『三国志スリーキングダム 第42話』赤壁から曹操が逃げられた本当の理由

赤壁の戦いでは、曹操が呉の周瑜によって、大敗をしてしまいます。そこから、曹操が逃げられたのは関羽の恩返しが大きいと言われていました。所が、そこには別に思惑があって、曹操が逃げる事ができたので詳しく紹介しましょう。

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『第42話 赤壁の戦い』のキャスト

曹操が、遂に呉と決戦を迎える『第42話 赤壁の戦い』に登場する人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 曹操(魏)/周瑜や諸葛亮をあざ笑う丞相(声:樋浦勉)
  • 于禁(魏)/黄蓋の水軍に異変を感じる将軍(声:大羽武士)
  • 張遼(魏)/曹操に従う将軍(声:堀部隆一)
  • 程昱(魏)/曹操の笑いに戸惑う軍師(声:小野健一)
  • 蔡中(魏)/周瑜に処刑される従兄弟(声:林和良)
  • 蔡和(魏)/蔡中と共に処刑される兄弟(声:里卓哉)
  • 周瑜(呉)/曹操と決戦する呉の大都督(声:小山力也)
  • 黄蓋(呉)/魏軍に突撃する老将(声:小山武宏)
  • 劉備(新野)/関羽を案じる皇叔(声:家中宏)
  • 諸葛亮(江夏)/軍議を開く軍師(声:堀内賢雄)
  • 馬謖(江夏)/諸葛亮と天下を論じる文官(声:横島亘)
  • 関羽(江夏)/曹操の恩に悩む将軍(声:田中正彦)
  • 関平(江夏)/関羽の義理の息子(声:名村幸太朗)
  • 周倉(江夏)/関羽の部下(声:大羽武士)
  • 張飛(江夏)/魏軍の武具を狙う将軍(声:天田益男)
  • 趙雲(江夏)/曹操を追撃する将軍(声:遊佐浩二)

『第42話 赤壁の戦い』のストーリー

諸葛亮は、江東から江夏へ戻ったら、すぐに軍議を開く事にします。しかし、その軍議では関羽にだけ何も命令されなかったので、関羽はその理由を聞いたら「そなたは曹操から受けた恩があるから、曹操を逃すであろう」と言われてしまうのです。

世界の歴史を変える赤壁の戦い(起)

関羽は「もしも曹操を逃したら、軍法で裁きを受けます」と誓ったので、諸葛亮は「よろしい」と言って、関羽に出撃を命じます。その頃、呉の陣営では、周瑜が蔡中と蔡和を引きずり出して、戦の前に処刑をします。そして、夜になり呉の黄蓋が先鋒となって、偽りの投降を申し出ていたので、そのまま魏の水軍へ向かいます。

西暦208年 世に名高い赤壁の戦いが始まります、それは中国……いや、世界の歴史を変えるほどの戦いとも言えるものでした。曹操は、黄蓋の船が近づいてきたので、約束通り降伏するものと思っていました。しかし于禁は「丞相あれは変です、武具や兵糧を積んで投降すると約束していたのに、船があまりにも軽く進んでいます」と忠言。

これに曹操は目を細めて、黄蓋の水軍を見つめます。それは確かに、武具や兵糧を積んでいるようには見えない光景でした。これに曹操はすぐに「船を近づけるな、矢を放て!」と命令。

黄蓋の決死の突撃(承)

魏軍は矢を放ちますが、黄蓋は「火攻めにするのだ」と号令。なんと呉は自軍の船に火を付けて、決死の突撃を開始。さらに黄蓋は火を付けたカメを次々に飛ばしていき、魏の水軍は業火に包まれていきます。後に魏や蜀を震撼させる、呉が最も得意とする火攻めが開始されました。

魏の水軍では炎に包まれた兵士たちが逃げ惑い、船は焼けくずれていき、まさに地獄絵図が広がります。曹操は自軍の壊滅をじっと見つめますが、それはまるで自分の野望がはるか遠くへこぼれ落ちていくのを覚悟したかのような表情でした。

于禁によって、鎖で繋がれた船は、呉の火攻めの餌食となり火の海と化しました。しかし、呉の追撃はとどまる事を知らず、遂に長江から陸にまで突入して、魏の曹操は撤退していきます。

劉備軍も参戦(転)

劉備の陣営では、諸葛亮が馬謖に、戦局について尋ねます。それに、馬謖は「曹軍は周瑜の大軍に攻め込まれて総崩れになるでしょう。しかし先生(諸葛亮)は喜んでおられぬようです」と答えます。

実は、馬謖は諸葛亮の真意を見抜いていました。それこそ、曹操が赤壁から逃げられる理由にもなっていたのです。諸葛亮は、馬謖の見識の深さに安心して思わず微笑みます。その頃、曹操は張遼や程昱と共に、わずかな兵と共に逃走していました。しかし、曹操は大事な場所に伏兵を置かない周瑜や諸葛亮をあざ笑います。

所が、そこへ趙雲が突入してきたので、あわてて撤退します。そして、ある所まで逃げた所で野営していたら、再び曹操は笑い出します。それに程昱が笑う理由を聞いたら「わしなら、ここに伏兵を置く。周瑜であれ諸葛亮であれ、所詮、匹夫(ひっぷ)にすぎん」と言いますが、今度は張飛が襲いかかってきました。

曹操が本当に逃げられた理由(結)

曹操は、さらに逃げていきましたが、再び笑い出します。程昱は「丞相が笑うたびに、趙雲や張飛が攻めてきました。もう笑うのは辞めて下さい」と進言します。所が、曹操は「分かっておる、だが、奴らは太鼓を叩くだけで本気で攻めて来ないのは妙だと思わんか?周瑜はわしを劉備に倒させて、曹と劉で争わせたいのだ」と言います。

さらに曹操は「しかし、諸葛亮はそれを承知しているので、本気でワシを殺しにこないのだ」と笑って、程昱は「なるほど」と心服します。所が、そこへ関羽が登場します。曹操は関羽に「かつて、お前に与えた恩を忘れたか?」と激しくなじるので、関羽は「顔良や文醜を討ち取ったので、恩は返したはず」と答えるのです。

しかし、曹操は「お前が関所の守将を殺しても、見逃したではないか」と問い詰めて、関羽は、今までの恩に悩まされて曹操を見逃してしまうのです。関羽は諸葛亮の軍令に背いてしまったので、部下の関平や周倉たちに心配されてしまいますが、今後関羽はどうなってしまうのでしょうか?

『第42話 赤壁の戦い』の感想

曹操が、赤壁で命からがら逃げていく『第42話 赤壁の戦い』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『今日の友は明日の敵』

ことわざで、昨日の敵は今日の友という言葉がありますが、諸葛亮は今後の孫劉連盟は、友から敵になりうる事を案じて、馬謖に「今日の友は明日の敵」と言います。これは共通の敵が撤退した以上は、荊州を巡って、お互いに戦い合う事を予言しての事でした。

この予言は的中して、孫権と劉備は荊州を巡って、激しく対立していきます。諸葛亮は、馬謖に「どうやって荊州を取り、どのように江東と接していくかが重要になる」と言いますが、後に関羽の傲慢な態度が仇となって最悪の結果をもたらす事になるのです。

『第42話 赤壁の戦い』の残念な所

曹操が、関羽に命乞いするシーンがありますが、途中で覚悟を決めるのですが、少し情けない姿で描かれているので、そこまで曹操をこきおろすような描き方をしなくても良いのではないかと思ってしまいました。

仮にも、天下三分の二を制する魏王となる男ですから、もう少し描き方に配慮があっても良いのになぁと思ってしまったので、そこが残念な所でした。

『第42話 赤壁の戦い』の見所

やはり、呉のファンである自分としては、呉の黄蓋が魏軍にゆっくりと迫っていくシーンは鳥肌ものでしたね。闇夜にゆっくりと魏軍に迫っている時に、臨場感のある音楽が鳴り出して、魏軍が壊滅していくのは、第42話の大きな見所です。

これから、三国志スリーキングダム は、第3部から第4部の荊州争奪に移っていくので、ますます見逃せない展開になっていきますね。

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