はじめに
企業努力から急成長を成し遂げ、住宅設備ではPanaHome・TOTOなと並ぶ3本柱にまでなったLIXIL。
今回はトイレにてPanaHome・TOTO・LIXILの3社で悩む私が『なぜLIXILを選択肢から外したのか』LIXILトイレのメリット・デメリットを紹介しながら、その理由をお伝えしていく。
我が家の新築予定~トイレ編~
限られた資金の中でより良い家にすべく、色々な設備に優先順位を決めている。
断熱性能やメンテナンス面は優先順位が高いのに対し、トイレをはじめとした水回り機器は優先順位が低め。
予算オーバーした際には真っ先にコストカットをする部分だろう。
トイレはメリハリをつけて取り入れようと決めている。
来客時や家族の使用頻度が高い1階は性能・デザイン共にこだわる。
一方2階は『あればいい』程度の位置付け。
1階
・ウォシュレット
・便座ヒーター
・清掃のしやすさ
・デザイン
2階
・便座ヒーター
こだわりは一目瞭然。
LIXILでは1階に『プレアスLS』を採用。
2階には『アメージュZ』を採用しようと考えた。
それではメリット・デメリットを踏まえ、両製品の紹介をしていく。
LIXILトイレ全般におけるメリット
まずはじめにLIXILトイレ全般におけるメリットを紹介。
トイレを常に綺麗に保つため本体陶器部分に特殊な素材を練り込み、永年使用しても汚れにくいトイレを実現。
『AQUA CERAMIC(アクアセラミック)』という陶器がLIXIL最大のウリだ。
こちらがAQUA CERAMICの実験画像。
AQUA CERAMICと通常の陶器に汚れ(青い液体)を付着させ水の中に入れる。
すると両製品とも汚れを弾き始めるが、そのスピード差は歴然。
AQUA CERAMICの方が、汚れをしっかり弾く。
このAQUA CERAMICはLIXILトイレ全てに採用されている。
もちろん掃除は必要だが、その頻度を下げてくれる。
では次に各商品を見ていこう。
プレアスLS
メリット
・デザイン性
本体下部が少し窪んでいる。
これにより『浮遊感』が生まれ、重厚感をウリにする他社と差別化を図る。
確かにパット見た感じは浮いているようにも見える。
またこよ窪みにより男性が立って使用する際、より近くに体を寄せることができる。
よって飛び散り防止に役立つのだ。
・タンクレスのような見た目
こちらはタンクレスのようにスッキリ見えるが、実はタンク付きトイレ。
ちなみにこちらはタンク付きトイレの代表的な形↓
背もたれにタンクがある。
一方プレアスLSはタンクが見当たらない↓
本体後ろにうまく隠すことに成功。
・節水機能
大5L・小3.8Lと、エコ節水。
年間で13,800円の節約に繋がる。
・フチレス形状
フチをなくしメンテナンス性を向上。
・リフトアップ
本体と座面の間にできる隙間。
掃除が面倒な部分。
こちらのサイドのボタンを押すと
パカッ!
座面が持ち上がり、掃除が楽になる。
デメリット
・清掃面
そもそも便座と本体が一体型ならリフトアップの必要性すらない。
こちらが一体型のもの↓
メリットである反面、デメリットにも感じた部分。
・デザイン性
タンクレストイレのように見えるが、どこか重たい見た目。
本当のタンクレスと見比べると、やはり劣る部分は感じる。
タンクレス↓
タンク付き↓
・除菌イオン
蓋に貼られたシールをよく見ると除菌の文字が。
こちらは蓋を閉めたとき、本体内の空気を除菌するもの。
脱臭とは異なる。
そもそもトイレの中の空気を除菌する必要があるのか?
ならばTOTOのように除菌水で本体を綺麗に保つ工夫の方が魅力的に感じる。
・ウォシュレット
ウォシュレットノズルの洗浄機能が付いている。
使用後には水で自動洗浄。
ただTOTOのような除菌水で清潔に保つというより、とりあえず水で流すレベル。
衛生面でも不安を感じる。
またウォシュレットノズルは取り外し洗浄・取り替えが可能だが、ウォシュレットノズルを交換せずとも衛生的に保てるTOTOの方が魅力的に感じる。
アメージュZ
こちらはタンク付き手洗い機能トイレ。
ウォシュレット機能を省き、価格を抑えれる仕様。
もちろんウォシュレットを付けることも可能だが、我が家ではあえて省いてコストダウン。
PanaHomeではウォシュレットを省く事はできず、コストダウンもできななった。
価格調整の面ではLIXILは優秀だ。
こちらは浮遊感を無くした重厚感重視のデザイン。
それではメリット・デメリットを見てみよう。
メリット
・手洗い機能
2階には洗面化粧台を設けないことから、手洗いスペースは必須。
価格を抑えトイレ&手洗いを実現。
・フチレス形状&節水
プレアスLSと同じなため省略。
デメリット
・清掃面
こちらもプレアスLSと同様、本体と座面が別なため窪みに汚れが溜まりやすい。
本来であれば座面を取り外しが可能なようだが、営業マンと私がどう頑張っても取り外しが出来なかった。
またリフトアップも無いことから、汚れは覚悟しなくてはならないだろう。
おわりに
様々な面で工夫を凝らしているのは理解できた。
ただ除菌であったりタンク付きをタンクレスに見せる工夫は、どこか空回り感が否めない。
ならば欠点を素直に受け止め、強みをもっと強化し差別化を図ってほしいと感じた。
TOTOに比べれば若干ながら安いのは魅力かもしれない。
しかしトイレに関しては万人受けを狙ったせいか?中途半端に仕上げたように感じる。
ならばPanasonicのようにデザイン性を上げ、価格を徹底的に抑える方が私は好きだ。
Panasonicのトイレ記事はこちら↓
性能面でもデザイン面でもメリハリがしっかりしている。
次は私が採用を決めたTOTOについて書いていこうと思う。
さすが100年の歴史、世界のTOTOと言わんばかりのトイレだ。
勘違いしてほしくないのは、私はTOTOの回し者でも建築関係の仕事をしている訳でもない。
ただマイホームを建てるに向け、自分の感覚で見定めているだけ。
是非とも安心してほしい(^^)