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ニューイヤーコンサート

Posted by 小林大輔 on Feb 12.2016 日記 0 コメントを投稿
練馬稲門会が、区民の皆さんに向けてお送りするニューイヤーコンサートも、今回が第10回です。


ニューイヤー2


稲門会が自分達仲間うちで楽しむばかりでなく、その地域の人達にお楽しみを提供する・・・。
というケースはあまりありません。
ニューイヤーコンサートはそのひとつです。

早稲田大学交響楽団、いわゆるワセオケを毎年、年の始め、練馬文化センターに招いて、若々しい現役の大学生によるオーケストラの演奏を区民のみなさんに聞いていただいて新年をスタートしようと言うのです。

しかもその収益の一部は、練馬稲門会がとりまとめて練馬区の緑を養う運動「葉っぴい基金」に寄贈します。
今日も練馬区の前川区長がステージにご登場。
練馬稲門会、荻野会長から、区民の皆様が購入してくださった入場料の一部を寄贈する贈呈式のセレモニーを行いました。

私はそのセレモニーと演奏会の司会役です。
こうしてワセオケの演奏に入ります。

私は身びいきで申し上げるのではないですが、ワセオケは、学生NO.1の交響楽団だと思っています。
彼らは、1年おきにヨーロッパ各都市を演奏旅行して回りますが、あのクラシックの本場の各地で絶賛されます。これは日本国内以上です。
スタンディングオベーションの嵐です。
「ひとつの大学の学生だけで、毎年よくこんな素晴らしい演奏ができるもの・・・」と皆さんビックリなさるのです。

私は今回、ワセオケを指導している永久名誉顧問の田中雅彦先生が、練習、リハーサル、本番とずっと学生達に付き合って細かくアドバイスしている真摯な姿を拝見して、田中先生に密着。

先生は、こうおっしゃいました。
ワセオケは、早稲田の現役の学生だけに入部を絞っている、というのです。これがキーだとおっしゃるのです。
確かに私が所属していた放送研究会は、他校の生徒も、現在入部は自由です。
広く門戸を開いています。
どの部も学校間の交流は盛んで自由です。
学外の優秀な血を取り入れています。

しかし、ワセオケだけは、それをかたくなにしない、と言うのです。
一見閉鎖的に見えますが、
「まとまったひとつの音を作り出す。それがオーケストラ」という視点から言うと、早稲田の現役の学生だけに入部を限っているワセオケのやり方は、「共通の価値観を持った、ほぼ同じレベルの人間」だけで、毎年オーケストラとしての音を作り出す事を目指し、基礎練習を徹底して繰り返す。と先生はおっしゃいます。だから毎年秋を過ぎた頃から音が完成する、と言うのです。

しかも今回、ベルリンフィルの首席ホルン奏者、世界的に有名なシュテファン・ドールさんが来日していました。

ニューイヤー3


ドールさんは、田中先生の友人でもあり、
「早稲田の学生達に、ホルンの指導をしてやってくれませんか」とお願いしたところ、指導のみならず、今日のステージにまで気軽に立って、ワセオケをバックにホルンの演奏までしてくれたのです。

そればかりではありません。
自分をフューチャーした演奏のあとは、ワセオケの一員として、オーケストラのホルンのパートの人達の中に座って、次のドボルザークの「新世界」やアンコール曲も、一団員として、ホルンを演奏してくれたのです。

田中先生は、私にこうおっしゃいました。
「世界的な名演奏家と言われる人ほど、同じ志を持った若者を大切にしますし、一生懸命自分の模範を示して、彼らの成長に手を貸してあげようと努力するんですよ・・・」

「そうか・・・偉いなあ・・・」と思います。
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