中国の習主席がセネガル訪問、貿易協定締結
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【7月22日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は21日、アフリカのセネガルを訪問し、同国との貿易協定に署名した。中国の国家元首によるセネガル訪問はおよそ10年ぶり。
習主席は21日午後、セネガルのマッキ・サル(Macky Sall)大統領と首都ダカール(Dakar)で会談。締結された貿易協定の中身については明らかにされていないが、サル大統領は報道陣に対し、習主席と「二国間協力、中国・アフリカ関係、現在の国際問題」に関して話し合ったと述べ、中国を「現代の経済大国の一つ」と称えた。
また習主席はサル大統領に対し、「アフリカを訪れるたびにこの大陸の素晴らしい活力を実感させられる」と語った。
公式データによると、セネガルにとって中国はフランスに次ぐ第2位の貿易相手国。2016年の二国間貿易額は20億ドル(約2200億円)を上回った。
セネガルは中国にナッツ類をはじめ、ジルコニウムやチタンなどの金属類を主に輸出している。一方で中国からセネガルへの輸出も着実に伸びており、2013年に2270億CFAフラン(約450億円)だった輸出額は、2017年には3670億CFAフラン(約730億円)にまで増加している。
中国企業によるセネガル国内公共事業の受注増加を反映し、輸出の中心は建設資材。ダカールのスポーツ競技場、道路、劇場、国立レスリング場、博物館など、最近建設されたセネガルのインフラの大部分が中国企業によって建設されている。
2005年に国交が回復して以降、中国からセネガルへの投資額は18億ユーロ(約2300億円)を上回っているという。(c)AFP