二刀流復活へ-。エンゼルスの大谷翔平投手(24)は19日、ロサンゼルスで靱帯(じんたい)を損傷していた右肘の再検査を受け、投球練習の再開にゴーサインが出た。早ければ、9月上旬にも投手での復帰が見込まれる。球団地元紙オレンジカウンティー・レジスター(電子版)によれば、この日は早速バッテリー間とほぼ同じ60フィート(約18・3メートル)のキャッチボールを行った。
エンゼルスは「患部の状態は、継続的な改善を示している。リハビリの日程や詳細は、適切な時期に追って発表する」と声明を発表。エプラーGMは「検査結果に文句なしに満足している」と喜びを語り、同紙は「故障からわずか6週間で投球練習を再開できるのは驚きの朗報だ」と報じた。
大谷は6月7日にグレード2(中程度)の靱帯損傷により、自身から抽出した血漿(けっしょう)を再注入するPRPなどの保存療法を受けた。その3週間後の検査結果で改善がみられ、本格的な打撃練習を再開。打者としては今月3日に復帰して以降、11試合で打率2割5分(24打数6安打)、1本塁打、2打点をマークしている。