どちらも「松本ミゾレ」というライターの原稿。
ムムム、おぬしやるな・・・。

「辞めたくても辞められない」オタクが増えているようだ。
何がポイントかって、筆者も述べている通り、どうして「辞めたくても辞められない」のか、というところが重要だ。

どうして「辞めたく」なるのか?どうして「それでも辞められない」のか?
ここにもオタク文化の「原罪」があるのだろう。

野球やサッカーや、あるいは囲碁や将棋などを趣味に持つ人間は「辞めたくても辞められない」なんてことは決してないだろう。
少なくともそれを悲観することはない。

どうしてオタク趣味だけはこうなのだろう?
それは何度も何度も言っている通り、「主体性のなさ」に尽きる。
みんな、自分の不遇を、なけなしのアイデンティティをオタク文化に仮託して生きてきたからだ。

「オタク文化が俺達を護ってくれる!」といたずらに信じて、気が付けば彼女も友達もいないアラサー・アラフォーになって、「しまった!」と思っているオタクが、少なからずいる。
いや、相当多いと考える。

岡田さんの言う「オタク第三世代」の末路だ。


僕らの世代(オタク第二世代)は、先日も同期のアニ同OB達と会ったが、皆結婚して、上手い感じにアニメやオタク文化と距離を置いている(気が付けば結婚してないの俺だけや!!!)。
理由は簡単だ、アニメにおんぶにだっこでなかったらかだ。
自分のアイデンティティを、他にキチンと持っていたからだ。


しかし「第三世代」の今後は、更におぞましきものとなるのかも知れない。
「俺がこんなに不幸なのはアニメのせいだ!」と、突如アニメ業界に牙を剥くかも知れない。
いや、既にそんな狼藉が増えている気がするが。

しかし言っておくが、今のアニメにはそんな責任を負う体力など残っていない。
待っているのは「共倒れ」だ、そう容易に想像できる。


今も自分に溜まったフラストレーションをアニメにぶつけちまえとTwitterなどで半狂乱で騒いでいる連中には、言っておかねばならない。
いい加減目を覚ませ、アニメはお前にとって、ただの「趣味」だ。
それ以上の意味はない。

アニメには大した意味などないのだ。