アラフィフになってからのフランス語学習(完全独学)に『ロゼッタストーン フランス語』を導入して、1年以上経過。
現時点で具体的にどんな効果が出ているか、レッスン内容のポイントと感想をまとめてみる。
ロゼッタストーンを始めた頃の様子はこちら。
もくじ
学習にはずみがついた!
フランス語の勉強を始めたばかりの頃は、以下のような点がつまずきの石となり、ちっとも前に進めなくてもどかしい思いをしていた。
- そもそも単語の読み方がわからない
- 人称や時制による活用変化が多すぎて、辞書を引くのさえ一苦労
- 音声変化(リエゾン、アンシェヌマン等)が激しいので、文字情報と音声が頭の中でつながらない
しかも、フランス語学習にそれほど時間をあてられるわけではないので、前進している実感も見込みも持てず、モチベーションを保つのも難しかった。
ちょうどそんな頃、ロゼッタストーンのダウンロード版がお得価格で出ているのを知って、前から気になっていたソフトだったこともあり、試してみることにしたのだった。
結論から言うと、この選択、大正解だった。
ポイントとして、ロゼッタストーンのレッスンは、
- 綴りと音の対応を繰り返し叩き込まれる(スパルタではない)ので、自然と読み方を覚えられる
- 冠詞、単数・複数、人称といった基礎文法も、画像を見ながら直感的に理解できる
- ライティングのトレーニングもあり
- 自分の発音チェックもできる
と、要するに4技能(聞く・読む・話す・書く)をすべてカバーしている。
おかげで、にっちもさっちもいかなくなっていたフランス語学習にはずみがついて、ようやく勉強らしい勉強ができるようになった。
レッスン内容と量
ロゼッタストーン・フランス語のレッスンは、レベル1~5に分かれていて、それぞれ4ユニットずつ、計20ユニットで構成されている。
さらに、1ユニットの中に、この画像↓に表示されているような各種レッスンがたっぷり。
※すべてのトレーニングをもれなくこなさないと先に進めない、というわけではなく、例えば、自分の苦手なリスニングと読解だけ先に、といったやり方も可能。
文法とライティング
ロゼッタストーンで文法やライティングって、イメージしにくいかもしれないけど、
文法問題では、例えばこんな感じで、選択肢から正しいものを選ぶ。
↓形容詞の意味と、主語との性数一致の問題
,
動詞は、見る・聞くといった基本動詞に始まって、
動詞を人称・時制に合わせて活用させる問題も。
こちらは前置詞の問題。
テーブルの下、テレビの上、帽子の中、といった位置関係を示す前置詞が、かわいい猫の姿とともに記憶に残る。
ライティングは、こんな風に写真が表示されて、聞こえてきた音声をディクテーションする。
※パソコンのキーボードもふつうに使えるので、『ç』とかフランス語の特殊文字だけ、画面に表示されてる仮想キーボードで打つと早い。
シチュエーション別会話トレーニング
会話トレーニングは、例えば、旅行先で買い物をする時のやりとり等。
会話の流れに沿って、お手本の音声の後に、自分で発音してみる。
↓緑囲みの黒い部分に、自分の発音が認識されていることが示される。
ちゃんと発音できると、ポロロロ~ン♪という軽やかな音が鳴り、残念な場合はポンッと短くダメ出しされる。
どこがダメなのかわからない場合は、ボタンをクリックして、ネイティブ発音と自分の発音の波形を比較できるので、カイゼンに励む。
レッスンが進むと、ビジネス場面が出てきて、やりとりの内容もだんだん高度になってくる。
↓この白衣の人たち、「私たちは水でエネルギーを生成するエンジンを設計しようとしています」と言っている。
ゲーム感覚でスキマ時間活用
以上のように、ごく簡単なところから始まって、かなり高度なレベルまでカバーされており、しかも半端ないトレーニング量。
間違いなく、ものすごくお得な学習プログラムと言える。
レッスンは細かい単位に分かれているので、スキマ時間でできるし、ゲーム感覚で楽しめる。
レッスン途中で中断しても、自動で進捗管理されているので、つづきからスムーズに学習再開できる。
ちなみに、ロゼッタストーンをやる時、電話オペレーターのようなヘッドセットを使うケースが多いと思うけど、私は最近、ヘッドセットからこのマイクに替えて、かなり快適になった。
装着感が少ない方が楽だし、音声認識も良好。(amazonで244円!)
仏検に効果あり!
ロゼッタストーンをつづけてきた効果のひとつとして、先日、仏検(実用フランス語技能検定試験)3級に合格した。
参考(仏検の公式サイト):
仏検は1級から5級まであり、3級は基礎の総まとめ的位置づけ。
基本文法全般、記述式問題、リスニングあり。標準学習時間は200時間以上。
もし、ロゼッタストーンに出会わず、フランス語学習の入口でもたついたままだったら、合格どころか、そもそも仏検を受けてみようという気さえ起きなかったと思う。
まずフランス語をたくさん聞いて音に馴れたというのが大きいし、動詞の活用や前置詞も、基本的なところは自然と頭にしみこんでいた。
ライティングのレッスンも、仏検のリスニング書き取り問題にそのまま役立った。
仏検に限らず、フランス語を独学中の人も、大学の第二外国語として仏語を取ったけど今ひとつピンとこないという人も、文法テキストとあわせてロゼッタストーン フランス語をやれば、勉強にはずみがつくのではないだろうか。
まとめ
フランス語って、日本で普通に生活している限り、リアルに会話する機会はほぼ皆無だし、会話スクールに通うのも英語に比べると心理的ハードルがかなり高いと思う。
その点、ロゼッタストーン フランス語なら、4技能(聞く・読む・話す・書く)すべてを思う存分トレーニングできて、フランス語学習の友として最適!
今後も当分、ロゼッタストーンでレッスンをつづけていきたい。
ロゼッタストーンのサイト
フランス語版 ⇒ ロゼッタストーン フランス語
全言語の一覧 ⇒ ロゼッタストーン
※フランス語の他、英語(アメリカ英語とイギリス英語が別にある)、中国語、ドイツ語、あと、レアなところでは、スウェーデン語やヘブライ語まで、全部で24言語あり。いろんな言語を見てるだけでかなり楽しめる。
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