質問にお答えします!


結論から申し上げますと、

アトピーにオススメの入浴剤はありません。


ただし入れるとした場合にビタミンC粉末は無しではないです。



というのも、

まずアトピー体質の肌というのは外部の異物や刺激物に過敏に反応して炎症を起こしたり痒みを発したりするものなので、

肌にとって異物と判断されるものが増えるとそれだけアトピーが反応しやすくなります。


入浴剤というのは例えば血行促進作用の塩類だったり保湿成分や油分、発泡剤や乳化剤、その他の安定剤などが配合されているのが一般的です。

普通肌の場合はこういった成分が微量に入っていたとしても特に肌荒れなどには発展しませんが、

アトピーの場合はそれらの微量成分だけでも肌にとって異物と感じて痒みなどを引き起こす原因になってしまいます。


確かに中には肌荒れを抑える成分や保湿効果の成分など肌にとってプラスに働くかもしれない成分もありますが、

結局のところ原因になる「異物」がはじめから存在しなければアトピーは悪化しません。


つまり入浴剤には何も使わないのが最も肌を荒れさせる心配が少ないということになります。




ただし、地域ごとの「水道水」の質によっては塩素消毒の残留塩素が多く残っていることがあり、

この残留塩素が肌に刺激となりアトピーが悪化してしまうケースがあります。

よってこの場合は残留塩素を取り除くために「ビタミンC」の粉末を適量加えると残留塩素の活性を失活させてくれるため、

肌への刺激が緩和されることがあります。



しかしビタミンCはそれそのものも肌に刺激のある物質のため、残留塩素がほとんどないのに無意味に加えてしまうと逆に肌荒れの原因になることもあります。


オススメなのはAmazonなどで市販の「残留塩素試験紙」などを購入しご家庭の塩素濃度を測ってから、適切なビタミンC濃度を算出して使用することです。

これもよくわからないという場合は、通常の日本の水道水の残留塩素で皮膚に影響を与えることはほぼありませんので、

むやみに入浴剤を使うよりはむしろ何も使わない方が良いということになります。