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2018年7月23日月曜日

セクシュアル・ハラスメント報道に関する、早稲田大学で教育・研究に携わる有志の声明


以下は、2018年のセクシュアル・ハラスメント報道に関する、
早稲田大学で教育・研究に携わる有志の声明です。
この声明に賛同される、早稲田大学で研究・教育に携わっておられる方は、
こちらから署名してください。
今回は、早稲田大学の関係者による声明という趣旨から、
学外の方はご署名いただけません。
  第一次集約は公開から2週間後の8/6、24時〆切とさせていただきます。
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セクシュアル・ハラスメント報道に関する

早稲田大学で教育・研究に携わる有志の声明




 先日来、早稲田大学におけるセクシュアル・ハラスメントに関連して多数の報道がなされています。本件については現在、大学が調査委員会を設置し調査中であり、私たち早稲田大学で教育・研究に携わる有志も、大学発表以上の事実は把握しておりません。しかし、ハラスメントの申し立てに対し大学側が適切な対応をせず、被害女性、そして相談を受けた女性教員を追いつめたとする報道の指摘については、一同強い衝撃を受けております。

 大学はこれまでにも、「早稲田大学におけるハラスメント防止に関するガイドライン」を策定し、教職員への研修等を通して必要な対策を講じてきたはずでした。しかしながら、ハラスメントの申し立てをしなければならないところにまで学生を追いつめ、さらに、その申し立てに対して大学が適切な対応を取ることができなかったと指摘されていることを考えると、これまでの対策は不十分であったと認めざるを得ません。この事実に真摯に向き合い、二度とこのような事態を引き起こさないために、私たちは早稲田大学に対して以下のことを要望します。同時に私たち自身も、自らが果たすべき役割を今いちど厳しく反省し、それぞれの立場の違いを乗り越え、ハラスメントのない環境の実現と維持に共に取り組みます。

・関係者の保護がなされた上での事実究明
 今回の報道に関して、憶測や噂によって誰かが不利益を被ることがあってはなりません。正確で迅速な事実究明を要求します。また、多大な勇気をもって被害の声をあげた方々が、制度上・人間関係上の不利な扱いを受けることがないよう、強く要望いたします。


・被害者の意志を尊重した被害回復
 今後調査委員会の調査の中で、被害事実が明らかになり、確定した場合、被害女性の現在の意志を尊重した上で、被害回復の措置が取られるよう要望いたします。ご本人が希望された場合は、安心できる環境で速やかに復学できるための措置を講じるよう要請します。


・セクハラ再発防止の具体的な行動計画の策定と遂行
 セクハラ再発防止についての具体策を大学が策定し、実施することで、本学に関わるすべての人々が、安心して学び、働くことのできる環境を整備するよう要求します。同時に、私たちも大学および関係各箇所と連携をとりつつ、各種の啓発活動、教員同士の相互学習などの具体的な対策を通じて、ハラスメントのない学習・研究・労働環境を作ることに努めます。

・学生全般の不安解消のための取り組み
今回の報道に接し、不安な思いを抱いている多くの学生に向けて、大学がハラスメントに対して厳正な態度をとり、被害者保護の姿勢に徹するという宣言を、改めて発するよう要望します。今回の調査の結果に基づき、一般の学生に対しても、十分なケアと制度上必要な措置が取られるように願います。

以上


2018.7.23公開


早稲田大学で教育・研究に携わる有志

呼びかけ人
熱田敬子 (文学学術院 講師(任期付))
飯野由里子(文学学術院 非常勤講師) 
岡部耕典 (文学学術院 教授)
豊田真穂 (文学学術院 教授)
橋本一径 (文学学術院 教授)
森山至貴 (文学学術院 講師)
由尾瞳  (文学学術院 准教授)



賛同人(先着順)
Chigusa Kimura-Steven, Ph.D.(ジェンダー研究所 招聘研究員)
ピタルク・パウ  (文学学術院 准教授)
阿比留久美 (文学学術院 准教授)
高井詩穂 (文学学術院 専任講師)

石岡良治 (文学学術院 准教授)
チェン・ドミニク (文学学術院 准教授)
内田雅克 (文学学術院  兼任講師)
松村悠子 (文学学術院  非常勤講師)
森 達也 (政治経済学術院 講師(任期付))
久保 豊 (演劇博物館  助教)

中沢忠之 (理工学術院 非常勤講師)

他3名(2018.7.23時点)

本声明への賛同署名はこちら(早稲田大学で研究・教育に携わっている方のみ) 
※第一次集約は公開から2週間後の8/6、24時〆切とさせていただきます。 

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セクシュアル・ハラスメント報道に関する、早稲田大学で教育・研究に携わる有志の声明

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