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要点をざっくり
- 日大の田中理事長といえば、暴力団とのつながりを報道されたり、強面の印象の通りの「日大のドン」です。
- 今週号のFLASHで、なんと自分の「礼賛漫画」を日大出身の漫画家に描かせたことが分かりました。
- それも、話が頓挫して漫画家にはギャラが払われていないそうです。
アメフト部問題について静観を決め込む田中理事長
今回のアメフト部の「悪質タックル問題」で、明るみに出た日大を牛耳っている田中英壽(たなか ひでとし)理事長(71)の悪評の数々。
参照:サウスチャイナ・モーニング・ポスト
FLASHによると、周囲には『会見は絶対にやらない』と断言しているようです。
周囲では、「記者会見をやってくれれば騒動も収まるのに・・・」というのが共通の思いのようですが、誰も田中理事長が怖くて言えないとのことです。
田中理事長は、会見をやらずにこのまま騒動が収まるのを待っているようです。
自分の「礼賛漫画」を描かせる
田中理事長は、4・5年前に自身をモデルにした漫画を、日大出身の漫画家に描かせたとのことです。
ストーリーは、「学生横綱で英華を極めた相撲選手から日大の理事長に昇りつめるまでの立身出世物語」だそうです。
参照:夕刊フジ
誰がそんなものを買うのかと思いましたがなんと「その漫画本を桐の箱に入れて一冊8千円で記念本として日大に出入りする業者に売りつける」算段だったとのこと。
それも漫画家には、6000冊を印刷する約束をして、漫画を描かせたというのです。
しかし、この売り方は違法です。
突如「漫画本の発売中止」を申し入れる
この漫画本が約束通りに印刷されて売れていれば、漫画家には印税として10%入るので、約500万円の印税が入る予定だったとのこと。
それを突如、田中理事長が理由も言わずに「漫画本を発売しない」と言ってきたというのです。
結局一円も漫画家にはお金が入らないまま、アメフト部の問題が起こりました。
漫画家としては、せっかく描いた漫画で500万円になるはずのものなので、なんとか出版にこぎつけたい思いがあるようですが、今更誰が田中理事長の「礼賛漫画」など買うのでしょう。
結局トカゲの尻尾きりで逃げ切りたい思惑
最近アメフト部の監督に、元立命大コーチの橋詰功氏(54)が内定しました。
この人選には、日大上層部はマスコミを警戒して一切関与していないそうです。
そして、田中理事長は近しい関係者に「内田は(日大に)もう戻さない」と語っており、会見をせずに「トカゲの尻尾きり」でおさめる気のようです。
どこまでもやり方が老獪です。
こうなると、自身の「礼賛漫画」」ではなく、土俵際に追い込まれた理事長が、どのような手を使って土俵際で踏みとどまったか(今のところ)を漫画にして売った方が儲かるような気がします。