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【社会】国会前集会「政権、国民だました」
公文書改ざんや国会での法案採決の強行など政治腐敗が深刻だとして、安倍政権の退陣を求める集会が19日夜、国会前であった。市民ら約8500人(主催者発表)が「国民をだまし、数の力で居直り、懸念の強い法案を押し通した。西日本豪雨の対応も初動遅れで許せない」と、汗だくになって怒りの声を上げた。 市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催。通常国会の会期末を前に、野党6党派の幹部も登壇した。東京過労死を考える家族の会前代表の中原のり子さん(62)は、「働き方」関連法で取り入れられた高収入の一部専門職を労働時間規制から外す高度プロフェッショナル制度に言及。「この政府は過労死を本気で止めるつもりがない。馬車馬のように働かせ、残業代を払わず、労働者の未来を奪う」と訴えた。 (辻渕智之)
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