【巨人】山口俊「6回くらいから意識していた」ノーヒットノーラン達成「まだ実感ない」

2018年7月27日21時3分  スポーツ報知
  • ノーヒットノーランを達成し、ウィニングボールを握りしめ小林と抱き合う山口俊(中央)(カメラ・中島 傑)

 ◆巨人5―0中日(27日・東京ドーム)

 巨人の山口俊投手(31)が27日の中日12回戦(東京ドーム)で9回を無安打1四球に抑え、プロ野球史上79人目、90度目となるノーヒットノーランを達成した。巨人では2012年の杉内俊哉以来12人目で、15度目。チームは連敗を今季ワーストタイの6で止めた。

 山口は前回登板となる20日の広島戦は2回7失点で降板したが、この日は序盤から力のこもった投球で中日打線をねじ伏せた。7回には先頭の大島に四球を与えて完全試合は逃したが、後続を断ち安打と得点は許さなかった。

 山口は達成すると、捕手の小林らと抱き合って快挙達成を喜んだ。ヒーローインタビューでは、お立ち台に立って一度うつむき「泣かないよー。ありがとうございます」と叫んだ。そして「6回くらいから意識していたんですけれど。周りのいいプレーに助けられてなんとか達成することができました」と振り返った。

 この日、守備陣の好守も光った。7回1死三塁の場面では、三ゴロを捕球したマギーが素早い送球で本塁で走者をアウトにして、得点を許さなかった。またマギーは8回にも安打性のライナーを捕球した。

 山口は前回登板となる20日の広島戦は2回7失点で降板していた。「マツダでふがいない投球をしたんで今日は一人で投げきろうと思ってマウンドに上がりました」と話した。

 ノーヒットノーランはセ・リーグでは13年の山井(中日)以来となる。「まだ実感はないんですけれど、家に帰って実感が湧いてくると思います」と笑顔を見せていた。

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