1990年(平成2年)今上天皇の皇位継承に伴う大嘗祭関連儀式が皇室の公的行事として行われていた。
これにあわせ、新左翼各派は日本各地で皇室を標的としたテロ事件を引き起こした。
1990年11月21日未明、東北地方で一、二を争うほどの初詣客の宮城県岩沼市中心部にある竹駒神社(たけこまじんじゃ)が、過激派の放火により焼失した。革労協が犯行声明を出した。
同じ1990年には、東京都墨田区東向島の白鬚神社、中野区沼袋の氷川神社、世田谷区船橋の神明神社が同時刻に、本殿に仕掛けられた時限発火装置により全焼した。犯人は中核派とみられる。
1993年4月に今上天皇の沖縄行幸が、また6月には皇太子御成婚式典が予定されていた。
1993年4月25日午前3時35分には、京都市内の青蓮院、仁和寺、三千院、田中神社が相次いで放火された。このテロにより、青蓮院の茶室「好文亭」と田中神社拝殿が全焼し、仁和寺と三千院の建築物の一部が焼失した。
4月30日、中核派は「革命軍軍報」を各マスコミに郵送した。そこには「(この事件は)日帝権力を震撼させ、訪沖中の天皇の度肝を抜いた」とし、天皇にまつわる諸施設は徹底的に破壊されて当然と主張した。
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最新、2013年10月30日、31日と連続で静岡県の神社が全焼。神社仏閣の火災が目立っています。報じられても時間が経つとニュースが見れなくなるのでまとめました。なお文章は引用ではなく、すべてまとめ人が電話取材を交え、書き下ろしたものです。