「もしかして私たち・・・」
「・・・入れ替わってるゥ?」
「うわぁそんな身体嫌だわ・・・」
「もうちょっとオブラートに包んでもらっていい?」
※実際の妻は優しい人です。
にゃー!さとる(@satorism0321)です!
身体ぶつけたら入れ替わったとか、朝起きたら女子高生になってたとか、映画の世界ではよくある話。
女子高生になるのならまだしも、ネコになるのはちょっと勘弁してほしいなぁ。
「君の名は?」って聞きたくても、ネコじゃどうにもならんしね。
でもネコは可愛い。今回はそんな映画をご紹介しよう(なんだそりゃ)。
おっさんとネコが入れ替わっちゃった話
『メン・イン・キャット』(原題:"Nine Lives") 2016年フランス・中国
オススメ度:★★★★★
バリー・ソネンフェルド監督作品。
仕事一筋の大企業社長トム・ブランドは、娘が誕生日プレゼントとして欲しがっていたネコをペットショップに買いに行くことに。
その帰りにネコと一緒に自社ビルより転落し、ネコは無傷だったが、トムは意識不明の重態となってしまう。
しかし、実はトムとネコの意識が入れ替わっていて・・・という謎のお話。
原題の"Nine Lives"は「ネコに九生あり(a cat has nine lives)」のことわざに因む。
ウィル・スミス主演の大ヒット映画「メン・イン・ブラック」の監督による作品なので、邦題はそれを意識した(あやかった?)ものだということは容易に想像ができる。
そう。この時点で、
B級パロディ映画のようなノリを感じる。
つまらなさそう?
その通り。まぁ面白い映画ではない。
約90分と短い映画だが、ネコが好きでもなければ退屈で仕方ないかもしれない。
あなたがもしネコが観たいだけならば、YouTubeでおもしろネコ動画でも観る方が有意義な時間が過ごせる気さえする。
登場人物紹介
トム・ブランド / ケヴィン・スペイシー
ファイアーブランドCEO。仕事一筋だが、傲慢な性格。
バツイチで、現在の妻との間に娘、前妻との間に息子がいる。
オスカー俳優やぞ!!
最近はセクハラ俳優として世間を騒がせてるけどなっ!!
フェリックス・パーキンス / クリストファー・ウォーケン
ペットショップ、というかネコショップを経営している謎の老人。ネコと会話できるらしい。
オスカー俳優やぞ!!(2回目
もふもふズボン(ファジー・パンツ)
トムがペットショップで購入したネコで、ビルより転落後、トムと入れ替わることになる。
サイベリアンという種類のネコだそうで、ロシアのシベリア原産らしい。
寒さに耐えられように、毛がびっしり生えてるんだとか。
その他(ざっくり)
ララ・ブランド / ジェニファー・ガーナー・・・トムの妻
レベッカ・ブランド / マリーナ・ワイスマン・・・トムとララとの娘
マディソン / シェリル・ハインズ・・・トムの前妻
デヴィッド・ブランド / ロビー・アメル・・・前妻の息子
画像にはあと1人女の子が写ってるが(白い服の子)、この子は前妻マディソンの現在の夫との子(たぶん)。
さとる的(どうでもいい)ポイント
オスカー俳優、いる?
トムとネコが入れ替わるのは、映画が始まって20分頃。
それまではケヴィン・スペイシーの暑苦しい顔を、心ゆくまで思う存分に楽しんで欲しい!
以降は病室で寝たきり状態のショットのみで、終盤まで出てこないぞ!!
高いギャラ払って、オスカー俳優使った意味あるのかな??
と、疑問に思うのはぼくだけではあるまい。
ビルの話、いる?
トムの会社はシカゴに新しいビルを建設していて、「北半球一高いビル」を目指しているという設定。
しかし、どこそこの会社の新しいビルがそれを抜くとか言ううわさを聞きつけ、社内で揉めている様子が描かれる。
うん、どうでもいい。
社長が昏睡状態の時に、会社を乗っ取ろうとする話だけで良かった気がする。
バツイチ設定、いる?
コメディ映画だと言うのに、登場人物の関係が複雑じゃないかと思う。
ざっと出てくるヤツらだけを数えても、
- 社長
- ペットショップのじいさん
- ネコ
- 今の奥さん
- 今の奥さんとの娘
- 前の奥さん
- 前の奥さんとの息子
- 前の奥さんの今の旦那との娘
- 会社を乗っ取ろうとするやつ
全部絡めてくる。
うわぁめんどくせぇ( ´Д`)
春野菜をふんだんに使った季節のパスタかよ。
バツイチ設定、別にいらんよなぁ。
コメディだし、ややこしくするだけ無駄な気がする。
レクサスLFAが出てくる
トムが乗る車は、我が国日本が誇るレクサスブランドのLFAという高級スポーツカー。全世界限定500台生産で、価格はなんと3750万円!
まぁレンタルなんだろうけど、クルマに予算使わずに映画に(略
奥さん役のジェニファーはアノ人似?
トムの現在の妻、ララ役のジェニファー・ガーナー。
ベン・アフレック主演のアメコミ映画『デアデビル』に出てた女優で、ベン・アフレックの元奥さまでもある。
ずーっと見てると、エアロスミスのヴォーカル、スティーブン・タイラーにどことなく似ているような気がしてならない。
※参考画像
余談だが、エアロスミスが1997年に発表した、本作と同じタイトルの「ナイン・ライヴズ」(Nine Lives)というアルバムは名盤である。
最後に
映画の内容はアレだけど、ネコはとにかく可愛い。
87分と短い映画なので、ながら見程度なら楽しめるかもしれない。
この記事を読んで、本作が観たいと思ってくれたなら幸いだ(笑)
最後に予告編をどうぞ!
楽しんでもらえたなら幸いです。それではまったねーーーーーーー!!