思い返せば、スポーツは自分の中で最も嫌なものの一つであった。
学校生活において必要なものは容姿と運動神経、健康やら学力だろう。
全てにおいて欠けていた。
並大抵の運動もできなかったからバレーボールなどトラウマである。
何か、教え方がダメで本当はスポーツの楽しさがあるとか論ずる人間がいるが基本的な体の動きも欠陥があるのかできない自分にはなさそうだ。
容姿がよく運動もできた人間が、高偏差値大学に通い就活もうまくこないしている。
世間の体制やらに何か疑問を持つこともなく、楽しく生きていくだろう。
ただ、そんな人間が日本という国が大変なことになった時も上手に振る舞い逃げていくのだろうと思うと無力感しかない。
最近、常に何か容姿が悪かったり、世間の馴染めなさから難癖をつけられて逮捕されたりなど自分の自由を奪われるのではないかと感じてしまう。
腐敗した司法や行政、政治を見てれば心配しすぎなことはないと考えている。
自分の容姿が醜いゆえに皆から好かれない弱い立場の人権やらには敏感になる。
テレビで外国人が保険制度を利用している!とかいう内容がやっている。
労働力不足と騒いで外国人労働者を呼ぼうとしているのに、保険制度を使ったらダメなのだろうか。
おそらく、全ては「生産性」という観点でしか考えていないからだろう。
最近も何かとんでもないことをいう人間がいたらしいが、右派も左派も「生産性」という観点で人を論じていることが多い。
死刑制度を支えるものや、罪人への扱いは酷いものでいいというような考えも通じているだろう。
資本主義下で、「生産性」がないから排除する 叩いてもいいと考えているのだ。
あぁ、経済のことしか考えず人権や自由といった思想を育んでこなかったツケがきているのだろう。
日本から抜け出したい。ただ容姿が醜くて関関立の色物学部に通う自分がどうすることができるのか。
ただただ、不安に怯えている。
とりあえず英語勉強したら?