現在では、軍のパイロットでない限り、超音速飛行で音の壁を突破する体験をできる可能性は限りなくゼロに近い。
しかし、Richard Branson氏はそうした状況を変えるだけでなく、民間人の宇宙飛行も実現するかもしれない。米国時間7月26日、Branson氏が設立したVirgin Galacticは、「VMS Unity」宇宙船のテスト飛行を3度目の成功に導き、その夢の実現に少し近づいた。
カリフォルニア州のモハーヴェ砂漠の上空4万6500フィート(約14.17km)で輸送機の「VMS Eve」から切り離されたロケット推進宇宙船のUnityは、高度17万800フィート(約52km)までほぼ垂直に上昇した。Unityが中間圏に到達したのは、今回が初めてである。中間圏とは、従来の飛行機や気球が飛行する高度より上にある地球の大気の層の1つだ。
エンジンを42秒間燃焼させた後、パイロットのDave Mackay氏とMike "Sooch" Masucci氏は、Unityを最高速度のマッハ2.47(音速の約2.5倍)まで加速させた。参考までに、「Concorde」の最高速度はマッハ2.02である。
死者を出したVirgin Galacticの「SpaceShipTwo」墜落事故から3年半が経過した2018年4月、Virginは商業宇宙飛行プログラムを再開した。その1カ月後に実施されたUnityの2回目のテスト飛行で、Unityは高度11万4500フィート(約35km)、速度マッハ1.9に到達した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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