ツーブロック難民へ。スタイル別ツーブロック40選

ツーブロック難民へ。スタイル別ツーブロック40選

メンズヘア定番のツーブロックのなかでも、おすすめの髪型を一挙公開。「ツーブロックとは」という基本やオーダー方法、スタイリング剤に関する参考記事もご紹介します。

編集フカザワ

2018.07.23

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ツーブロックとは

ツーブロックとは、ヘアデザインを表す名称のひとつ。おもに、トップが長め、トップ以下(サイドやえり足)が短めにカットされた髪型を指しています。

髪の長短差は、髪の濃淡が変わるほど長さを変えてメリハリを表現するツーブロックから、耳上のみを短くカットしたスタイル、少しだけ長さを変えて頭の形を良く見せるツーブロックなどさまざまです。

長さだけではなく、短くする場所も多種多様。サイドとえり足を短くするのは、ツーブロックの典型ですが、サイドのみを短くするのももちろんアリ。職種や、好むファッションに応じてバリエーション豊かなツーブロックを楽しみましょう。

「どんなツーブロックが大人にマッチするのか」とヘアカタログを片っ端からチェックする人は多いでしょう。しかし、多くのヘアカタログは若者向けで「参考になるツーブロックのサンプルがない」ということも多いのでは?

そんなツーブロック難民の皆さまのために、4タイプに分けたツーブロックを計40スタイルご紹介。10スタイルずつ解説しますので、ご自身が求める髪の長さに応じてチェックしてください。

style.1 ツーブロック×ベリーショート

季節を問わず人気のベリーショート。より清潔感を出したり、よりおしゃれに仕上げたりするのであれば、ツーブロックを取り入れないのは損ですよ。

サイドを短くカットしつつ、えり足もすっきりと。長さを残したトップの髪は毛先の長さを変えてラフな印象に仕上げています。さらにパーマでラフな動きをつけることで、しゃれ感もフォロー。

ボウズスタイルにもツーブロックを取り入れることは可能。サイドを刈り上げ、トップは長さを少しだけ残すことで単なるボウズとは異なるおしゃれなベリーショートに。

サイドを潔く刈り上げ、トップから前髪を厚めに残したツーブロックスタイル。スクエアなフォルムが男らしさをアシストしています。ぶつ切りにカットした短めの前髪も新鮮。ウエットな質感に仕上げることで、大人らしさを演出しています。

黒髪がベースのベリーショートですが、毛先を先細にカットし、サイドからバックを刈り上げているため重々しさはありません。毛先のシャープな表情が男らしい、まさに男性ならではのベリーショートといえるでしょう。

トップの長さに対して、ハチ下を短くカットしたツーブロックです。ベリーショートの場合は、長めに残すトップに対して、半分以下の長さでカットすることでメリハリを出しましょう。バックにも長さを残して、頭の形をきれいに見せているのもポイントです。

ハチ下を一定の長さで刈り上げたツーブロック。刈り上げた場所に対して長めに残したトップは毛先を軽くし、立ち上がりやすいようにカットされています。カジュアルなファッションはもちろん、シャツやタイドアップしたスーツスタイルにもハマりそう。

ハチ下を短く刈り込んだツーブロックは、その色みがポイント。長短のメリハリは強いのですが、ヘアカラーによるやわらかな色みがメリハリをやわらげ、ソフトな印象を加味しています。

耳上からハチにかけて、じょじょに長さを残したツーブロック。トップの髪との長短差がなく、ナチュラルな印象を与えることができます。メリハリをあまり出したくない人に、おすすめしたいベリーショートです。

ハチ下を短く刈り上げたツーブロックは、トップに残した髪の長さにポイントが。長短差をつけることで、束感を表現しやすく、またシャープな印象も演出することができるのです。

全体的に短くカットしつつも、サイドからバックとトップとの濃淡差がおしゃれなムードに起因。短いながらも厚みを残したトップを、あえてスタイリングで寝かせている点にセンスが光ります。

▼ツーブロあるある1:ツーブロックにまつわる誤解とは?

ツーブロックといえば、多くの方が刈り上げをイメージされるのではないでしょうか? そのことが理由で「刈り上げたくないから、ツーブロックにはしない」という方もいるでしょう。

しかし、ご安心を。刈り上げないツーブロックもあるんです。むしろ、ビジネスシーンでは刈り上げないツーブロックのほうが歓迎されるでしょう。

写真の髪型も耳上を短くしたツーブロックですが、短くカットする範囲を狭めているため、「やりすぎ感」はありません。むしろ、清潔感あふれるスタイルは好印象。大人の男性にも間違いなくなじみます。

style.2 ツーブロック×ショート

「程良く髪の長さは残したい」という方には、ここで紹介する10スタイルがおすすめです。極端に長さを変えたツーブロックから、ソフトに仕上げたツーブロックまで、ショートに取り入れたいツーブロックのサンプルを厳選しました。

ハチ下をがっつりと刈り上げたツーブロックですが、トップの髪をナチュラルに流れるようスタイリングしているため“やりすぎ感”はゼロ。むしろ、黒の濃淡によってセンスの良をかもし出しています。

ザクザクとしたフロントの質感と刈り上げたサイドとのコントラストが新鮮。トップの毛先にあえて長短差をつけることでラフな印象に仕上げています。

トップは長さをキープしつつも毛先を軽く。サイドやえり足だけを短くすることで、定番のショートをおしゃれに仕上げています。トップと合わせて前髪の長さや軽さを整えれば、男らしいアップバングスタイルも思うがまま。

サイドとバックを短くカットしたツーブロックを、オールバック風に仕上げたヘアスタイルです。程良くうねりがあるので、クセ毛の方はスタイリングしやすいでしょう。直毛の方はパーマでゆるめのカールを施してもらうのが◎。

耳周りを短くカットしたツーブロック。トップからフロントは短くカットし、ワックスをもみ込んでスタイリング。空気感のある毛先の動きやすっきりとしたサイドの印象で好青年風のメンズヘアに。

ツーブロックの範囲を狭く、耳上だけを短くカットしたショートスタイルです。こちらは前髪もやや短くカットすることで、おしゃれ感を高めています。ツーブロック初心者でも挑戦しやすいヘアスタイルです。

ハチを境目に、長短差をつけたツーブロックです。長く残したトップの髪は、無造作に動かすのではなく、七三に分けることで大人らしさを演出しています。スタイリング剤は、ハードタイプのワックスよりも、ソフトなタイプやグロスを使ってナチュラルに仕上げるのが◎。

サイドにかかるトップの髪で、刈り上げを目立たなくしている点が秀逸。スマートな印象ながらも、ツーブロックによるメリハリが悪目立ちすることがないため、チャレンジしやすいのでは?

耳上は短く、ハチまわりからトップにかけて長さを残したショートスタイル。ザクザクとカットされた毛先の動きが強調され、躍動感のあるツーブロックに。ワイルドさを出しつつも清潔感も忘れない、高度なツーブロックです。

個性を求める人には、刈り上げ幅を広くとり、長短差をつけたツーブロックをご提案。ハチ上まで刈り上げたサイドと、トップの長さによるメリハリはありますが、頭の丸みにそって髪を流すことで違和感なくまとめています。

▼ツーブロあるある2:失敗しないツーブロックのオーダー方法とは?

ツーブロックをオーダーする際には、短くする場所(範囲)と長さのイメージを美容師と共有することが大切です。

たとえば、雑誌やウェブサイトのヘアカタログを見ながらカウンセリングをする場合。一枚の写真を見せて「これにしてください」と伝えるのではなく、「全体の雰囲気は、これ。短くする場所や長さは、こっちの写真。トップはこれくらい」というように、2~3枚の候補写真を前もって準備しておくと良いでしょう。

style.2 ツーブロック×ショート 11枚目の画像

ヘアスタイルをオーダーする際は、言葉だけで説明すると誤解が生じます。ですから、イメージが共有できる“材料”を忘れずに。雑誌はもちろん、ネットの情報も取り入れると、理想のツーブロックに限りなく近づくことができるんです。

もちろん当記事のフル活用もお忘れなく!

style.3 ツーブロック×ビジネス

30代以上の男性ならば、スーツ姿で過ごすことが多いでしょう。そこで提案したいのが、ビジネスシーンにハマるツーブロックです。メリハリは控えめながらもサイドを短めにカットしたツーブロックは、清潔感十分。スマートな髪型で、“デキる男”を演出しましょう。

スーツ姿には、2015年後半からヘアトレンドのひとつになった“バーバースタイル”がおすすめ。クラシカルながらも洗練されたムードは、スーツでビシッとキメたい男性にぴったりです。長さを残したトップを軽くすることで、躍動感のあるスタイルに。

こちらもバーバースタイルの一種ですが、トップをあえて重めに、タイトに仕上げています。頭の形によって後頭部の長さを残したり、刈り上げの幅を変えたりとバリエーション豊富なので、ぜひトライしてみては?

サイドとネープを刈り上げ、フロントをおろしたナチュラルなツーブロック。前髪の毛先を軽くすることで、ラフな印象も加味しています。頭の形がコンパクトに見えるスマートなツーブロック、イイですね~。

耳上の髪を刈り上げたツーブロックのショートヘア。前髪やトップが立ち上がるように毛量が調整されています。髪を立ち上げつつ、束感を強調するようにスタイリングされているので、爽やかさと若々しさが表現されています。

サイドからバックを短くしつつも、トップとの長短差が控えめなツーブロックは、誰にでもトライしやすいはず。ジェルなどでウエットに仕上げるのもアリですね。ハチ上の髪のボリュームを押さえ、トップを立ち上げればきれいなシルエットのツーブロックモヒカンの完成です。

ここ数年で、メンズヘアの定番となっている七三”風”のツーブロックスタイルです。髪をタイトになでつけるのではなく、ボリュームを出しながらサイドへと方向づけるスタイリングのため、新鮮みがある仕上がりに。

やぼったい印象になりやすいサイドやバックをすっきりと刈り上げているため、クセ毛のような髪質でもすっきりとした印象に。ナチュラルな質感のショートヘアはビジネスシーンでも好印象間違いなし。

毛量が多いビジネスマンにおすすめしたいのが、ツーブロックとパーマを組み合わせたヘアスタイルです。耳上は短めにカットし、前髪やトップにゆるいカールがつくようパーマをかけてもらうことで、大人らしいヘアスタイルに。朝のスタイリングもラクにキマりますよ!

短く刈り込んだサイドと、厚みと長さを残したトップとのメリハリがおしゃれなツーブロックのショートスタイルです。髪の分け目であるパートをしっかりととることでオンビジネスな髪型に。

前髪をおろすヘアスタイルにも、ツーブロックは有効です。トップや前髪の長さで存在感を高めていながらも、サイドを短くカットすることで清潔感もプラス。むしろ、おろした髪の束感が引き立ち、スマートな印象さえ感じさせます。

▼ツーブロあるある3:スタイリング剤、どうしよう?

ツーブロックだけでなく、今時のメンズヘアをおしゃれに見せるためにはスタイリング剤が欠かせません。とはいえ、「何を基準に、どんなものを選べば良いかわからない」という方は、ぜひ以下の記事もご活用ください。髪質や長さ、目指すヘアデザインを美容師さんと相談し、ベストなスタイリング剤を選びましょう。

ヘアスタイリング剤30選。メーカー別のおすすめと選び方

メンズがヘアスタイリング剤を選ぶ際のポイントやおすすめの製品をご紹介。 当記事 ではあなたのヘアスタイルを、よりセンスアップするための30アイテムを解説します。

style.4 ツーブロック×パーマ

最後に紹介するのは、ツーブロックとパーマを組み合わせたスタイルです。長さのメリハリはもちろん、パーマによるうねりによる質感のコントラストで一気にセンスアップできちゃいます!

サイドやバックはソフトに刈り上げつつ、フロントにナチュラルなカールを施したヘアスタイル。知的なムードを高めてくれる大人らしい髪型は、OVER30のTASCLAP世代にぴったりです。

style4-1よりも短め+センターパートというこちらも、スーツ姿にタイプ可能なパーマスタイル。全体のフォルムはコンパクトながらもパーマによる毛流れで遊び心も十分。

一見しておしゃれ感たっぷりのヘアスタイルは、ツーブロック+パーマによるもの。後ろから前にかけて長さを残しつつ、やわらかなカールを施すことで没個性的なツーブロックに。ややウエットな仕上げも今の気分にマッチしています。

耳上を刈り上げたショートスタイルですが、トップからサイドにかけての毛流れに動きがあるため、ナチュラルな印象も加味されています。程良くメリハリがあるため、やぼったさは皆無。クセ毛の方はスタイリングだけで仕上がりますが、直毛の方はパーマが必須のヘアスタイルです。

トップからフロントにかけて、パーマを施したショートスタイルです。ハチ下を短くカットすれば、やぼったく見えがちなウエーブスタイルでも爽やかに仕上がります。

クシャッとした毛先の動きと、サイドの刈り上げとのメリハリがおしゃれなパーマスタイル。ランダムに施されたパーマによる、クセ毛風の質感が上品な大人にもハマるはず。

耳上2~3センチを短くカットしたツーブロックは、トップのルーズなカールがポイント。スタイリングは、グリースをもみ込むだけという点も、忙しい大人にとってはメリットでは?

ハチ下を刈り上げたスタイルですが、トップにかけてじょじょに長さを残すことで、自然なフォルムに仕上げています。バックへ流れやすいよう、パーマをかけてもらいましょう。

ミディアムヘアのパーマスタイルにも、ツーブロックを取り入れて洗練された表情に。ルーズなウエーブによるランダムな動きと、刈り上げによるメリハリがおしゃれ感をアシストしています。

潔く刈り上げたサイドと、うねるトップの表情によるメリハリがおしゃれなスタイルです。刈り上げたことによるスマートな印象を崩さないように、ハチにかかる毛流れをバックに方向づけている点が技アリ。ツヤ感も良く、まさに大人向けのツーブロックの好例です。

▼ツーブロあるある4:毎日のセルフスタイリングが不安……

いくらおしゃれなツーブロックヘアにカットしてもらっても、自宅でのスタイリングを失敗してしまうと台無し……。そんなニーズを踏まえ、TASCLAP編集部が人気ヘアサロンへ突撃取材。今おすすめのヘアスタイルとともにセルフスタイリングのノウハウを聞きました。

刈り上げor伸ばす?人気美容師が提案する大人の冬ヘア

TASCLAP編集部が取材したのは、表参道の人気美容室『ブローチ』。 当記事 では、『ブローチ』のクロゴメタカノブさんに、大人におすすめの最新メンズヘアと、セルフスタイリング術を解説してもらいます。(Photo_Yuri Yasuda)

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