新たなる冒険   作:hiro19931215
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最近、仕事が終わるのが遅いので。更新が遅れてしまい申し訳ございません。


現実

モモンガの指示によりセバス、プレアデスの面々がいなくなった後。玉座の間にはモモンガとアルベドだけを残した。

 

二人の間には、重い空気があった。

 

 

「.......アルベド」

 

「はっ、モモンガ様!」

 

「先ほどは、すまなかったな...」

 

モモンガはアルベドに対し、座ったままだが頭を垂れた。モモンガはアルベドの行為を止めるとはいえ暴力を与えてしまった。そのことにモモンガは罪悪感を抱いていた。

 

 

「そんなっ!!御顔を上げてくださいませ!モモンガ様!!すべては、このアルベドが悪いのです!!」

 

 

 

いきなりの主の行動に混乱するアルベド、彼女の声を聞いても顔を上げようとしない彼は謝罪を繰り返した。

 

 

 

「そんなことはない。あの状況とはいえ、お前に手を挙げてしまった...申し訳ない。」

 

「やめてくださいませ...私のようなものに謝罪など。私はたd...」

 

「それ以上言うな。ただ私の謝罪を受け入れてほしい。命令だ。」

 

 

 

強制的に自分の謝罪を受け入れるよう、アルベドに命令を下したモモンガ。

彼女が許しても、これは立派なパワハラに値する行為。モモンガはリアルの世界では、普通のサラリーマンだ。そのため、部下に対しての嫌がらせはしないと鈴木悟は心に決めていた。

 

その命令を聞き入れたか、アルベドは渋々だが

 

「かしこまりました。御方がそうおっしゃるのなら、アルベドはこれ以上何も言えません。」

 

「感謝するぞ。アルベド。」

 

 

 

二人の間にあった気まずい雰囲気は、モモンガの謝罪によりその場を収めた。

 

 

 

そして、モモンガはNPCが生きているのか再確認する

 

 

「アルベドよ」

 

「はっ、モモンガ様」

 

「我のもとまで来い」

 

「はい、モモンガ様///」

 

先ほどまでの表情とは一変し。名前を呼ばれ、近くに来いと言われただけなのに嬉々として主のもとまで近づく。

 

 

 

 

近すぎる.....

モモンガは、そう思っていた。

 

 

「アルベドよ、近すぎでは...ないか?」

 

「そうでございましょうか?丁度よいかと思われます///」

 

 

モモンガの膝の上で腰を落とすサキュバス

 

 

 

(いや、この態勢色々とまずいから///)

 

 

アルベドの積極的な行動に、動揺を隠しているモモンガ。

 

 

(確認のためだ!変な意味はない。行動も起こす気なない!!)

 

 

再度、自分に言い聞かせる支配者。

 

 

「アルベドよ、確認したいことがあるから腕を掴んでもいいか?」

 

「かまいません///どうぞ、どこでもいくらでも掴んでくださいませ///」

 

「うむ...」

 

アルベドの腕を掴むモモンガ、掴んだことにより、はっきりしたことが分かった。

 

 

 

(...脈がある。触っている感触もある。やはり、俺だけではなくNPC達も生きているということになるのか...)

 

 

 

 

モモンガは、先ほどまでは自分の思い込みと思っていたが。これで最終的な確認が取れたと考えている。

 

 

(視覚、聴覚、嗅覚、触覚がある。本当にこっちが現実になったのか...)

 

 

(いや、まだだ。まだ、試していないことがある...やらないといけないよな...)

 

 

突然、腕を掴んだままで下を向いたモモンガに対しアルベドは少し不安になっていた。

 

 

(また、私は何か失態でも犯したのかしら?そうであれば、すぐに謝罪を!!!)

 

「モモンガさm」

「アルベド!!!」

「ひゃい!」

 

 

 

いきなりの主の声に、裏声になるアルベド

 

 

 

 

「もう一つ確認したいことがあるのだが...付き合ってもらってもよいか?」

 

「全然構いません!モモンガ様!何をしたらよろしいのですか?」

 

「何も...しなくてよい。ただ...じっとしていれば...よい...」

 

 

歯切れ悪く言うモモンガはひたすら自問自答していた。

 

 

(最後の確認をするためには、これが一番手っ取り早いのだが...いいのか?でも、しなくては確認できないしな...)

 

(これは、確認のため。決してやましいことは無い!ただ確認するだけなんだ!)

 

(そうだ!これは必要なことなんだ!自然に、自然に聞けば!!!)

 

 

 

「アルベドよ!!」

 

「はいっ!」

 

 

目をキラキラさせ、待っているアルベド。

 

 

 

 

 

 

(逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!)

 

決心がついたモモンガ

 

 

 

「胸を触っても..にゃい...にょいか?」

(やっちまったぁぁぁぁぁぁ///)

 

 

アルベドの反応を見るモモンガ。もしかして、冷たい目で見られるのでは無いかと恐る恐る聞いてみたが...

 

 

 

「もちろんです///どうぞ、お好きにしてください///」

 

 

喜んでいた。

そういい胸を寄せてくるアルベド

 

 

「おわっ!」

 

 

予想外の態度に驚いたモモンガ。だが、これで最後の確認ができると安堵し。

アルベドの胸に触った。

 

 

 

ムニュ

 

 

 

 

 

(...やはりか、このような18禁をしてしまったら。普通、アカBANされるはず...)

 

 

アカBAN(アカウントBAN)とは、ウェブサービスなどの管理会社にアカウントを剥奪、ないし停止されることである。

 

 

 

(この確認により、運営からの介入はない。)

 

 

 

これで、モモンガは最後の確認により結論を出した。

いや、出てしまった。

 

 

 

 

(本当に、ユグドラシルが現実になったのか...)

 




読んでいただき、ありがとうございます。
久々なので、展開が混乱してしまいました。







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