ボクシングのWBAミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=が26日、東京・千代田区で行われたJOCオリンピック選手強化寄付プログラム「with Visa」発表会に出席、支援を訴えた。同プログラムはビザカードを使用して公式サイトから一口500円の寄付をJOCに行うと、ビザも同額を上乗せして寄付、額が2倍になる仕組みで、受付期間は9月から2年間。
チャンピオンベルトではなく、久しぶりにロンドン五輪同級で獲得した金メダルをかけて登壇した村田は「メダルを取った後は支援してもらえるが、それまでが重要。僕は東洋大職員で生活の心配はなかったが、アルバイトや就職活動に追われ、自分自身をアスリートとは言えないような環境にいた友人もいました」と協力を呼び掛けた。
村田は今後、10月に米国で行われる予定の2度目の防衛戦に備え、今月末から2度目の走り込みキャンプに入る。 (藤本敏和)