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【大リーグ】

メジャー球宴、両軍で10発の新記録 延長10回ア勝利 MVPはブレグマン

2018年7月19日 紙面から

◇オールスター戦 ア・リーグ8-6ナ・リーグ

 大リーグは17日、ワシントンで第89回オールスター戦を行い、ア・リーグが8-6でナ・リーグに打ち勝った。アストロズのアレックス・ブレグマン三塁手(24)が延長10回に決勝ソロを放ち、初出場でMVPを獲得した。両軍計10本塁打は、過去に3度あった同6本塁打を47年ぶりに更新する球宴記録で、「両軍の5選手ずつが本塁打」は、レギュラーシーズンを含めてもメジャー史上初だった。ア・リーグは6連勝、直近22戦19勝で通算44勝43敗2分とし、55年ぶりでナ・リーグに勝ち越した。

 「真夏の古典劇」とも称される球宴にふさわしい花火大会だった。既に両軍計7本塁打をマークしていた5-5の延長10回。初出場のブレグマンがコンパクトなスイングで振り抜いた打球は、左中間の自軍ブルペンに飛び込む決勝ソロ。さらに同僚スプリンガーも2者連続アーチを放ち、昨季ワールドシリーズで球団史上初優勝した勢いを、そのまま持ち越した。

 「本塁打は考えていなかった。打球を前に飛ばし、次につなげることしか考えていなかった。ラッキー」。大リーグ公式サイトによれば、ブレグマンは満面の笑みで語った。副賞はシボレーの車2台からスポーツタイプのカマロを選び、「ママにあげなきゃいけないから」。そのママもお立ち台に乱入し、大はしゃぎでハグした。

 慣例により、球宴は前年の各リーグ優勝監督が指揮を執る。ア軍のヒンチ監督は、まな弟子たちの躍動に「あいつらが本当に誇らしいよ」と胸を張った。ブレグマンは大谷と同じ24歳で、エンゼルスはア軍と同じア西地区。これからも、大谷が頂点に立つための大きな壁として立ちはだかる。

 

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