https://eiga.com/movie/1008/gallery/19/
映画好きのみなさん、こんにちわ。
そして、戦争映画好きのみなさん、大変お待たせ致しました(笑)。
今回は、自分がこれまでの人生で観てきた映画のなかで、「いちばん長い映画」を紹介させて頂きます。
『地獄の黙示録・特別完全版』
その時間、なんと怒涛の3時間40分!!
興行面を一切無視した、もはや完全なる芸術作品。
さすが巨匠コッポラ監督です。
とても短い映画を紹介したので
前回、このブログで、ご紹介させて頂いた「とても短い映画」。
『つみきのいえ』
この記事を書いている段階で、もう「もっとも長い映画」のことが頭に浮かんでいたんですね。
言っときますけど、それがたまたま戦争映画だっただけの話ですからね(笑)。
『地獄の黙示録の黙示録・オリジナル版』とは
https://eiga.com/movie/1008/gallery/4/
まず、オリジナル版について先に説明しておきましょうか。
ご存知、フランシス・コッポラ監督が1979年に制作公開した『地獄の黙示録』。
ベトナム戦争末期に特殊任務を帯びて戦地に潜入した、アメリカ軍特殊部隊兵士の苦悩を描いた作品。
叙情的な描写と、名曲『ワルキューレの騎行』が効果的に作品中で使われ、とても芸術性の高い作品に仕上がっているのが特徴です。
この作品については、アカデミー賞をはじめ多くの賞を受賞。
『ワルキューレの騎行』とともに、作中で挿入されているドアーズの名曲『The End』が本作品を芸術の域にまで昇華させているのです。
The Doors - The End (Lyrics) - YouTube
地獄の黙示録の黙示録・特別完全版
さて、『特別完全版』についてですが。
そもそも、オリジナル版で、すでに3時間近い上映時間があったのですが。
今回、コッポラ監督自身が再編集を手掛け、さらに未公開シーンを入れた結果、上映時間はなんと3時間40分という信じられない長さに。
『特別完全版』を公開するにあたって、練られたキャッチコピーがまた秀逸。
「これはコッポラが産んだ生きものだ」、「本物にして最後の映画。アメリカ映画史上最高の傑作。」、「戦争。アメリカ。」
さすが、コッポラ監督。
ざっと、あらすじも紹介しておきましょうか。
ベトナム戦争が真っただ中のサイゴン。アメリカ陸軍情報部のウィラード大尉にある密命が下される。それは、カンボジアに特殊任務で赴いたままジャングル奥地に自らの王国を築き、カリスマ的な存在と化した危険人物カーツ大佐を暗殺せよ、というもの。任務を全うすべく、ウィラード大尉は4人の部下とともに哨戒艇に乗り込み川をさかのぼる。道中、極限状態に晒され続けた彼らは幾多の異常な世界を体験していく。やがて彼らはついに、ジャングルの奥深く、カーツ大佐が潜伏する“王国”へと辿り着くのだったが……。
よかったら劇場予告版もどうぞ。
映画「地獄の黙示録 特別完全版」日本版劇場予告 - YouTube
しかし、3時間40分は長すぎかな。。
主人公であるウィラード大尉役のマーティン・シーンは
https://eiga.com/movie/1008/gallery/11/
ちょっと余談になるのですが、主人公であるウィラード大尉役を演じる、この俳優さん。
誰かに顔が似ているとは思いませんか?
そう、あのチャーリー・シーンのお父様なんですね。
この作品を10回目くらいに観た時に偶然気付きました(笑)。
お父さんのほうが、イケメンかな。
最後に
おっと、長々と記事を書いてたら、このブログも危うく『特別完全版』になるとこでしたね(笑)。
まあ、戦争映画ファンを自認する方々にとっては、必ず通過せねばならない映画。
音楽と映像とこれほどまで巧みに融合させた作品は、他になかなかないでしょう。
これは、もはや映画の枠を超えて、芸術といって良いほどかと。
みなさん、『ワルキューレの騎行』を聞けば、この作品を思い出しますよね?
でも、そろそろ今の若い方たちは知らないなんてことが多いのかな?
そういった意味では、この映画も「昭和」を代表する象徴的な作品ということになるんでしょうか?
平成生まれのみなさん、この映画をご存知でしたか?
2018.7.28