これまでにアジア各国で旅行してきましたが、ついにアジア圏を脱出して、地球の向こう側・アメリカ旅行にいってきます!ご存知の通り、在日中国人はアメリカに行く前にもちろんアメリカビザの申請が必要です。現在、アメリカ政府が中国人に対して、10年間有効期限付きの短期商用・観光ビザB1/B2の査証発給を行っています。
今回の記事では、在日中国人がアメリカビザを取得する申請方法について紹介したいと思います。【アメリカ10年短期商用・観光ビザB1/B2】の申請時にお役に立てると嬉しいです。
※アメリカ本土以外のハワイ、グアムを行くにも、中国がビザ免除対象外ですので、同様にアメリカ観光ビザの申請が必要です。
- 前段(はじめに)
- 中国人対象のアメリカ10年ビザ種類について
- 在日中国人のアメリカビザの申請手順
- 在日中国人のアメリカビザの申請料金
- 在日中国人のアメリカビザの申請提出書類(面接時の提出書類)
- 在日中国人のアメリカビザの面接場所
- 在日中国人のアメリカビザの面接当日について
- 在日中国人のアメリカビザの発給交付期間
- アメリカ10年短期商用・観光ビザB1/B2の見本はこちら!
- アメリカ10年ビザを取得したら、EVUSの新規登録が必要!
前段(はじめに)
アメリカビザの申請は、オンライン申請+大使館面接という2部で行われます。実は、最初のオンライン申請というのが一番大変です。とにかく大量な記入情報があって、しかも全て英語で回答しなければなりません。英語が苦手な方は途中で挫折するかもしれません。(私だって何度かも途中で諦めようと考えていました。)
それから、オンライン申請の作業には約2~3時間もかかりますので、日数をかけてじっくり申請対応したほうが良いでしょう。
中国人対象のアメリカ10年ビザ種類について
アメリカに行く(渡米)目的によって該当する非移民ビザの種類が異なってきます。その中、アメリカが発給するビザの中では最も一般的で、利用範囲が広いビザというのは、「Bビザ」(B1ビザとB2ビザの総称)とも言われているらしいです。
B1ビザ:主に短期の商用目的とした査証です。
B2ビザ:主に観光を目的とした査証です。
つまり、短期商用・観光ビザB1/B2が無事に発給されると、アメリカ内での短期商用と観光の両方が行えることになります。もちろん単体の個別申請(商用B1ビザ、もしくは観光B2ビザ)は可能です。ただし、両方が取れるとアメリカで行える目的が増えるので、会社に勤めている在日中国人にとってはベストかもしれません。
▼申請者(私)の状況について
念のために、私の申請時の状況についてここで記載させてもらいます。ですが、本記事で記述している申請内容は、あくまでも日本で働いている在日中国人が対象になることをあらかじめ留意していただきたいです。
中国籍で日本居住8年目。現在、日本の会社勤務で3年目(転職あり)。年収約500万円。独身男性。口座預金や投資信託の資産合わせ約100万円あり。
ほか、自動車所有(今回では申請書類として提示していません)など伏せてありました。
在日中国人のアメリカビザの申請手順
上にも少し触れましたが、今回は移住や留学ではなくアメリカ短期商用・観光ビザ申請について紹介していますので、申請するビザの種類は「非移民ビザ|商用・観光ビザB1/B2」になります。
では、在日中国人のアメリカビザ申請は、以下のステップに従って作成していきましょう!
- デジタル写真(データ版)の事前用意
- 非移民ビザDS-160オンライン申請書の作成
- 査証申請料金のお支払い
- 面接の予約
- 面接時に必要な書類の準備
- 大使館にて面接
- パスポートの郵送受け取り
非移民ビザDS-160オンライン申請書の作成
アメリカビザ申請前の一番最初にデジタル写真を用意しておいてください。
それから、DS-160オンライン申請書を作成てください。こちらのサイト(DS-160オンライン申請)にアクセスしてください。https://ceac.state.gov/genniv/
※DS-160申請書をオンラインで提出後は、訂正はできませんので、慎重に記入してください。
必要な情報、全て英語で入力する必要があります。不明点がある場合、公式サイトの翻訳ツール(右上の言語選択)を使って参考に解読してみてください。
(DS-160オンライン申請書の完成画面)
姓名、別名、性別、生年月日、出生地、国籍、渡米目的(ビザの種類)、学歴、両親の情報、職場の情報などなど。とにかく記入項目が多くあります。約2~3時間かかる想定です。じっくり時間かけて記入することをオススメです。
なお、DS-160は20分間入力を停止すると、時間切れになりセッションは終了します。申請内容を頻繁に保存しながら、事前に申請ID番号をメモか、写真保存をオススメします。
面接の予約
DS-160オンライン申請(記入済み)と、ビザ申請費用(お支払い完了)がすべて済ました場合、面接の予約をします。
こちらのサイト(https://cgifederal.secure.force.com/)にアクセスして面接を予約してください。
在日中国人のアメリカビザの申請料金
アメリカビザ発給の可否と関係なく ビザ申請料金は返金不可・譲渡不可です。
中国人のアメリカ10年短期商用・観光ビザB1/B2の申請料金:
申請費用:USD$160(ドル)=約17,600円です。
現在、【コンビニ・ATM・銀行振込】と【クレジットカード払い】が両方対応しています。ただし、申請料金は一度支払ったらどんな理由でも払い戻してくれないので、気を付けてお支払ってください。
※アメリカビザの査証申請料金の支払いはこちらへ(https://cgifederal.secure.force.com/)
在日中国人のアメリカビザの申請提出書類(面接時の提出書類)
(英文旅程表)
アメリカ大使館での面接時に必要な書類の準備を時間かけてじっくり進んでください。会社勤務の在日中国人の場合、申請提出書類が本当に大量です。特に該当書類は日本語内容の場合、その英文翻訳文章の添付も必要です。
下記の内容は、在日中国人のアメリカ10年短期商用・観光ビザB1/B2の申請提出書類(面接時の提出書類)となります。
- オンライン申請書DS-160の確認ページ
- 現在有効なパスポート(米国出国時6ヵ月以上あるもの、過去10年間に発行された古いパスポートも必要)
- 証明写真1枚(5cmx5cm、6ヶ月以内に撮影した背景白色のカラー写真)
- 面接予約確認ページ
- 在留カードの両面コピー
- 雇用条件通知書(会社員の場合、英文)
- 在職証明書(会社員の場合、英文)
- 納税証明書(英文翻訳文付き)
- 財政証明英文資料(給与明細書※直近3ヶ月分、預金残高証明書、ほか資産・不動産・投資証券などの証明資料)
- 滞在日程/旅程表(英文)
(英文納税証明書)
補足内容としては、
・財政証明資料はより多く提出されると、アメリカ領事が面接時で審査しやすくなるかもしれません。※アメリカに長期滞在の目的ではないとのアピール!
・【重要】決して不正な書類を提出しないでください。虚偽記載もしくは不実記載をされると、ビザ申請資格を永久に失うことになります。
・面接時に上記の書類を持参してください。書類については、コピーよりも原本が推奨されます。
・面接時は申請者本人がこれらの書類を持参しなければなりません。
・英語以外の書類には翻訳が必要です。
・補足書類を大使館もしくは領事館にファクス、電子メール、郵便で送付しないでください。
在日中国人のアメリカビザの面接場所
アメリカへ渡航するために必要となる査証ビザに関する申請(面接場所)は、最寄りのアメリカ大使館・領事館(下記の5カ所)になります。米国ビザ面接の予約はこちらへ(https://cgifederal.secure.force.com/)
▼在日米国大使館
〒107-8420 東京都港区赤坂 1-10-5
※東京や埼玉、千葉、神奈川などの関東に住んでいる在日中国人は、こちらのアメリカ大使館で申請・面接を行ってきてください。
※最寄り駅は、東京メトロ南北線/銀座線の「溜池山王駅」です。14出口から地上へ登っていってください。
関西やほかの地域に住んでいる在日中国人の場合、下記の領事館で申請してください。
▼駐大阪・神戸米国総領事館
〒530-8543 大阪府大阪市北区西天満2丁目11-5米国総領事館ビル
▼在福岡米国領事館
〒810-0052 福岡県福岡市中央区大濠2丁目5−26
▼在沖米国総領事館
〒901-2104 沖縄県浦添市当山2-1-1
▼アメリカ合衆国駐札幌総領事館
〒064-0821 北海道札幌市中央区北一条西28丁目3-1
在日中国人のアメリカビザの面接当日について
まず、アメリカ大使館に行く通りの先端にすでに日本警察による厳しい警備を図っています。尋問調査ではないですが、アメリカ大使館に行く目的と約束時間を聞かれました。なお、当日は30分前に現場に着きましたが、面接が混んでいるため、「面接予約時間の15分前に来てください」と伝達され、結局早めに着いてもアメリカ大使館への道を通してくれなかったです。
それで面接予約時間15前になったら、初めてアメリカ大使館に向かっていきます。入門前に1つ目のセキュリティーチェックがあります。
数人まとめて携帯電話のチェック(箱入れ、ブルートゥースOFFなど)してから、入門前の入り口にある警備室っぽい小部屋で、金属や所持品などチェックがされました。警備員はシニア雇用が多かったですね。
警備室を出てみると、大使館のビル前にすでに面接予約時間帯ごとで待ち列に並んでいる外国人や日本人がずらりと居ました。とりあえず大使館のスタッフに誘導されて、一旦、待ち列に並んでみることにしました。ちなみに、夏時期では熱中症防止のため、アメリカ大使館は、お水のセルフサービスを用意してありますので、遠慮なく飲みましょうね。
それから、しばらくすると、大使館のビル前での書類整理(証明写真、パスポートの写真ページを開いた状態で上に置き、予約表は一番最後に外から分かるように置くなど)を要求されました。大使館の入門前で軽く書類チェックされて、下記(↓)の申請受付票をもらいました。
これをもって初めて大使館に入門できます。もちろん、大使館の入門前に2つ目のセキュリティーチェックもあります。(同様にシニア雇用の警備員が対応、、)本当に意味があるのか?と思うぐらい、セキュリティー厳重すぎます!!!
大使館に入門したら、必ず先に申請書類一式を1番もしくは2番窓口に提出しておいてください。大使館スタッフによるこちらの説明が足りていないので、提出を忘れると、面接申請などしてくれないです。
※ちなみに、アメリカ大使館内では、アプリやインターネットの利用が可能です。録音撮影が禁止で、ブルートゥースのOFFが必要です。
引き続き、人混みで座る場所無くの順番待ちですが、自分の番号が呼ばれるまでに約1時間半以上かかりました。いよいよ面接かと思いきや、今度は「指紋登録・写真撮影の手続き」と申請書類の返却でした!
それが済ましたら、面接待ちの行列に並んでいきます。窓口は10個がある内、5番~10番が領事による面接対応のようです。もちろん日本語と英語が喋れる領事もいますが、自分は英語で面接に応じました!
領事から聞かれた面接の質問ですが、自分の場合、
(すべて英語での質疑応答)アメリカに行く目的?アメリカのどこに行く?現在の職業についての質問。大学はどこ?日本にいつ来た?アメリカ行く前に行ったことがある国は?その目的は?結婚した?など
自分の回答を聞きながら、領事はカタカタとキーボードを入力しながら、パソコンの画面をずっとチェックしていました。ちょっと怖かったですが、わずか7,8分程度でドキドキした面接が無事終わりました。特に問題がなければ、面接時に領事から「あなたのビザがおりました、1週間以内に郵送します」と伝えてくれるはずです。
最後ですが、今回の申請~面接の時間はイメージ的には下記の通りでした。
10時~ 書類申請提出
11時40分~ 受付完了、面接順番待ち
12時25分~ 領事による面接
12時35分 面接終了(査証発給の確認ができる)
これは、午前中いっぱいまでに仕事の時間が潰されてしまいましたね。ですので、午前中半休を取ったほうがオススメです!
在日中国人のアメリカビザの発給交付期間
公式上では、申請(面接完了)受け付けてくれた場合、約1週間後 自宅(最初、記入した住所宛て)までにパスポート郵送となります。
ちなみに、私の場合、事前に書類準備万端で恐らく史上最短な対応で、わずか4日間でアメリカ10年間ビザを取得できました!
7月18日(水)ビザ申請/面接
7月20日(金)ビザ発給
7月21日(土)査証付きのパスポート受け取り
ちなみに、ビザ申請後、パスポートは、最初に指定された住所にレターパックで送られてきます。しかも、発送した時に自分の携帯宛に「パスポートを発送した」の英文ショートメールが届きました。本当に親切ですね!嬉しかったです。
あっ、そういえば、アメリカ大使館に提出した資料がパスポートと一緒に同封していて、全部戻ってきましたね。もしかして、こちらの情報が全てスキャンされて、アメリカの移民局でデジタルデータとして残されているかもしれませんね。さすがアメリカですね!
アメリカ10年短期商用・観光ビザB1/B2の見本はこちら!
↑アメリカっぽい査証シールがパスポートに貼ってあります。
アメリカ10年ビザを取得したら、EVUSの新規登録が必要!
10年ビザを持つ中国人は、アメリカに行く前にEVUSへの登録が必要です!10年ビザが下りてきても、ハワイやグアム、アメリカ本土へ行く時、中国人はEVUSの登録と2年毎に更新をしなければなりません。
そのEVUSの登録方法は、実に簡単です。過去のこちらの記事を参考で読んでみてください。
アメリカ10年ビザを持っていても、EVUSの事前登録を忘れると、そもそも日本空港でのチェックインを受け付けてくれませんので、繰り返しですがくれぐれも忘れないように!なお、EVUSは登録してから、(私の場合)即日で数分後で「登録承認」がおります。
以上、在日中国人のアメリカ10年短期商用・観光ビザB1/B2申請の説明でした。
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