過ぎし子育ての日々はほぼ笑い話

放っておきたいのに、放っておけない。憎たらしいのに何よりも大切。他人の子のしぐさはほほ笑ましいのに、わが子はハラハラ。まだまだ子育て真っ最中。その場は怒って泣いてと激しいですが、振り返れば笑い話。心配性なアラフォーシングルマザーが子供たちと格闘する日々をつづった雑記ブログです。あと、趣味のイラストを少々。

子どもへの性教育は防犯にもつながる!奥が深いよ性教育!!

昨日は、子どもの性の教育が気になっているけど、どこから説明したらよいか迷っている保護者向けにおすすめしたい1冊の本について書きました。

昨日の記事はこちら🔻

www.hobowarai.com

 

おかげさまで、はてなブックマークにも載せていただき、ありがとうございます。

昨日に引き続き、子どもへの性教育に関して書きます。

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性教育への関心がより深まってきたのか?

ちょうど昨日のあさイチNHK)でも、性教育についてのテーマが放送されていたそうで、観たかったです😭
ホームページで記事だけ読みました。こちら🔻
【7月18日】どうする?子どもへの“性教育”-あさイチ

それだけ関心の高まってきたテーマなんですね。

ここに出てくる秋田県の学校の取り組みを、全国の学校で実施してくれたらいいのになーと思う方は多いのでは?
たしかに、そのとおり。
でも家庭で教えてあげることにも大きなメリットがあるのです。

やはり一番大きいのは、万が一性被害にあった時、家族に相談できることが重要です。
親と性について話したことがあれば、困ったときに相談しやすいですよね。
※家族からの被害というものもあるので、気分を害された方には申し訳ありません。

その点で、まさに昨日ご紹介した「メグさんの女の子・男の子からだBooK」では、子どもに性の正しい知識を教えてあげることで、性的虐待から守りやすくするといった事が書かれています。

メグさんの女の子・男の子からだBOOK

メグ ヒックリング 築地書館 2003-09-01
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子どもに正しい知識を伝えることで、我慢ではなく、対処してほしい

性に対する知識がないから、自分のされた行為がおかしい事と気づかずに、思春期になって初めて自分は性的暴行を受けたと傷付く女性もいるそうです。

正しい知識を持っているからこそ、「いやだ」「やめてほしい」と反論できたり、被害を受けた時に親や周りの大人に相談することができます。

子どもの防犯 助けを呼ぶ女の子のイラスト



性的虐待の加害者の気持ちは理解できませんが、この本の作者であるメグさんの調べによると、加害者の多くは子どもが嫌がらなかったから行為を続けたというそうです。

私が、日頃から子どもに防犯について話すとき、
「知らない人についていかない、車に乗らない、大きな声を出す、手を出されそうになったらランドセルを捨てて全力疾走で逃げるんだよ」
と話してきました。
防犯標語の「いかのおすし」ですね。

でも万が一、抱きかかえられて連れていかれそうになった時は、殺されるよりはと、おとなしくした方がよいのか?それとも大声をだして暴れた方がよいのか・・・判断に迷った時があります。

でもこの考えについても作者のメグさんは
「加害者の多くは、子どもが抵抗したり、大声をだせば、その場から逃げていたと話す」
と書いており、さらに
「抵抗した子どもの方が、抵抗しなかった子供より虐待の程度が少なく済み、虐待の頻度も少なくなった」
とまで書かれています。
一刀両断でした。

今は自分の子どもにも、万が一捕まったら大声を出して暴れるように伝えています。

本にはもっと具体的に書かれていますが、簡単にお伝えすると以上です。
ここまで踏まえて、家庭で子どもに性の教育をしてみたい方への始めの1冊としてこちらの本をおすすめします。

子供向けに書かれた性教育の絵本で イチオシ!
「おちんちんのえほん」

もう1冊紹介させていただきます。
こちらは絵もふんわりと可愛らしく、子供向けに書かれています。

作者は山本直英さんで、性や体にかんする絵本を多数出されています。
イラストは佐藤真紀子さんで、この方も多数の絵本の挿絵を描いていて、とてもやわらかいタッチのイラストです。。

あらまし
  • 男の子と女の子の体の違い
  • 自分だけの大切は場所であるプライベートゾーン(水着で隠れる場所を指します)は自分で洗おうね・・・と洗い方
  • 汚してしまった下着も自分で洗おうね
  • プライベートゾーンを触れたり、嫌なことをされたら、大きな声で助けを呼ぼうね
  • 妊娠までの道のりと、出産
  • 命の誕生の喜び
    これらが、何とも言えないやわらかいイラストで、優しく書かれています。
感想

一言でいうと「なんて優しい気持ちになる絵本なんだろう」と感じます。
いやらしいところは私は感じません。

他にも、この本のいいな~と思うところは、いろんな人物が描かれています。
外国の子どもや、体に障害をもつ子ども。
女の子っぽい男の子や、その逆も。

おちんちんの洗い方は私も勉強になりますね。
母と息子の母子家庭にはありがたい。
絵本で見せてあげると、子どもも信じるので『自分で洗ってみるか』と思うようです😄

タイトルは「おちんちんのえほん」ですが、女の子の体についてもよく描かれています。

子供向けに書かれた性に関する絵本は、図書館で何冊か借りてみましたが、一番あたたかい気持ちになって、子ども達も気に入っているので購入しました。
生命の誕生を優しい気持ちで描き表わし、最後は子ども達への、作者からの期待で終わっています。
イチオシです!

おちんちんのえほん (からだとこころのえほん)

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最後に

私は、子どもの性の教育が子ども本人の防犯につながる事や、子どもが自分の体を大切にし、望まない妊娠・中絶や、児童買春など、悲しい事件につながるとまでは当初思っていませんでした。

ただ、自分が親から何も教わってこなかった事や、この件をスルーしようとしているのが嫌な思い出として残っていたので、性に対する歪んだイメージを日々の生活の中で知ってしまう前に、少し入れておいてあげたいな・・・と思う程度です。

でも、結果として、自分の生まれてきた過程を知り、自分の体を大切にすることで、被害を相談できる、助けを求めることができる、子ども自身が身を守るための護身術の1つになりえるという事を知りました。

うーん、本当に奥が深い

子どもの性被害について、警視庁のホームページがデータを出していましたので、リンクを貼ります。こちら🔻

性の危険から子どもを守るためには? 警視庁


よく見ると、さまざまなデータが出てきて参考になるのですが、サイト自体が少しわかりにくい構造に思うのは私だけでしょうか💦💦
 
ここで注目するのは中高生の性に関する知識をどこで得ているか?といった質問の結果で、家族が10%をきっています。
10人に1人程度しか、親から知識を受け取っていないというのは、いかに今までタブーとしてきたか驚きです。


「お金の話」も「性の話」も、生活の中で切り離すものではありません。
遠ざけて社会に出すよりも、より身近な事として親子で学び、将来に役立てていきたいです。

本日も読んでくださり、ありがとうございました。

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