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写真家・小林裕和と新世代俳優のタッグで贈る、写真作品「月刊」シリーズ。杉江大志(すぎえ・たいし)が第8弾として、2018年のシリーズスタートを切った。
2013年の“テニミュ”にて俳優デビューを果たし、その後もミュージカル『ヘタリア』、舞台『刀剣乱舞』など、2.5次元舞台への出演を重ね、2017年には、ミュージカル『スタミュ』や舞台『Messiah メサイア -悠久乃刻-』にて主演を務めた杉江。

『月刊 杉江大志×小林裕和』は、台湾を舞台に、ひとりの少年の一生を描いたフィルムストーリーブック。アクション・ノワールを彷彿とさせる世界観の中、杉江が迫真の演技を魅せる。
21日、でき上がった写真作品を胸に抱え、撮影で着用したスカジャンにデニムというスタイルでメディア向けに行われた囲み取材に登場し、「大満足の仕上がり」というその作品を「180点」と採点。また、詰めかけた自慢のファンを「本当に優しくて“いい子”ばかり!」と満面の笑みを見せた。

「今の僕があるのは、これまで多くの舞台で様々な役を演じさせてもらったおかげ。今まで演じたことのない役に挑戦することで、自分の人間性や可能性をもっと広げたい」と、2018年の抱負を語る杉江に、iLIP編集部は独占インタビューを実施。笑顔の裏に隠された彼の深部に触れることができた。

撮影で着用した“スカジャン”で、「若いチンピラ役」に意欲

仕事としては、初海外という今回の撮影。作品の中で杉江が扮するのは“マフィア”。「話をいただく機会が少ないだろうと思われる役柄にしたかった」のだとか。囲み取材中、着ていたスカジャンを褒められると、「スカジャン…似合うんですよね(笑)」と笑いをとりつつ、「せっかく似合うので、若いチンピラの役とかいただけたらと思います!」とアピールも忘れていない。

また、「台湾に住んでいる少年の一生を描いたつもりだけど、特に台本があるわけじゃない。だから、この作品で描かれているのは、役であり僕でもある…という間のイメージ」ということも明かした。
お気に入りを聞かれ挙げたのは、最初のページにあるカット。「写真を撮られる時、こんなふうに“つまらなそうな顔”をして撮ることがないから、新しい表情だなと思った」と話し、続けて「通称、“絶対殺すマン”!」と言って、握った拳を鏡に当てて鋭い眼光をカメラに向けるカットも挙げる。実は、鏡に映った杉江の視線もカメラを見つめているため、まるで杉江が二人並んでいるように見える不思議な写真だ。
また、滞在中に受けた“台湾式マッサージ”が「超~痛かった…でも“絶対寝れないよ”と言っていたのに、5分後には寝ていたらしいです(笑)」と笑う杉江。胸からお腹、足先まで熱いタオルをのせられた後、想像していた5倍ぐらいの力で筋肉をほぐしてもらう激痛マッサージ。おかげで体はスッキリしたそう。

ストイックではなく「役作りで必要以上のことをやったことはない」

囲み取材後、単独インタビューで再び杉江をキャッチ。今回の作品では、写真撮影だけでなく、購入者特典のひとつとして“映像”も撮影している。
杉江:映像作品にはまだ慣れていない部分もありますが、今回撮影したのは、そういうのとはまた違ったものになっています。細かく台本があるわけでもなく、台詞もないので、その場所にちゃんと“存在しなければいけない”という感覚が強かったです。台詞って、主に感情の説明だったりするので、それがない分、いま何を考えてその場に立っているのかを自分がしっかり持っていないと、観ている方に想像する余地を与えられないなって。完成した映像に関しては、観てくださる方の想像にお任せします。
「役と素の間のイメージで撮影に挑んだ」という話も出ていたが、杉江の“役作り”についても聞いてみた。

杉江:僕が一番大事にしたいのが“台本の中身”。まず、できる限り台本の中から情報を探します。演じる役が「この瞬間、何を考えているのかな」というのをひたすら想像する。想像しながら掘り下げていくと、台本だけじゃわからない部分が出てくるんです。その時に初めて、必要なものを台本以外から探して持ってくるようにしています。「何を考えているのか」を想像していると、その役がどういう人柄なのかもわかってくるように思います。他に意識することは、自分以外の周りの役から自分がどう見えるべきなのか…というのを想像すること。それで演じる役の外枠もしっかり見えてくるような気がしています。

役作りに関しては、ある役者の言葉もきっかけになったのだとか。

杉江:昨年末、る・ひまさんの作品(る・ひまわりの「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭」)に出させてもらったのですが、一緒に出演していた“しんた(安西慎太郎)”と、「どういうふうに役を作る?」と話していたら、「俺は外から。自分以外の役からどう見えているか考えるのが最初」と返ってきたんです。それは僕にとって目から鱗で、すぐに取り入れました(笑)。役者仲間や先輩がやっていることで「いいな」と思ったら、すぐに取り入れてみますね。もちろんやってみて違うと思うこともあります。ただ、役作りでどれが正解というのはない気がするので、常に模索し続けている感じ。そこで新しい発見があれば、また一歩成長できるように思います。
杉江が出演してきた『メサイア』シリーズ。杉江いわく「限界値で戦った」という昨年主演を務めた『Messiah メサイア -悠久乃刻-』では、“ストイックな役作りをする役者”という印象も強い。

杉江:お芝居が好きだということ、役から逃げたくない…というのもありますが、役をいただいて、役を演じる上で必要なことだからやっているだけです。僕は、役作りで必要以上のことをやったことはないです。だから、ストイックなことをしていると思ったことはないですね。

「芝居が好き」という杉江。そんな彼が、役を通して感じる幸せな瞬間とは…。

杉江:その空間だけにいられた時に幸せだなと感じます。舞台であれば、目の前にお客さんがいますよね。「こうしたらどう思うんだろう…」「こうしたら褒められるかな、嫌われないかな」という感情は、芝居をする上では“雑念”でしかないと思っているので、それがまったくない状態で、観客のみなさんと心のやり取り、ぶつけ合いができた時は、本当によかったなと感じますね。
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