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福井

コウノトリ3羽、白山で生育順調 県、検討会で報告

 県は十七日、越前市白山地区で飼育する国の特別天然記念物コウノトリの繁殖検討会を開き、五月に誕生した幼鳥三羽が順調に育っていることなどを報告した。今後の専門家会議で放鳥時期や場所などを決める。

 幼鳥は雌二羽と雄一羽。初めて、県が飼育する親鳥のペアが産んだ有精卵からふ化した。三羽は現在、体重四キロ前後で、最も早くふ化した雌は活発に飛ぶ練習をしていることなどが報告された。今年は親鳥ペアの繁殖期の前に、飼育するケージ内に高さ一メートルのやぐら巣台を設置し、より生態に近づけたことなども説明した。

 繁殖検討会は同市白山公民館(都辺町)で開かれ、県や市の関係者をはじめ、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園の船越稔主任飼育員ら九人が出席した。県は二十二日まで、幼鳥三羽の愛称を募集している。(問)県自然環境課=0776(20)0306 

 (玉田能成)

 

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