩書ってなんですか?』って言われて『ブロガー・作家』って言うたびに、『私、作家って書いて笑われてるんだろうな』って思うようになって」(はあちゅう)

「私、『個人攻撃してないって嘘じゃん』ってコメントで言われてますけど、言われたら言い返すんですよ。だって人間だから。私は嫌なことを個人的にされたら、それはもう、なんで私ばっかり叩かれて我慢しなきゃいけないのって思う。だから吉田豪も私のことを単体で刺してきたら、なんで私ずっと刺されっぱなしなの、死んじゃうじゃんって、こっちから反撃しないと」(はあちゅう)


 肩書の件は、こっちとしては単なる「指摘」のつもりだったんですけど、彼女の認識は「刺されたから刺し返した」ってことなんですよね。だから当時、彼女は「自分ではわかりやすい肩書きを選んだつもりでも、不用意にすでにジャンル化された肩書きを名乗ると肩書きレイプ魔のような人達が現れて「お前なんて本当の〇〇じゃない」と言われ、嫌がらせを受ける」と、ボクの指摘を「肩書レイプ魔による嫌がらせ」と定義付けたんでしょうけど、どうも彼女の周りのトラブルって今回の爆笑問題のラジオに対して「見下された!」「キワモノ枠に入れられた!」と激怒した件も含めて、彼女の表現を借りると「刺されてないのに刺しにいく」パターンが多い気がするんですよ。要は過剰防衛というか。

 そして、いちばん問題なのは「会った人には嫌だなと思っても絶対に攻撃もしないし書かないです。それが人間としての筋だと思うから」という発言。これだと、はあちゅうさんが電通時代にセクハラやパワハラを受けたとして岸勇希氏を刺しに行ったこともアウトになっちゃうわけで。はあちゅうさんが言っているのは、この件に関して事情を知っているのに「知り合いだから」と彼を守る業界人を擁護し、この件を告発した自分を攻撃しているようなものなんですよ。

 一緒に仕事をした相手だろうが何だろうが、書くべきことはちゃんと書くべきだし、だからこそあのとき告発したはあちゅうさんは間違ってなかったわけで。そして、ボクがはあちゅうさんの肩書について指摘したのも間違っていなかったはずだと思ってます。(文◎吉田豪 連載『ボクがれをRTした理由』)

  • LINEで送る
  • ブックマークする
  • シェアする

あなたにオススメ

Recommended by
TABLO トップ > 連載 > はあちゅうさんの「吉田豪を恨んでます」発言についてキッチリ答えます|吉田豪

連載コラム

  • ほぼ週刊吉田豪 僕がなぜこれをRTしたのか
  • プチ鹿島の「余計な下世話」
  • 青木理「逆張りの思想」
  • 川奈まり子の奇譚蒐集 キュリオシティ・コレクション
  • 中川淳一郎の俺の昭和史
  • TABLO編集長・久田将義 偉そうにしないでください。
  • 岡本タブー郎 テレビのムカつく奴
  • 朗読詩人 成宮アイコ 傷つかない人間なんていると思うなよ
  • 悪役YouTuber・シバターの「おまえら、ユーチューバーなんかになるな!」

動画配信中!

  • 001-03_03.jpg

広告募集

  • adbana.jpg
スマートフォン用ページを表示する