13日午後9時ごろ、東京都江戸川区の住宅で、2階の部屋に男性2人、女性3人の計5人の遺体を警察官が発見した。窓が粘着テープで目張りされ、室内には燃えた練炭があったことなどから、警視庁小松川署は集団自殺を図ったとみて調べている。
同署によると、この住宅の住人の男性(37)は10日ごろ、ツイッターで知り合った別の20代女性に「自殺する人が集まった」と連絡しており、警察官は女性が13日に通報したのを受け、確認した。
5人に目立った外傷はなく、いずれも一酸化炭素(CO)中毒で発見時から2日以内に死亡していたとみられる。男性のうち1人は、住人男性の可能性がある。女性は2人が20代、1人が40代とみられ、東京都以外の警察に行方不明届が出ていた人もいるという。
遺体が見つかった部屋には、練炭5個がフライパンや網の上に置かれ、5人は取り囲むような状態だった。
20代女性は13日に「男性が自殺をほのめかしている」と神奈川県警を通じ警視庁に通報。小松川署員が到着した際、玄関が施錠されていたため、大家から合鍵を借り室内に入った。
12日にも、別の人物から同様の通報が警視庁にあり、署員が住宅を訪れたが、施錠されていたため室内は確認しなかったという。(共同)