細田守監督の新作映画『未来のミライ』を観て来た。タイトルやCMからはまったく期待を抱けなかった作品ではあるが、じっさい見てみたところ、うん、いや、素晴らしいんじゃないですか。
いままでの細田守の集大成にして未踏の地を切り拓く新境地、見るに値する映画だと思う。
ただし、「未来のミライ」というタイトルはあまりにもミスリード。未来のミライちゃんが現代にやって来て、時空を超えた冒険に旅立つとか、そんなストーリーでは全然ありません。
むしろ、ひとつの小さな家庭にフォーカスしたミニマムサイズのシナリオともいえるので、『サマーウォーズ』とか『バケモノの子』のようなエンターテインメントムービーを期待すると肩透かしを食うかも。
だが、それでも、否、それだからこそぼくはこの映画を高く評価したい。ある意味で挑戦的かつ実験的な作りなので、賛否両論が飛び交うのは必然ではあるだろうが、でも、だれが何といおう
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最終更新日:2018-07-25 20:11
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