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Microsoft、2桁台の増収増益 Azureは89%増、Surfaceは25%増

» 2018年07月20日 08時28分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは7月19日(現地時間)、2018年第4四半期(2018年4~6月期)の決算を発表した。「Azure」や「Office 365」などの商用クラウド事業が好調で、2桁台の増収増益だった。

 売上高は前年同期比17%増の301億2000万ドル、純利益は10%増の88億7300万ドル(1株当たり1.15ドル)だった。売上高、1株当たりの純利益ともにアナリスト予測(売上高は292億ドル、純利益は1.08ドル)を上回った。

 サティア・ナデラCEOは発表文で、「インテリジェントクラウド&インテリジェントエッジへの初期投資が功を奏した。われわれは今後も差別化された革新で成長の激しい市場でもシェア拡大を続ける」と語った。

 Intelligent Cloud部門が今期も好調で、Azure Computeの売上高が83%増だった。部門全体の売上高は23%増の96億ドルだった。

 ms 1 Intelligent Cloud部門

 OfficeやLinkedIn、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は23%増の96億ドルだった。企業向けOffice 365の売上高が38%増と好調。LinkedInの売上高も37%増と好調だった。コンシューマー向けのOfficeの売上高は8%増。コンシューマー向けOffice 365のMAUは前期より80万人増の3140万人。

 ms 2 Productivity and Business Processes部門

 Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は17%増の108億ドルだった。Surfaceの売上高が25%増と好調。ゲームはサードパーティーからXbox向けの魅力的なタイトルが出たこともあり、39%増。

 ms 3 More Personal Computing部門

 通年の売上高は前年比14%増の1104億ドル、純利益は35%減の165億7100万ドルだった。通年の売上高が1000億ドルを超えたのは初めてだ。純利益の減少には、TCJA(税引き前および雇用法)関連の137億ドルが大きく影響した。こうした影響を除いた非GAAPベースでは純利益は18%増の303億ドル。

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