CAやDeNAらが「シブヤ・ビットバレー」プロジェクト開始、渋谷をIT分野の世界的技術拠点へ
つい先日、freeeやマツリカなど五反田に拠点を置くスタートアップ6社が共同で一般社団法人「五反田バレー」を設立したことを紹介したばかりだけど、今度は渋谷の番のようだ。
サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネット、ミクシィの4社は7月27日、渋谷をIT分野における世界的技術拠点にすることを目的とした「SHIBUYA BIT VALLEY(シブヤ・ビットバレー)」プロジェクトを開始した。
ビットバレーと聞いて「いつの話だよ」とか「なんで今更?」と思ったあなたはおそらくIT業界通なのだろう。ビットバレーという言葉が世に出回ったのは今から約20年前の2000年前後。僕も当時は田舎の小学生だったので人づてに聞いたことしかないのだけど、ITビジネス黎明期に多様なベンチャーが集積して切磋琢磨していたという。
そんな渋谷には現在もメガベンチャーからスタートアップまで様々なIT企業が集い、「日本のインターネットの発展を牽引する最先端テクノロジーの集積地」として事業を展開している。このような背景もあり、創業から長く渋谷に拠点を構えるIT企業が力を合わせて「渋谷をIT分野における世界的技術拠点」にするべく企画したのが、今回のSHIBUYA BIT VALLEYプロジェクトだ。
最初の取り組みとしてエンジニアを目指す学生やIT業界に携わる若手エンジニアを対象にしたテックカンファレンス「BIT VALLEY 2018」を、渋谷区の後援を受けて9月10日に開催する予定。その後も渋谷区と連携を深めつつ、テックカンファレンスの開催を中心に、渋谷のIT企業のコミュニティ強化や交流の活性化を目指して継続的に活動していく方針だという。