2018年07月18日(水)13時32分

『20XX』海外レビュー

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『20XX』の海外レビューです。

  • ジャンル:プラットフォーマー
  • 機種:PS4/Xbox One/PC/Switch
  • 開発:Batterystaple/Fire Hose Games
  • 販売:Batterystaple
  • 概要:『ロックマン』ファンのクリエーターによるインディ・ゲーム
9.0/10 TheSixthAxis

良い点:
・極めてタイトなゲームプレー
・面白いアップグレード
・協力プレー
・最高のビジュアル・スタイル
悪い点:
・イライラするほど難しいことがある
・最初は違和感のあるボタン

本作は極めて難易度が高いが、それは短所ではなくむしろ長所。そもそも『ロックマン』は難易度が非常に高かったし、同じ感覚を再現しようとするなら、同じくらい難しくする必要がある。ローグライク要素を考慮すると、『20XX』は難易度のバランス調整が絶妙だ。非常に優れたレトロ・オマージュで、『ロックマン』ファンが待ち望んだゲームとして、ずば抜けたクオリティを誇っている。

良い点:
・最高の『ロックマン』クローン
・正確なプラットフォーミング操作
・多種多様な武器
・飽きさせない敵
・協力プレーをはじめとするストーリー以外のゲーム・モード
悪い点:
・容赦ない難易度の高さ
・細かな調整が必要なパワーアップ・システム

『20XX』を買うと決めた人には、過酷な時間が待っている。死ぬし、イライラするし、ムカついてコントローラーを放り投げるかもしれない。だが私のような人間なら、もう遺著度コントローラーを手に取るやる気を喚起させられるはずだ。それを味わうためにもおススメである。

9.0/10 GameSpew

プラットフォーマーやローグライクのファンなら、『20XX』がおススメだ。『ロックマン』ファンにとっては必携である。ボリューム満載の綺麗なゲームだが、突出しているのはそのゲームプレー。正確で楽しく、昔ながらのプラットフォーマー・ジャンルに先の読めなさと深みを注入している。

8.0/10 Nintendo Life

『20XX』には中毒になるリズムがある。ステージに足を踏み入れ、アップグレードや貨幣代わりのボルトを見つけ、ボスを倒して武器を奪いながら、死ぬまで前進していく。死んだあとはローグライクお馴染みの「あともう一回」衝動が襲ってくるし、そのフォーミュラは『20XX』のようなクション・プラットフォーマーにぴったりマッチしている。自動生成エンジンが上手く変化を付けてくれるが、少しすると単調さが首をもたげてくる。とはいえ、豊富なバラエティとアップグレード、カスタマイズ性が補って余りある。

72/100 COGconnected

良い点:
・古典的なプラットフォーマー・アクション
・プレーヤーを飽きさせない自動生成要素
・素晴らしいサウンドトラック
悪い点:
・オールド・スクール感覚を捉えていない
・ライフが一つだけなのはイライラするかも

とても楽しいゲームだし、レトロ風プラットフォーマーを探している人の腕試しに最適だが、『20XX』には真の意味でのレトロな魅力は希薄。レトロ体験を装った斬新なアイデアであり、敏感なプレーヤーならすぐ見抜くことができるはずだ。

7.0/10 GameSpot

良い点:
・正確で爽快な動きと戦闘
・止め時が見つからないほど引き込まれるランダム性
・腕試しになる豊富なコンテンツ
悪い点:
・ムラのあるボス戦
・理不尽な難易度に繋がることがある自動生成レベル・デザイン
・必ずしもゲームプレーに大きく影響しないアップグレード

自動生成というのは、作り込まれたレベル・デザインの安易な代用品と一蹴されることがある。『20XX』もそうした固定概念を打破するには至っていない。しかし、ムラのあるステージ構成や物足りないボス・デザインにもかかわらず、『20XX』は危険な穴や敵で満載のステージを進んでいく感覚を完璧に捉えた、魅力的な横スクロール・アクションとなっている。古いフォーミュラの現代版で郷愁をくすぐるのは必ずしも簡単なことではないが、『20XX』はファンお気に入りフォーミュラの充実したバージョンとなっている。結果はまちまちだが、終わりのない『ロックマン』風アドベンチャーはありがたい。

良い点:
・ゴージャスなビジュアル
・手堅いプラットフォーミング
・タイトな操作性
・ユニークなボス
悪い点:
・物語や冒険がない
・敵の種類が少ない
・一部の不必要な障害

『20XX』は、期待通りの『ロックマン』ゲームプレーを提供してくれる。操作性は洗練されているが、本作に欠けているのは、高いリプレー性だ。だからといって、素通りすべきというわけではない。この終わりなきレトロ・シューターはチェックする価値がある。『ロックマンX』や優れたプラットフォーマーが好きなら尚更だ。

6.5/10 DualShockers

自動生成ステージの質がもっと高ければ、私は『20XX』を諸手を挙げておススメしていただろうが、現状のままでは、飢餓状態の『ロックマン』ファンにしかおススメできない。とはいえ、『ロックマンX アニバーサリー コレクション』が月末に発売され、『ロックマン11』が10月に発売されることを考えると、飢餓状態も長続きしないはずだ。『20XX』は操作性も良く、早期アクセスがリリースされた2014年には通用しただろうが、2018年には少々物足りないのである。

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